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イラクの労働者階級の現実

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「イラク平和テレビ局 メールマガジン」vol.592                 2019.2. 9
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ビスの一環としてお送りしています。##
※イラク平和テレビ局メールマガジンvol.592をお届けします。
目次------------------------------------------------------------------------
【1】2019年2月9日配信:イラクの労働者階級の現実
【2】翻訳資料:イラク労働者共産党第34回中央委員会総会 2019年1月27日
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【1】2019年2月9日配信:イラクの労働者階級の現実
★イラクは石油産業をはじめとしとした鉱工業がさかんな国であり、労働者の数が多いです。
しかし2003年の米軍によるイラク占領以来、労働者階級は大量失業と無権利状態に苦しんできました。
2018年11月、サナテレビは市民に労働者の状態についてインタビューを試みました。

☆インタビューの最初に登場するイラク市民は、イラクの労働者階級の現状を語ります。
イラクは石油産業を始め、様々な工業が発展してきた国です。
そしてイラクの近代産業を支えてきたのは労働者階級であり、その数も多いのです。
しかしこの市民は、イラクの支配者、政治家たちの考え方は「支配者の思想とは、支配者の利益を獲得
すること」だと指摘します。
イラクの労働者階級は「貧しいまま」なのです。

◆労働者階級こそが生産力の主体であり「イラクと市民の利益となることを求めている」のです。
当然、社会の中に大きな影響力を持っているべきです。ところが、特にイラクでは全く影響力がありません。

◇それはなぜでしょうか?その現状を2人目に登場する市民は「労働者階級は賃金が低くて生計をどう
やりくりするかに頭がいっぱいです」と説明します。
イラクは石油の生産を始めとして国としてのレベルでみると経済力は決して低いとは言えません。
しかし非常に高い失業率と不安定雇用、低賃金という状況の中で、毎日の生活を送ることに精一杯と
なっているというのです。
こういう所は、日本の労働者でもよく似た面があると感じられます。

●こんな状況をいいことに、2003年の米軍による占領以来のイラクの歴代の政府は「政府の政策に
よって」労働者を取り残してきました。
イラク政府は労働者階級と市民の利益にかなうことは何もせずに「ひたすら悲劇と苦痛と阻害を与えて
きた」と市民は厳しく批判します。

◎イラクの労働者は無権利状態に置かれ、社会的な発言力もありません。それはグローバル資本と結託
したイラクの歴代政府が労働者の賃金や労働条件を切り縮めてきたからです。

★しかしこのままの状態にとどまっているだけには行きません。このインタビューの中でも市民は「労
働者階級は民衆の声であり社会と他の階級との懸け橋であり続けています。
労働者階級には、闘い、受け継ぎ、自分の考えと展望を持ってきた歴史があります」と主張しています。
サナテレビは、労働組合を作り、イラクの労働者の権利を獲得し社会的地位を高めようと訴えているのです。

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【2】翻訳資料:イラク労働者共産党第34回中央委員会総会 2019年1月27日

http://www.wpiraq.net/news-detial.aspx?id=18511&LinkID=1

 イラク労働者共産党中央委員会は第34回総会を1月25日と26日に開催し、党委員会の広い分野
の党幹部や、イラクの中部、南部の都市の様々な分野や外国の組織から参加した。
クルディスタン労働者共産党の政治局からも代表が出席した。
総会規定の投票後、国歌で開会し、社会主義のために身を捧げた故ジャバール・ムスタファ(ジャラール・
モハンメド)とその他の同志を追悼して1分間黙祷した。それから参加者は総会の以下の議題について投票した。

1-中央委員会書記長報告
2-イラクの政治情勢とイラク労働者共産党の政策
3-大規模抗議行動に向けた党の政策
4-第6回党大会
5-決議
6-中央委員会書記長、副書記長及び政治局の選出

