就活生必見!!社会人&内定者訪問記

『就活生必見!!☆社会人&内定者訪問記☆』

カテゴリー: 2007年03月18日
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『就活生必見!!☆社会人&内定者訪問記☆』
〜あなたは人生の先輩から何を学びますか?〜

                               平成19年3月18日(日)版<037号>


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■■  「金融から出版社への転職」
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◆ 1.社会人プロフィール
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□ 一橋大学卒業 Oさん(男性・43歳)

某政府系金融機関3年勤務ののち、
日本実業出版社に転職、17年勤務。


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◆ 2.インタビュー記事
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■■ 『モノを知らない学生』
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当時、Oさんは就職を考えたとき、マスコミで働きたいと思っていた。
しかし、大学3年生の時、自分があまりに世の中を知らないことに危機感を
覚えていたという。


モノ・カネの動きなど、基本的なことが何一つ分かっていない。
こんな自分が果たして記事などが書けるのだろうか。


そこで、Oさんは色々な業界を垣間見れる金融機関に身を置くことを決意した。
しかし、そこにずっといる気はなかった。何年かたったら、転職をするつもりだった。


Oさんが身を置いたのは、某政府系金融機関。
本当に色々な業界のことが分かった。
そして、政府の機関だったため、他社と業績を競う必要がないという点が良かった。
とてもアットホームな雰囲気で面倒見がいい。
しっかりとしたOJTでとにかく成長させてもらえる会社だったと語ってくれた。


あまりの居心地のよさに辞められずにいたOさん。
しかし、Oさんにとってのこのモラトリアム期間は長くは続かなかった。


4年目、初めての転勤をする。
そこで見た組織というところの暗い部分。
昔の上司から聞いた言葉の意味がようやくわかった。


「組織ってとこは、上司に自分だけじゃなく妻・子、共に頭を下げていかなきゃ
ならないところだ。」
この上司はOさんにとても良くしてくれたそうだが、
「君は上の人にはむかいかねないところがある。」と心配されていたという。


両親が自営業で、もともと商人気質なところがあったOさん。
転勤先の上司と意見が合わず、口論になったときのこと。
「君はたった今同期の中でビリになったから。」と言われた。


ほどなくして社宅で暮らす妻も体調を崩してしまう。
いつかは辞めるつもりではいたが、今がその時だとはっきり感じた。


転勤から1ヶ月、Oさんは会社をやめ、かねてから希望していたマスコミを志望し、
就職活動を開始した。



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■■ 『前職の金融機関で得た財産』
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某政府系金融機関での仕事で一番財産になったもの。
それは取り立ての仕事の経験だった。
その辛い経験からOさんはぎりぎりのところでの交渉力を身につけた。


例えば、借金を抱えて破産した方の保証人にお金の返済をお願いするとき、
相手が「冗談じゃない!」って言うところを、いかに納得させて払ってもらうのか。
保証人が2人いれば、どちらにいくら払ってもらうかとか考えたりもする。


相手と一緒にやっていくうえで、どう折り合いをつけていくか。
随分と難しい仕事だ。


「でも、筋道をたてることができれば、結構相手は納得するんですよね。」


そういった交渉力、これはどんなビジネスマンでも大切な要素。



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■■ 『サラリーマンだけどアキンド』
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Oさんはマスコミ志望だったが、雑誌の編集や新聞社ではなく、
書籍の出版をすることを夢みた。


組織の枠にはまれない自分の気質を感じたOさんは、
サラリーマンだけれど、商人(あきんど)という形態で働けるところを求めた。
組織だけれど組織のしがらみが大きくなく、自分の裁量で仕事ができるところ。


そして、書籍を主力商品にしている出版社を選ぶ。


書籍なら本を丸ごと1冊担当という形になる。
自分の好きにできる。
そして、4年の経歴を生かせる「ビジネス書」がいいと思った。
そこで現在の日本実業出版社に転職することにした。



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■■ 『修行』
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最初についた仕事は、改訂版を扱う仕事だった。
自分で企画も制作も出来ない。
とにかく修行だと思ってやった。


2年目に新刊を扱える部署に異動願いを出した。
しかし、経験がない自分が簡単に異動願いを受け入れてもらえるはずもなかった。


ずっとこのままだったらまた転職かな・・・そんなことすら考えた。


しかし、Oさんは行動を起こした。
与えられた改訂版の仕事もこなしつつ、新刊の企画を5本作って会社の審査を通した。
うち一つは著者と話しをつけ、原稿をもらい本にしてしまった。


