季節を感じる言葉-日本人の情緒と歴史的背景-

湯治場へ新米五升携えて

先日の句会で私が採った句です。

その句会では一人5句づつ戴きます。

 五升と言うのが具体的で良いかなと。

 湯治場へそんな長期間行くのですから、もう仕事からは引退しているのでしょう。

そんなに長期だったら俳句で作らないと退屈してしまいますね。

そしてどこが悪いにせよ、そんなに深刻な病気ではなさそうです。

もしかして定年退職して仕事の垢を全部落とすつもりで夫婦で行ったのかも。

 互選が終わり、作者に聞いてみたところ、お母さんと一緒だったそうです。

それでこれだけの量。

 本人が定年退職しての親孝行初めだったようです。

ところがこの句には大きな欠点がありました。

お気づきでしょうか?

 先生が指摘したのは「携えてでは重さが出ない」と言う事でした。

 確かに、簡単に運んでいるような印象を読者に与えてしまいます

先生はそれ以上は言いませんでしたが、どういえば良かったのでしょう
「運び込み」では業者のような感じがしますし。

 新米の五升と共に湯治場へ

 こんなところでしょうか。



 湯治場へ新米五升携えて



季語は「新米」 秋の季題です

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発行周期:  毎週木曜日 最新号:  2019/03/14 部数:  319部

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