季節を感じる言葉-日本人の情緒と歴史的背景-

銀杏散る肩車の子手を広げ

これも俳句会で出逢った句です。

吟行場所は表参道。

そこの解説文によると、銀杏と言うのは古代から世界中に繁栄した植物だそうです。
ところが恐竜の絶滅と同時にほぼ全滅してしまった。

世界では東アジアでだけ生き残り、日本の銀杏は中国から持ってきたものだそうです。
したがって現在では世界的には珍しい植物だそうです。

東京都のマークにもなっています。

さて掲題の句。先生の講評を記しましょう

ぱっと読んで可愛らしさを感じますね。

写真で言えばうまくシャッターチャンスを捉えた。

それをちゃんと言葉で写生できたところがこの句の上手な処です。

若いお父さんだと言う事も見えてきます。

この句に「父若き」なんて言葉を入れてはいけません。

それでは説明になってしまう。

そういわなくても「肩車」で若いお父さんを連想させるところが俳句の上手下手を分けるのです

それに気取った言葉を何処にも使っていませんよね。

俳句とは平常の言葉で如何に写生するか、読む人に伝えるかが大事です。

と言う事でした。



銀杏散る肩車の子手を広げ


季語は「いてふちる」 晩秋の季題です

季節を感じる言葉-日本人の情緒と歴史的背景-

発行周期: 毎週木曜日 最新号:  2019/03/14 部数:  319部

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