環境ベテランズファーム 会員ニュース

会員ニュース 2018年11月1日号

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環境ベテランズファーム EVF会員ニュース
#141-1 2018年11月1日号
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今月の目次
1.環闘言 
2.11月20日 EVF拡大セミナー (講師:川上 和人氏) のご案内
3.今月のコラム

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1.環闘言: ザンビアと超小型原子炉考
理事 立花賢一  
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異常気象と貧富の差の拡大がもたらす人類の不幸について、人力発電自転車を届けているザンビアのケースで考えてみる。
ザンビアが発電量の98%を水力発電に依存していることには問題が多い。 ここ数年、少ない降水量のためにダムの水位が低下し、十分な稼働率が得られないことによ
る電力不足が発生している。加えてエルニーニョの影響による大旱魃が追いうちをかけ電力供給に問題が生じている。今後世界的な気候の変化によってさらに悪化するも
のと見込まれている。 
輸出全体の 78%を占める鉱業セクター はザンビアの電力消費量の約 7 割にも及ぶ。
電力は鉱業セクターに優先的に供給されるので民間には十分に行き渡らない。
乾季には、首都ルサカですら常に停電状態にあると聞いている。
ザンビアのような貧しい国の人々にも安価で安全なエネルギーはないだろうか。
将来必要とされるエネルギーは、まず安全であることを大前提に、安定して供給され、経済的で、環境にやさしいことが必要な要件である。この条件を満たしているの
が、超小型安全原子炉であると考えるのだが。
この原子炉を発案した服部禎男氏著の「遺言」から抜粋すると「大型原子炉の部品数は1万個に対し、1万kw発電の超小型安全原子炉は、たったの50個の部品で構
成され、動く装置がほとんどないため、故障はほぼなくなり、全自動で運転員も必要ない。また、炉心の直径90cm、高さ約4mの原子炉と付属設備に要する敷地面
積は200坪で、設備費は10億円程度である。さらに燃料交換装置も送電線も不要になるため、発電コストも10分の1で済むので、超小型原子炉を分散配置すれ
ば、安定した電力を供給することができる」とのことである。構想から60年しても具体化していないが、小型原子炉は国内外で注目され現実化する兆しが見えてきた。
例えば今年3月には、フランス電力公社の幹部が小型原子炉の開発の検討が必要と発言した。フランス原子力学会も「小型原子炉は主要送電網から隔絶された国、地
域、島での電力供給だけでなく、都市部の暖房システムや海水の淡水化にも活用できる」と前向きな姿勢を示している。また、ビル・ゲイツ氏がオーナーの「テラパ
ワー」は、小型・低コスト・高い安全性が特徴の新型原子炉の開発に取り組んでいる。当該社は習近平の働きかけにより、昨年11月、東芝とではなく、中国の原子力発
電大手との合弁企業を設立した。5年以内に、新型原子炉の実用化を目指すとしている。日本でも、ようやく経済産業省が2019年度予算の概算要求に、従来の原発よ
り冷却が容易とされる小型炉の研究に10億円を盛り込んだ。
世界中には1万kw以下で十分電力が足りる非常に多くの人たちが分散して生活している。近い未来、超小型原子炉は資源と環境などに恵まれていない人々の生活を潤す
ようになる。
 
