環境ベテランズファーム 会員ニュース

会員ニュース 2018年10月15日号

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環境ベテランズファーム EVF会員ニュース
#140-2 2018年10月15日号
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今月の目次
1.9/27EVFセミナー(講師:岡田 雅樹氏)の報告 
2.プロジェクト報告
(1)小エネプロジェクト
(2)ころころプロジェクト
3.伊豆の国市電気自動車フェスの実施報告
4.今後の開催イベントのお知らせ
(1)10/17見学会
(2)11/20拡大セミナー


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1.9/27 EVFセミナー(講師:岡田 雅樹氏)の報告
理事 奥野 政博 
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演 題:「極地研究からわかる地球規模の気候変化」~第58次副隊長兼越冬隊長に聞く~
講 師:岡田雅樹氏 国立極地研究所准教授、第58次南極地域観測隊副隊長兼越冬隊長
開催日:平成30年9月27日(木)午後3時30分~5時30分
場 所:NPO法人新現役ネットA会議室

講師略歴:
・京都大学大学院工学研究科電子工学専攻博士課程を修了し、国立極地研究所に入所。
・現在、研究教育系宙空圏研究グループ准教授として極域プラズマ物理学分野をご担当。
情報基盤センター長も兼務。

講演概要:
先ず最初に先生が所属している国立極地研究所の建物や南極観測実施体制の中での位置付け、国際学術研究組織体制と第58次南極地域観測隊(夏隊35名、越冬隊33名と同行者25名)が「しらせ」甲板上でお正月を迎えた様子をご紹介頂いた。
次いで南極条約(51条約締結国)に基づく南極観測実施国(29ヶ国)と越冬実施国(20ヶ国)の基地位置、昭和基地の気象・海氷状況と気温の変化、昭和基地の約70棟の建物と一般家庭約400件分の発電機(300kVA、2基)や「しらせ」による年1回1,000トンの物資が輸送されている状況などについてご紹介頂いた。
 宇宙環境の予測、宇宙天気予報への応用のためのオーロラ観測(宙空圏変動)、地球温暖化予測のための精密観測と温暖化物質(微量元素)の変化観測(気水圏変動観測)、30年以上にわたりペンギンの個体数変化を調べることで南極の温暖化が生息環境にどのような影響を及ぼすかの調査(生態圏変動)についてデータと豊富な写真を用いて説明頂き、特にオーロラ発現の動画は参加者の興味を大いに惹き付けました。
南極氷床の成り立ちでは、南極海下からの大陸岩盤の上に厚さ平均約2,450mの氷床(雪が降り積もり圧縮されてでき、世界の淡水の90%を占める)が覆い被さって最高標高が約4,000mもある氷でできた南極大陸が形成されたと説明された。また南極大陸に落ちる隕石の集積機構についても説明された。
ここまで約1時間、丁寧な説明をされた後、越冬隊員の構成について写真を交えて説明頂きました。観測系隊員が14名でその内訳は、宙空圏分野が5名、気水圏分野が1名、地圏分野が1名、生物圏分野が2名と気象観測分野が5名です。観測隊員の裏方になる設営系隊員は18名で、その内訳は機械担当(エンジン、制御、電気、設備と車両)が7名、調理と医療担当が夫々2名、通信、衛星受信、ネットワークおよび環境保全担当が夫々1名と少数精鋭の体制であることを感じ取れました。
南極観測隊における危機管理として火災、漏油事故、隊員の生命にかかわる事故・病気などに対する行動実施計画書・安全対策計画書として“昭和基地油流失防災計画指針”“ブリザード対策指針”“防火・防災指針”“野外行動における安全行動指針”“レスキュー指針”および“内陸行動における安全指針”が用意され、これらの指針に基づいた訓練状況の映像解説で基地生活の厳しさがよく理解できました。
ここまで丁度1時間半、多くのデータ、写真や動画を駆使した説明を頂き質疑応答の時間になり、これまでのセミナーでは類を見ない約15件もの質疑応答となり司会者も時間を気にしながら進行され、質疑応答の数例を以下に紹介します。
Q1:燃料は600トン輸送されるそうだが、水は飲料水や洗濯水などに使われると思うが現地調達しているのですか?また発電機を使っているのでコージェネになっていますか?
A1:発電機はコージェネになっていて熱効率で70%回収している。冷却水は暖房や融雪に活用し、水は貴重で常日頃節水に心がけている。
Q2:現地での廃棄物処理対策は?減量化・燃料化は行っているのか?
A2:南極条約で厳しくなっており、持ち帰りが原則。固形物は焼却して減量・減容化し、灰は持ち帰る。汚水の浄化装置があり、浄化水は海洋投棄が出来る。1,000トン持ち込み、400トンを持ち帰っている。
Q3:33名の隊員のメンタルケアは?またインターネットを利用したカウンセリングの事例は?
A3:太陽のない時期は滅入る隊員が出てくるので懇親会など行って気分転換を図っている。テレビ電話やラインを使って家族とのコミュニケーションが頻繁に行われている。
東葛病院と連携して何かあればテレビ会議で対応している。対応アドバイスが必要な場合は専門病院と患部を確認しながら対処している。
Q4:先生の専門はオーロラ分野と聞いているが?
A4:オーロラの電波を観測して光では天気が悪くて見えない時でも電波によりオーロラ現象が分かり、地球規模の観測が出来る。
 3月に帰国されてから数多くのご講演をなされ、豊富なデーター、写真や動画を駆使されたご発表で30分間の質疑応答も時間が足りないくらい密度の濃く出席者一同の大喝采の中、2時間のご講演を終えました。
 
