「特許出願」を考える ~役立つ特許出願のヒントに~

【「特許出願」を考える】 ~特許請求の範囲の『など、等』~ vol.015

◇◆◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ vol.015━2009.4.30━
 「特許出願」を考える 〜役立つ特許出願のヒントをわかりやすく 101部
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 それでは、本題に入ります。

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 ■特許請求の範囲に使用される『など、等』
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 他人の特許公開公報を仕事で読むことが多いのですが、
 特許請求の範囲に『など、等』が入っていると、どうしても気になります。


 『天井、壁などに表示して・・・』

 『文字、記号などを用い・・・』




 自分が作る『特許請求の範囲』に『など、等』を使いますか?

 他人の『特許請求の範囲』をチェックするときに、指摘しないですか?




 ちなみに、今月(09年4月)の公開公報では、
 特許請求の範囲に『など』を含む出願は、1%強ほどありました。

 漢字の『等』を使っている出願は、『等価』など熟語で使用されるので
 検索ができないで調べていませんので、実際にはもう少しあるのでしょう。



 ■『など、等』を使うパターン
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 『など、等』を使うパターンは、2つあります。


 『AやBなどのXが…』のように、例示に使うパターン。

 『AやBなどが…』のように、曖昧に特定するパターン。


 いずれの場合も、

 『AやB以外を含んだものを特定したい』のだと思います。



 『など、等』を使う訳としては、

 ・ちょっとでも権利範囲を広げたい。
 ・例示をしておけば、限定しやすい。

 という理由があるのではないでしょうか。



 ■『など、等』を使うと不明確
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 特許請求の範囲は、内容を明確にする必要があります。

 しかし、『など、等』を使うと、直接記載されていない『AやB以外』が
 どこまで含むのか不明確になりがちです。


 例示パターンの場合、『X』が明確な表現になっていれば、
 全体としては明確になると思います。

 しかし、Xと、例示に記載するAやBとの関係で矛盾する場合には
 不明確になってしまいます。



 したがって、あまり使わない方が良いと思います。

 私の場合、指示されたとき等を除いて、使うことはありません。




 ■特許請求の範囲の『など、等』を使わない方法
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 『など、等』を使わないようにするには、『など、等』によって特定する内容を
 全体が含むように正確に表現すればよいのです。


 『例示パターン』であれば、
 『X』を正確に表現し、AやBを明細書の中だけに記載します。

 『曖昧に特定するパターン』であれば、
 それらを包含する表現を考え、『AやBなど』の代わりに記載します。



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 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


 半年ぶりの発行になってしまいました。

 この先、不定期の発行になるかもしれませんが、しばらく継続したいと思います。
 よろしくお願いします。



 役に立っているのかどうか分かりませんが、
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 発行者:弁理士 上中健司
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