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2. 11月20日 EVF拡大セミナー (講師:川上 和人氏) のご案内   
  理事/事務局長 山田和彦 (セミナー担当)
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演 題 :「第三の危機」vs鳥類学者,あるいは(外来生物の功罪)
講  師 : 川上和人様  森林総合研究所主任研究員 
日 時 : 日 時 : 2018年11月20日(火) 18:30~20:30 
場 所 : 品川区立総合区民会館「きゅりあん」大会議室(6階)
〒140-0011 東京都品川区東大井5-18-1、Tel 03-5479-4100 
参加費 :個人賛助会員・ネット会員 1,000円、一般 1,500円(当日受付でお支払いください)
定員   :100名(定員になり次第、締め切らせていただきます)
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NHKスペシャル「秘島探検『南硫黄島』」にも登場したベストセラー鳥類学者、川上和人氏登場![島にたどり着いた生き物が、環境に応じて進化していく状
態を探る科学者チームに、鳥類学者として参加]
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セミナーに参加される皆様へ。
11月20日のセミナーは18:30より品川区立総合区民会館「きゅりあん」大会議室(6階)で開催されます。
お申し込みは下記のURLをクリックして必要事項を記入し送信をお願いします。
なお、従来と違い同セミナーでは懇親会はありません。恐れ入りますが、懇親会参加可否については「不参加」をクリック願います。
セミナーの申込み : http://www.evfjp.org/postmail_semina/
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(セミナーの概要)
日本政府が策定している生物多様性国家戦略では,生物多様性を脅かす「第三の危機」として外来生物を位置づけている.特に,世界自然遺産地域である小笠原諸島に
は,ヤギやネコ,ネズミなど多くの外来生物が侵入し問題となっており,対策事業の先進地となっている.
 無人島に移入されたノヤギ

しかし,事業を進めることで,外来種を駆除すれば解決という単純なものではないことがわかってきた.今回の講演では,小笠原の鳥類をモデルとして,外来生物対
策の最前線を紹介する.
 ヤギ駆除地に繁殖するカツオドリ
 小笠原の固有種メグロ

(講師略歴)
森林総合研究所主任研究員.
小笠原諸島を中心に,鳥類の生態,保全管理に関する研究に従事している.
著書:「そもそも島に進化あり」(技術評論社),「鳥類学者だからって,鳥が好きだと思うなよ.」(新潮社),「トリノトリビア」(西東社)など.

 

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3.今月のコラム 「EVFに期待される今後の取り組み」
(ネット会員 湯川智夫)
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EVFのNET会員になってから一年強しか経っておらず、まだまだ勉強中の身ですが、
ご指名により一言所感を申し述べさせて頂きます。
一言で環境問題と言っても、地球環境問題、地球温暖化と温室効果ガスの削減、エネルギー基本戦略と省エネ問題、原子力発電所の廃炉に係わる安全確保の問題、電気自
動車の開発・普及等々、極めて間口が広く、またそれらを理解するには相当な専門知識も 必要です。EVFセミナーは幅広く環境問題を学ぼうと言う事でスタートした
と承知していますが、 既に120回以上開催されております。この成功の背景にはセミナーの講師の方々がこれ以上の適任者がいないと言う程一流の講師陣だったから
と考えられます。その意味で講師陣への依頼・折衝に当たられたEVF幹部の方々のご苦労に対し改めて感謝の意を表する次第です。
もう一方の柱である「見学会」も非常に充実した内容となっており、個人では到底見学出来ないような90ヶ所以上の事業所の見学会が実施されています。
本年2月28日のEVFニュースで和田理事長が「新理事長のご挨拶」の中で述べておられるように、EVFには幾つかの際立った強みがあります。その一番大きな強み
は、EVFの会員はビジネス経験が豊富で且つ極めて多岐に亘る専門知識を持っている事でしょう。
さて、今後10年を見据えたEVFの活動方針としては、やはり「豊富なビジネス経験と多岐に亘る専門知識」を最大限生かしつつ、場合によっては今までより多少
的を絞り、「選択と集中」を活動の基本にして「具体的成果を出す」事を考えては如何かと思います。
更に欲を言えば、EVF発足当初より目標としていた「環境ビジネスの立ち上げ」を実現したいとも考えております。これは「言うは易く行うは難し」とは思います
が、ぜひ実現に向けての具体的な工程表作りが進む事を期待しております。
以上

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このニュースはEVF関係者の方々にBCCでお送りしています。
EVF全般に対するお問い合わせ、ご意見のある方、配信の中止を希望される方は下記URLをクリックしてその旨を記入し送信お願いしま
す。http://www.evfjp.org/postmail_goiken/

EVFのホームページアドレスはhttp://www.evfjp.org/ です。
 EVFメール通信編集長 山田和彦 
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発行周期:  月刊 最新号:  2019/03/17 部数:  39部

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