季節を感じる言葉-日本人の情緒と歴史的背景-

騎馬戦の地から沸く声 学舎炎ゆ

 マンションでランチパーティーをやっていた時の事でした。5階のベランダから中学の校庭が見渡せ、
  どうやら運動会が開催されているようです。「運動会は春の季題だったな」と思いつつ、
  友人との会話に戻ると暫くして、下の方でキャーキャー騒いでいた声が
  「ウォー!」と云う地鳴りのような響きに変わりました。「何だ?」と校庭を見下ろすと
  騎馬戦が始まっており、まさに両軍が敵めがけて突進しているところでした。
  「お、これは句になる・・・」。 自宅に戻って推敲に移りました。「騎馬戦」を調べてみましたが、
  運動会の傍題にはなっていないようです。確かに騎馬戦だけでは戦国時代のことかも知れません。
  では運動会を使うか?しかし運動会と騎馬戦と二つ入れると説明になってしまいそう。
  では「運動会」を外して如何に運動会と理解させるか。学校?紅白?子供?選んだ言葉が「学舎」です。
  では季題をどうする。熱戦が伝わるもの・・・「炎ゆ」だ!
  
  騎馬戦の地から沸く声学舎炎ゆ
  
  季題は「炎ゆ」。夏季です

季節を感じる言葉-日本人の情緒と歴史的背景-

発行周期: 毎週木曜日 最新号:  2018/12/13 部数:  319部

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