イラク平和テレビinJapan情報メールマガジン

イラク平和テレビ局メールマガジンvol.122

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イラク平和テレビ局in Japan インターネット登録者向け
「イラク平和テレビ局 メールマガジン」 vol.122
2010. 2.13
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##このメールマガジンは、イラク平和テレビ局in Japanのインターネット登録者の
皆様への情報サービスの一環としてお送りしています。##
※イラク平和テレビ局メールマガジンvol.121をお届けします。
目次------------------------------------------------------------------------
【1】2月13日配信:青年の詩―イラクをうたう
【2】翻訳:オランダ政府・独立調査委員会報告書(ダービッズ・レポート)
   2010年1月12日
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【1】2月13日配信:青年の詩―イラクをうたう
 ★2009年8月、サナテレビは青年と学生の番組として、詩の朗読と歌の集いを
  放映しました。イラクの伝統楽器、ウードの音色の中で詩の朗読と歌が披露され
  ていきます。若い男女の詩人たちが、占領下のイラクの人々のようすや怒りや願
  いを表現しました。

 ☆この集いの司会者も詩人のアリさんです。
 ◆アリさんがまず自作の詩を朗読します。
 「何でも売り飛ばす時代になっていることを、人々が自覚しているか、私は心配し
  ていた
   やつらはイラクを売り飛ばした政治家だ
  大地の草はまだ売っていないのに、やつらはバグダッドを売り飛ばしている…」

 ◇アリさんへの返歌の形で、ファエク・アル・カテ・アル・ハッサンさんが自作の
  詩を朗読します。
 「私は何もかも失った後の新しい世界を夢見る
  傷口からまだ血が流れているが、私は強い。私の心も強い 
  この詩の文字を書いて、私は立ち上がり、築き上げる 
  私のことを好み、愛してくれる人たちのために幸福な未来を築き上げる…」

 ●これにまたアリさんが詩を返した後に、モハマド・ファラーさんです。
 「…昨日、お前たちは『イラクを解放するために来た。』と言った
  かつては殺されるのが常だった
  かつては個人が殺された。今はお前たちが皆殺しにする
  昨日、母の心臓が痛んだ。息子を連れ去られたのだ
  どんなにたくさんの母親の心臓が痛んでいることか
  もうたくさんだ。口約束なんかやめてくれ
  口約束をやめたら真実がわかるだろう」
 ◎女性のサバー・アル・ゴボリさんは占領下のイラクで命を失った兄弟を悼んだ詩
  を朗読します。
 「シャヒード・フセイン、ひつぎは行ってしまった。人々はどこにいるのでしょうか
  あなたの行く道に私を置いてください。その道で抱きしめてください。
  …
  シャヒード・フセイン、あなたの血は花をぬらしました。そのにおいのする花を決
  して私は切り取らない
  私の心は兄弟のことを痛み続けます。ずっと変わらずに。
  …
  チグリス・ユーフラテス川は私の涙を見て、夜に目を覚ます」
 肉親を失った女性の悲しみが深く心を打ちます。

 ★そしてアリ・アル・ラミーさんがイラクの伝統楽器ウードを弾きながらうたいます。

 ☆この集いの詩人たちは、「アメリカ占領軍」とか「マリキ政権」という言葉が直接
  には出てこないのに、イラク占領を強烈に批判しています。

 ◆イラクにはこのような深い文化の伝統と新たな創造があるのです。詩を作り、うた
  うこと自身が闘いであり、人間らしい社会を作る営みなのだ、と感じさせてくれま
  す。

 ◇アラビア語から日本語への翻訳ですので、原詩の雰囲気を全て伝えることはできて
  いないでしょうが、それでも文化の力のすばらしさを感じます。アメリカ占領軍は
  文化の力でもイラク民衆にすでに負けているのだ、と感じます。

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【2】翻訳:オランダ政府・独立調査委員会報告書(ダービッズ・レポート)
   2010年1月12日
★オランダ政府がイラク戦争へのオランダ政府の関与についての独立調査委員会を任命
し、1月12日に公表されました。この報告書はアメリカ、イギリスによる対イラク国
際法違反であったことを明確に認めています。そしてオランダ政府が対イラク占領を支
持したことも、圧倒的な反戦世論に反していたことも認めました。

☆この報告書はオランダをはじめとした世界の反戦運動が勝ち取った成果です。国際法
にも違反する侵略戦争と占領を行ったブッシュ、ブレア、日本の小泉元首相たちは国際
法によっても裁かれるべきです。

◆今回はこの報告書の結論部分の抜粋です。

7.当初、オランダは米国・英国の立場と同一歩調を取り、その結果イラク侵攻に至る
こととなった。しかしながら、オランダは米国によって主張された体制変革戦略には国
際法の根拠がないという見解を有していた。従ってオランダの政策は、イラクが保有し
ていると推測されていた大量破壊兵器(WMD)の中和化とその後の国連安全保障理事
会決議の遵守に向けられ続けた。しかしながら、米国・英国の行動の結果が体制変革を
もたらすだろうことは不可避であった。オランダ政府は、オランダ政府の政策と一致し
ない目的を持つ戦争に政治的支持を貸し与えたのである。従って、オランダの立場はあ
る程度不誠実なものであったと言うことができる。

(訳注:オランダ政府がイラクのフセイン政権打倒を支持するという間違った行動をし
たことを認めた。)


18.1990年代に国連安全保障理事会で採択した対イラク決議は2003年に米国
と英国が軍事侵攻する際の権限付与を行ってはいなかった。一定の曖昧な表現は存在す
るが、国連安全保障理事会第1441号決議の文言は(オランダ政府が行ったように)
イラクに安全保障理事会決議に従うことを強制するために安全保障理事会の委任を受け
ることなく軍事力を行使することを個別の安全保障理事国に認めるものであると合理的
に解釈することはできない。

(訳注:1990年代と対イラク開戦直前の国連決議によっては対イラク軍事行動は正
当化できないことを認めた。)


20.オランダ政府が第2の決議は「政治的には望ましいが、法律的には絶対に必要な
ものではない」と何度も繰り返した見解を擁護することは容易ではない。国連安全保障
理事会第1441号決議の文言と範囲はそのような第2の決議として解釈することはで
きない。従って、その軍事行動は国際法の下では何らの有効な権限付与も受けていなか
ったのである。

 (訳注:対イラク戦争は国際法違反であったと明言した。)


4.対イラク戦争に軍事的には参加しないというオランダ政府の決定は当時の世論調査
に反映されたオランダ国民の大多数の意見と一致していた。国連安全保障理事会によっ
て命じられていなかったという事実があるにもかかわらず対イラク戦争に政治的支持を
表明するという決定は、世論調査に反映したオランダの世論の多数意見とは一致してい
なかった。

(訳注:オランダの世論は対イラク戦争反対が圧倒的であり、オランダ政府はこれに反
していたことを認めた。反戦世論がここまで力関係を押し上げた。)

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