より詳細な報告は、EVFのHPのセミナー情報http://www.evfjp.org/をご覧ください。


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2.プロジェクト報告
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(1)小エネプロジェクト報告/エコライフフェア秋への参加  理事 立花 賢一

・今年がEVFとして初めの出展となるエコライフフェア秋に参加しました。
・主催の板橋区エコポリスセンターは毎年冬と夏にエコライフフェアを開催してきましたが、この時期の開催は初めてとのことでした。今回のイベントは“身近な環境について考えよう”をコンセプトに「エネルギー」「自然」「てづくり(ごみをへらす)」という3つのゾーンに分けて、展示や体験コーナーで楽しみながら学べるように工夫されていました。
・エコポリスセンターは平成7年に人と環境が共生する都市を目指して、地域から地球環境に至る多様な環境に配慮した社会システムの導入とエコロジカルなライフスタイルの普及促進を担う施設として開設しています。
このセンターでは、乳幼児から大人まで幅広い世代が、「知る・気付く」「考える・学ぶ」「行動する」「交流する・(次世代を)育てる」というサイクルで環境についての学びを深めていけるよう、「イベント」などを実施しています。
役割として 環境学習の場の提供「知る→考える→行動する」  環境情報の発信の場 新技術の体験の場と普及の促進などを実施しています。
・平成10年には地球温暖化防止活動大臣表彰されています。
・今回のEVFコーナーでは、5枚のパネル展示とザンビア向け人力発電自転車で活動の様子を伝え、発電自転車による体験型イベントでは、“あなたは何 W?発電自転車を体験してみよう!”ということで、挑戦してもらいました。
・当日最寄りの小学校で運動会があり、そのせいか、午前の来場者は少なかったのですが午後に増えて、参加者は100名を超え、発電認定証を獲得した人は、62名でした。
・今回のイベントでは大人の男性が9名と体験者が少なかった割には、400W超えが3名でした。特筆すべきは、今までのイベントでは子供の200W超えがいなかったのですが、小5のバトミントン部の女生徒が241.5 Wの記録を達成したことです。
・今回は特に子供たちで賑わい、夢中になって漕いだ子ども達にとっては貴重な体験になったと思います。

(2)ころころプロジェクト報告/泊浜第一回植樹会  正会員 三嶋 明

1.日 時:2018年10月6日(土)~10月7日(日)
 
