季節を感じる言葉-日本人の情緒と歴史的背景-

ダミ声は鮭の口から節季市

これはアメ横の風景ですね

毎年年末になると塩鮭が店頭に並びます

それを声の枯れたお兄さんたちが「さぁ安いよ、安いよ!」
と連呼して売ります。

昔は真っ赤に染めた蛸も売っていたのですが
染色が問題になってから蛸はだいぶ減ってしまいました

この句、最初は ダミ声は鮭の口から年用意 と言う事で出句したのです

年用意にも「買い物をする」と言う意味はありますからね。

自信作でした。そして案の定、一人が特選で選んでくれました

ところが先生からクレームが出たのです

「年用意」では意味が違ってきますよ。これはどこかの市場で買い物をしてるんじゃないですか?」

特選で選んでくれた方は「年用意にも『買い物』の意味があります」と援護してくれたのですが

「年用意は正月の準備で行うすべての事を指すんです。これは市場の様子だから節季市にしないと」

なるほど。

しかし節季市なんて言葉知らなかったからなぁ

俳句は語彙が豊富でないとなかなか難しい と思い知らされました。

年末の市場の様子 と言う言葉からそれにふさわしい単語を引く なんてことは
PCでも持ち歩いてないと出来ませんものね


ダミ声は鮭の口から節季市

季語は「節季市」 年末の季題です。

季節を感じる言葉-日本人の情緒と歴史的背景-

発行周期: 毎週木曜日 最新号:  2018/12/13 部数:  319部

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