環境ベテランズファーム 会員ニュース

会員ニュース 2018年5月1日

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環境ベテランズファーム EVF会員ニュース
#135-1 2018年5月1日発行
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今月の目次
1.環闘言 (佐藤 孝靖) 
2.5/24 EVFセミナー(講師:吉見昭司氏)のご案内 (野口 郷司)
3.今月のコラム (鎌田浩子氏)

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1.環闘言: 追想  岡昂さん
       EVFの顔として活躍 (佐藤孝靖) 
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わがEVFの中心にいて、今年2月の通常総会で私と一緒に引退するまで10年半もの間、副理事長としてEVFの屋台骨を背負ってきた岡昂さんが急逝した。
有楽町駅で倒れて救急搬送され、聖路加病院で死亡が確認されたという。4月20日(金)の未明だった。岡さんはその1週間前のEVFの定例会議には出席し、いつもと変わらず発言もあったが、今にして思えば幾分元気がないと感じたメンバーもいた。

私が岡さんと出会ったのは、今から12年ほど前に新現役ネット(当時も岡本行夫理事長)の企画で、“さあ、起業しよう”という名前のイベント会場の場だった。
そもそも私が会員数1万数千人を擁する新現役ネットに入会したきっかけは、元の職場の1年上の親友から誘われたことによる。その親友が、「東大ゴルフ部同期の三菱商事の小島副社長が新現役ネットに人材を集めてくれと言ってきた。
自分がリタイアしたら面白いことをやろう、と言っている」と耳打ちしてきたからである。だいぶ後になって分かったことは、岡さんもその小島副社長から直接声をかけられて新現役ネットに入会したのだという。もっとも、小島氏はその後、三菱商事の社長に栄進、会長にまで上り詰めたので、面白い企画にはついぞお目にかかることはなかったのだが・・。

さて、上述の新現役ネットの“さあ、起業しよう”のイベントだが、岡本行夫理事長から会員に檄が飛んだのだ。“第一線を退いたシニアの会員諸君!我々は社会の新現役なのだという気概を持って起業しよう”。あの時、起業のテーマとして5つくらいのジャンルが示されたと記憶しているが、私はそのうちの一つ「環境」のジャンルを選んだ。
そこに集まったのが岡さんと初代理事長になる今泉良一さんと私の3人だった。3人が意気投合し、EVF創設に突き進むのだが順次仲間が増え、小栗さん、岡田さん、千葉さん、橋本さん、津田さんが理事として呼び集められたのである。

岡さんは日産自動車では、自動車商品企画、商品開発副本部長、韓国サムソン自動車の取締役などを歴任し、日産時代は同社の最高級車「インフィニティ」の開発責任者として名声をはせた。その後、第二の職場として石油掘削機器製造・販売の(株)セキサクの社長を務めた。それをいいことに、設立したEVFの会社関係の事務処理の大半は、百戦錬磨の会社社長である岡さんに頼むほかなく、岡さんはと言えば嫌な顔一つせず一手に引き受けてくれてスタートしたのであった。
EVFの法人成立日は平成19年(2007年)9月で、昨年10月には10周年記念行事を行ったところだが、実は法人創立のための準備活動はその1年前から始まっていた。毎月開催しているEVFセミナーのごときは、この4月で第127回を数えるが、第1回は創立の4カ月も前の平成19年(2007年)5月にスタートしている。その時は橋本升さん(前副理事長)を講師として、演題は「バイオマスガス化のメタン発酵について」だった。

ところでEVF創立の時、創業メンバー3人で熱心に議論を重ねて一致したことがあった。それはEVFの向うべき方向は、環境とは言っても街のごみ拾いなどではなく、地球環境課題を解決するための“ビジネスを指向する”ということだった。この概念に沿って岡さんは、「チーム千葉」なるEVF内の電気自動車のエキスパートによるコンサル事業を立ち上げて、EVFに多大な貢献をした。
実働のリーダーは深井さん、私は契約関係のご意見番を務めた。一方で岡さんは意外なことに、山野に出て耕作放棄地などを活用した農作業をする企画、畑での野菜収穫作業なども次々と企画した。また子供たちが大好きで、親子そろってのタケノコ掘り、バーベキュー、など子供参加型のイベントを色々企画した。さらに東日本大震災の被災地の緑化に必要なドングリの苗木を育てるために、現在も推進中のころころプロジェクトでは、南三陸町の子どもたちとの交流に目を細めていた。

一方、日産自動車時代から磨きをかけてきた岡さんの“開発魂”は強固で、正に開発魂の固まりの様な人だった。2年半前に74才を目前にしてG-Bioイニシアティブというバイオマスジーゼル発電の会社を興し、自らは社長におさまった。不案内で不慣れな業務分野をものともせず敢然と新規事業に挑戦したものの、自分の眼で結果を見る前に、残念ながら道半ばであっけなく終わることとなってしまった。考えてみれば岡さんらしい幕引きだったのかもしれない。岡さん、これまでいろいろ有難うございました。どうか安らかにお休み下さい。(4月20日歿 行年76歳)