2.植樹地:宮城県南三陸町泊浜 ※泊浜契約会顧問 高橋才二郎氏所有山林
 
3.植樹対象苗木:プロジェクト-2(2016年初め植込み)で育苗中の苗木8本(3里親)
 
4.参加者:里親(5名)、事務局(2名)、プロジェクト支援泊浜の皆さま(3名)
 
5.植樹会:
1)事務局2名が10/5(金)より前泊し、種々準備を行う。

2)10/6(土)15時より、植樹地において、植樹、及び、看板の設置を行う。その後、尾崎神社に里親全員で参拝。
 
3)同日夕食後、高橋才二郎氏より、被災の話、復興の熱心なお話。加えて直近の話題として「志津川湾が『ラムサール条約』の国内新規登録候補に決まった」とのニュースの経緯についても。

ラムサール条約の詳細は http://m-now.net/2018/02/ramarconvention.html でご覧いただけます。

4)10/7(日):泊浜の見学(前夜の話の確認)、予定していたBBQは強風(烈風)により、中止。

5)次回の植樹会の時に訪問の候補地を訪問:田束山、神割崎、志津川地区、旧大川小学校、等、その後くりこま高原駅にて解散。
 
 6.植樹会を終えて:事務局としての「まとめ」は今後行うが、「先ず、参加して下さった5人の里親の皆様に感謝申し上げたい」、「南三陸町の高橋様の献身的なサポートが無ければ、この植樹会は成功しなかった」、「やはり子供さんの参加を促したい」、「里親の皆様、是非『看板』(今回新設)を見に行って頂きたい」、「正会員の皆さまの一層の支援をお願いしたい」。

7. 当面の課題
◇ 来年の春(~6月下旬)予定の泊浜第2回植樹(2019)及び下草刈り会の検討
◇ 第1回植樹・反省会を含め事務局間メール検討に加え、2か月に一回、打合せ・検討会を予定
◇ どんぐりセミナー/ワークショップ(来年度)計画の具体化検討 
◇ 南三陸町泊浜ころころプロジェクト支援有志の会(子供さん&親御さん)および新現役ネット「泊浜結いの会」との良好な関係の維持

皆様からの発芽・育苗情報など事務局からの発信情報は、http://korodon.sblo.jp/ でご覧いただけます。

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3.伊豆の国市電気自動車フェス実施報告 
副理事長 深井吉男(近未来モビリティ研究会代表)
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EVFは超小型EVの普及促進活動の一環として、9月~10月に伊豆の国市でグリーンスローモビリティを使った電動小型低速車活用の実証実験(伊豆の国市電気自動車フェス)を実施しました。以下は速報です。皆様のご協力ありがとうございました。
1)中山間地での電動カートの実用性評価(9月27日~29日) @伊豆の国市近郊
・中山間地でも約50kmの航続距離が得られ、低速走行にはほぼ十分な登坂能力も確認できました。

2)最新の電気自動車展示会(9月30日 10:00~16:00)@伊豆の国市 韮山駅前韮山時代劇場駐車場
・グリーンスローモビリティ、日産リーフ(日産プリンス大仁店試乗車)、三菱ミニキャブミーブトラック(電動軽トラ)、ソーラー発電カー『山本電力やまでん号』などを展示して多くのお客様においでいただくことが出来ました。
産経新聞社、伊豆日日新聞社、FM伊豆の国に取材していただくことができました。

3)韮山周遊グリーンスローモビリティ試乗(10月1日~8日)@韮山駅~韮山反射炉他~韮山駅
・7日間にわたり、延べ約30名のお客様に周遊観光を楽しんでいただくことができました。コンパクトで静かなので狭い道も遠慮しないで走れるし、20km/hでも観光には十分な速度、というご意見が多く聞かれました。一方、高齢者を考えるともう少し乗り心地を良くしたい、という声も聞かれました。

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4.今後の開催イベントのお知らせ
理事長 和田 政信
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(1)見学会再開  副理事長 深井 吉男(見学会担当)

今回は熱心な皆様方によって「満員御礼」状況になりました。残念ながら参加できなかった皆様方には心よりお詫び申し上げます。今後とも皆様にご満足いただける企画を立案努力いたしますのでよろしくお願いいたします。