 中央委員会総会はイラク労働者共産党中央委員会書記のサミール・アディルの開会発言で始まり、
そこで彼は中央委員とゲストを歓迎し、演説の中で、拡大中央委員会の開催は大きく危険な変化が
中東地域で起こっていて、特にイラクでは、アメリカ合衆国とイラン・イスラム共和国の政権との
間の対立と代理戦争が激化し、ブルジョアジーが国家の建設と権力の両翼の間の闘争をやり遂げるの
に失敗し、労働者階級が政治や組織化のレベルで衰退している、そんな激化した雰囲気の状態である、と発言した。
彼は演説の中で、労働者階級の力は労働者階級の政党の能力がいかにあるのかに大きくかかって
いると指摘した。
イラク労働者共産党は社会の中で知的で政治的な対話の中で強化されなければならないし、また、
入党した若いマルクス主義者の幹部層の準備をしなければならないと述べた。
「我々の党は様々な分野に広がっているにもかかわらず、過去の期間、党員の増加は非常に少ないし、
労働者共産党の出版物に対する要求は高まり、大衆運動の成果と活動家の党への支持は高まって
いるのに、我々は運動と党の水準がいまだにはるかに及んでいない」「もっともっと大きな努力
が必要である」と彼は言った。

 中央委員会書記長報告の中で、中央委員会総会に提出された文章報告をふまえて、参加者は党の
活動と活動分野とその強い点と弱点の全般的な面を詳細に討議した。総会はこの項目に特別の注意を払った。
それと同時に、総会参加者は党の政治的組織的状況で作り出された前進を強調し、また、矛盾と対立
に満ちた複雑な政治情勢の中で党に課せられる重い任務を拡大するように党の活動を進めていく必要性を強調した。

 「大衆抗議行動と政治的均衡と権力闘争」という題名でサミール・アディルから提出された文書を
ふまえたイラクの政治情勢について、彼は政治危機は政治権力についての闘争の結果であり、ブル
ジョアジーとそのすべての政治的代表者たちはどの政党の権力問題も解決することができず、その一方
で大衆が選挙をボイコットし、9月7日にバスラで頂点に達した巨大な抗議行動によって政治の舞台に
参入した、と指摘した。
ブルジョア権力は大衆の正当な要求に応えることはできず、同時に自らの危機を解決することができず、
政治権力割当制の古い形態を続けている。彼はイラク労働者共産党の代案である評議会政府が、「テクノ
クラート政府」や「合意政府」や「緊急政府」によるブルジョアジーの代案に代わって示されなければならないと語った。

その後で、ナディア・マフマウドが「大衆の抗議行動に対する党の政策は、同じ見出しで総会の決議提案に
照らしてあるもので、それは大衆の抗議行動が勃発して今に至るまで様々な形態で続いている理由について
触れていて、そして、この運動の展望と困難点と問題点について語ったのであり、問題は社会サービスの
提供や失業の根絶や汚職の廃絶という民衆の正当な要求のすべてを勝ち取るまで発展を妨げているのである」と主張した。
彼女はまた、党がこの抗議運動の範囲をブルジョア潮流の範囲と分離しようとしていて、共通の政治的展望
で活動家や指導者を武装させ、隊列の協調を作り上げ、様々な闘争の形態で彼らを武装させる努力をしてい
ることを発言した。
広範囲な討議の後、文書の全体の枠組みが承認され、最終決定は政治局に移された。

イラク労働者共産党の第6回大会の段落で、カマール・アハメドが大会の延期に至った理由を討議した。
彼は第33回中央委員会総会がその約束を承認したが組織レベルでの党の発展と様々な分野で党が疲弊している
ので1年以内の開催を考えることが必要となっている。
彼は党の生命の政治的組織的転換点になるであろう大会を開催するために、政治的、現実的準備に一定の時間が
必要であると強調した。
中央委員会出席者はこの議題について発言し、1年以内の党大会開催のためのあらゆる準備をすることに全会一致
で賛成投票をした。

 選挙ではサミール・アディルを中央委員会書記長に、ナディア・マフマウドを副書記長に選出することに
全会一致で賛成した。
総会は政治局員についてサマーン・カリームとファリド・アデルとカリール・イブラヒムとファリス・マフマウド
を政治局員に全会一致で選出した。

 サミール・アディルは中央委員会の総会の結語で、クルディスタン労働者共産党指導部の代表団とイラク
労働者共産党の幹部のすべてのゲストに中央委員会総会に出席して生き生きとした討議に参加し党の政策の
承認に貢献したことに感謝の言葉を述べた。
彼はまた最初の発言で、イラクは大きな変革を遂げるところであると強調した。そしてイラク労働者共産党が
この課題に立ち向かい、確固とした労働者共産主義の伝統を持つ党を建設する活動を行えるようにしなければ
ならないし、この中央委員会総会があらゆるレベルでの党の活動の転換点になると確信していると強調した。
中央委員会総会はインターナショナルを歌って終了した。

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