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2.5/24(木)セミナーのご案内:吉見 昭司氏
 (野口郷司)
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演 題 :「中央アフリカでの製油所建設~襲い来る数々の困難に立ち向かうプロジェクト組織」
講 師 :吉見 昭司様 元日揮理事、元東京大学工学部大学院プロジェクトマネジメント講座講師
日 時 : 2018年5 月24日(木) 15:30~17:30
場 所 : NPO法人新現役ネット会議室
〒108-0014港区芝5-31-10サンシャインビル9F、Tel 03-5730-0161
https://www.shingeneki.com/about/office
参加費 :ネット会員 1,000円、一般 1,500円 (当日会場でお支払い下さい)
定員   :45名(定員になり次第、締め切らせていただきます)
·       講演終了後、会場近隣にて懇親会(実費3000円程度)を予定しております。
·       お申し込みは懇親会参加の可否を必ず書いて下記にメールしてください。
セミナー・懇親会申込み先 :  semina@evfjp.org

(セミナーの概要)
今回のセミナーでは中央アフリカで製油所を建設するという、巨大かつ長期に及ぶプロジェクトを進め、数々の困難を克服してきたすさまじい体験を以下の構成でお話ししていただきます。
1)プロジェクトマネジメントのプロセス
各種の問題が発生しても、品質と納期は絶対条件であり、コストを投入して品質と納期を守る事になる。この為、採算性に不安を持つ運営となる。又、緻密な計画をするが、諸々の事情で計画からの乖離が発生する。関係者の解決へのアクションが重要あると同時に、この過程で弱い組織も強くして行かねばならない。
2)日本のエンジニアリング会社の現状
 極めて厳しい競争環境(リスクの顕在化で赤字転落の危険性を孕んでいる)。
 関係する企業が多様で世界的広がりを持つ、等等
3)プロジェクトの実例紹介
1-装置と規模;原油150,000バーレル/日を処理するガソリン最大収率型製油
所(写真は主要な装置群であり、この他にタンク群、その他の設備で構成される。)
2-建設地   3-受注金額  4-納期  5―パートナーの各々について説明

(吉見昭司氏の略歴)
 1941年;岩手県盛岡市生まれ
 1966年;東北大学工学部化学工学科卒業、日揮(株)入社、基本設計部門勤務
 1975年;国内プロジェクト部門にて合成ガス製造装置のプロジェクトエンジニア
 1977年;ブラジル営業事務所責任者(ブラジル、アルゼンチンの営業活動)
 1980年;帰国後、国内プロジェクト部門に復帰、更に海外プロジェクト部門に移籍。 
     大型プロジェクトに携わる。
 1995年;基本設計とエンジニアリングマネジメントを業務とする新設本部に異動
     部長、副本部長
 1997年;基本設計と詳細設計部門が合併した新設本部の副本部長、理事
 2001年;EPC委員会(業務改善・改革、競争力強化委員会)副委員長
 2010年;東京大学工学部大学院のプロジェクトマネジメント講座講師に就任(~2011)
 
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3.今月のコラム 「植林・植樹で日中友好交流」
(鎌田 浩子)
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 通訳や通訳ガイドで環境関連施設の見学や視察へお客様をよくお連れするが、最近は植林・植樹を通じた交流のお手伝いをすることが多くなった。中でも一昨年大変印象深い活動に関わったので、以下にご紹介したい。
 その団体は政府招聘による中国の環境保護関係者一行で、静岡県や愛知県の各地で環境関係機関・施設や干潟などを視察した後、掛川市での小学生を対象とした防災林植林活動に特別参加することになった。
 当日は天気にも恵まれ、一行はスーツから作業着に着替え、軍手をはめて、現地の関係者の指導の下、地域住民や小学生と一緒に1人約10本、合計1,000本の苗木を植えた。初めは子ども達も団員側も、互いに遠慮して話しかけられずにいたが、
苗木を植えていくうちに打ち解けてきて、言葉が通じないながらも、子ども達は知っている限りの英語を使ってコミュニケーションを図り、団員側も子ども達に中国語を教えたり、アニメの話をしたりと、和やかな雰囲気の中、みんなで力を合わせて全ての苗木を植え終えた。片付けまで一緒にやり、終わった後も団員が中国語の手遊びや歌を教えたりして、楽しく交流していた。
 式典で訪日団の団長が挨拶されたが、その言葉が深く心に残っている。子ども達に向けて、「皆さんが植える苗木はきっと大きな森になって、津波から皆さんを守ってくれると信じている。その森のように、大きくなったら国のために役に立つ人になって欲しい」、また、地域住民に向けて「今回の植林活動は地域住民にとってだけでなく、中日友好においても記念すべき活動であり、今後の中日友好関係が益々発展していくことを祈念する」というメッセージだ。
 言語の違い、また年齢に関係なく、同じ目標を達成することで連帯感が生まれることを実感する素晴らしい体験だった。このような輪が広まることを願ってやまない。

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発行周期: 月刊 最新号:  2018/12/07 部数:  39部

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