実施日:10月17日(水)
訪問先:オートモーティブエナジーサプライ株式会社&日産ヘリテージコレクション
集 合:小田急江ノ島線 南林間駅 9時15分集合(新宿から約1時間、南林間発9:30のバスに乗ります)、急行、快速急行は停まりません。(13:30頃解散予定です)
内 容 :1、リチウムイオン電池の製造工程  2、AESC社の製品紹介 3、日産ヘリテージコレクション見学
参加費:500円(今回からEVFセミナー参加有無にかかわらず一律500円とさせていただきます)

<オートモーティブエナジーサプライ株式会社>
EVやハイブリッド車で自動車の電動化を支える最先端技術としてのリチウムイオン電池の製造会社です。ほとんど、外部には公開されない製造工程やリチウムイオン電池を使った製品を見学させていただけます。

<日産ヘリテージコレクション>
AESC見学後に、隣接する日産ヘリテージコレクション(歴代の日産車が300台以上展示されています)も見学いたします。


(2)拡大セミナー  理事/事務局長 山田和彦(セミナー担当)

演 題 :「第三の危機」vs鳥類学者,あるいは(外来生物の功罪)
講  師 : 川上和人様  森林総合研究所主任研究員 
日 時 : 日 時 : 2018年11月20日(火) 18:30~20:30 
場 所 : 品川区立総合区民会館「きゅりあん」大会議室(6階)
〒140-0011 東京都品川区東大井5-18-1、Tel 03-5479-4100 
参加費 :個人賛助会員・ネット会員 1,000円、一般 1,500円(当日受付でお支払いください)
定員   :100名(定員になり次第、締め切らせていただきます)

◆ 拡大セミナーにつきましては添付の通りチラシを用意いたしました。ご一読の上広くご活用ください。

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NHKスペシャル「秘島探検『南硫黄島』」にも登場したベストセラー鳥類学者、川上和人氏登場![島にたどり着いた生き物が、環境に応じて進化していく状態を探る科学者チームに、鳥類学者として参加]
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セミナーに参加される皆様へ。
11月20日のセミナーは18:30より品川区立総合区民会館「きゅりあん」大会議室(6階)で開催されます。
お申し込みをすでに開始しております。下記のURLをクリックして必要事項を記入し送信をお願いします。
なお、従来と違い同セミナーでは懇親会はありません。恐れ入りますが、懇親会参加可否については「不参加」をクリック願います。
セミナーの申込み : http://www.evfjp.org/postmail_semina/
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(セミナーの概要)
日本政府が策定している生物多様性国家戦略では,生物多様性を脅かす「第三の危機」として外来生物を位置づけている.特に,世界自然遺産地域である小笠原諸島には,ヤギやネコ,ネズミなど多くの外来生物が侵入し問題となっており,対策事業の先進地となっている.
しかし,事業を進めることで,外来種を駆除すれば解決という単純なものではないことがわかってきた.今回の講演では,小笠原の鳥類をモデルとして,外来生物対策の最前線を紹介する.

(講師略歴)
森林総合研究所主任研究員.
小笠原諸島を中心に,鳥類の生態,保全管理に関する研究に従事している.
著書:「そもそも島に進化あり」(技術評論社),「鳥類学者だからって,鳥が好きだと思うなよ.」(新潮社),「トリノトリビア」(西東社)など.


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10月のセミナーに関するご確認
10月のセミナーは中止とさせていただき、開催をいたしませんのでご留意ください。次回のセミナーは、11月20日(火)に開催いたします「拡大セミナー」です。是非ご期待ください。
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このニュースはEVF関係者の方々にお送りしています。
EVF全般に対するお問い合わせ、ご意見のある方、配信の中止を希望される方は下記URLをクリックしてその旨を記入し送信お願いします。http://www.evfjp.org/postmail_goiken/index.html

EVFのホームページアドレスはhttp://www.evfjp.org/ です。
 EVFメール通信編集長 山田 和彦 
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