これがそこそこ売れたため、Oさんは新刊を作る部署に移動できたという。
ここまでやったら上も認めざるをえないだろうと考えて、
Oさんは実際に行動に起したのだった。



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■■ 『Oさんの発言力が大きいのは・・・』
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新刊を扱う部署には新卒も結構いる。
彼らは上司(編集長)から原稿をもらってそれを処理する。


その点Oさんに上から原稿は来なかった。
でも、自分で5本企画を通して、そのうちの何本かは原稿を取ってきたことから、
上からも、こいつは取って来れるだろうと放って置かれる側面があった。


この会社は以前のように手取り足取りなんでも教えてくれるところではなかったが、
その分鍛えられた。


上司から与えられなくても、自分の力で仕事が出来るということで、
しだいにOさんの立場はとても良くなった。発言力も大きくなった。


発言力を確保するのはやはり結果を出せているかと言う点がものをいう。
それもコンスタントに。


そして書籍の出版という『専門職』 ならではのことだとも思う。


「専門職」
と言う意味はこうだ。


普通、自動車メーカやお菓子メーカーなど、全国展開で規模が大きいものほど
分業されているものである。
企画、マーケティング、製造、PR、営業、カスタマーサポートといったように。


しかし、書籍の編集者の仕事の面白さは、コレが全部ひとりで出来てしまうところである。


自分で企画を作って、著者にアタックして原稿をもらう、売り出し方法を考えたり
ポップを作ったり、クレーム処理もやる。それこそ、あたまからおしりまで!


一人でやるから自分の権限も強い。自分がパーツである感覚はない。


そして自分で立てた仮説が、あっているのか間違っているのかダイレクトに
結果が分かるのも面白い。仮説をたて、本のPRをする。
この年代層に受けそうだからこういう触れ込みで出して、どういうところに置いてもらおう、
インターネットでもキャンペーンをしようなど・・・。


売れるか売れないかで、その仮説が正しかったかどうかがわかる。


文系で『ものづくり』できる仕事ってなかなかないと思うしね。
職人でありながら売ることも考えられる仕事。



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■■ 『編集者の苦悩』
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つらいとき。
結果が出ないときだ。つまり、売れないとき。
それは世の中と自分の感覚がズレていることを意味する。


自分の「読者が求めているもの」のヨミが外れているということ。
著者も自分で選んできたから、著者のせいにもできない。


「俺はもう退場か?!」
売れないときはそんな気持ちになって苦しい。


だからこそ、つらいときOさんは行動する。
世の中とズレたくない。


「あ、こういうのほしかった。」
って言ってもらいたい!


そのために、Oさんは社内で10歳も歳の離れた後輩たちを集めて勉強会を開いたり、
出版社の集まり、異業種交流会などにも積極的に関わっていく。


「自分が古くならないように。」と。
年下の人からでも学ぶ。
ダメ出しも学べるなら甘んじて受ける。
その辺は割り切っている。


どんな人からでも学ぶ姿勢がないと、自分の頭で考えているだけでは、
読者の求めているものには応じられなくなっていく。


危機感をもって、対策を立て取り組んでいく。
その問題意識と行動力がOさんの人とは違うところかもしれない。



□
□□  『就活生へのメッセージ』
□

社会人、大切なのは理解力と対応力!!


言われたことを正確に理解して、すぐに対応が出来る力。
相手が望んでいる以上にどう応じられるか。
それを繰り返すことで、信用ができていき、どんなところでも必ず評価される!!
一緒に仕事をしていきたいのはそんな人。


信用されれば新しいことをさせてもらえるし、そうやってどんどん伸びていける。


そして、私は仕事は自己実現ではないと思っている。
仕事はサービスだ。


お金をもらうってことは、人が必要としていることをやるってこと。
だから、自分のしたいことをするっていう風に考えていると絶対売れない。


自己表現って考えるのも結構だが、その倍かそれ以上に
読者(お客様)が喜ぶ顔をイメージして、いかに役に立つことが出来るか。
その視点が持てるといいと思う。



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【編集後記】
最後までお読みいただき有難うございました。


私もハタを楽にすることが”仕事”だという風には思っていたんですが、
大西さんはさらに進んで、人が必要としていることをやる「サービス」
と考えていらっしゃって、それが結構衝撃でした!


そして、いかに役に立つか、いかに応じられるかという”対応力”こそが重要で、
信用に繋がる行為であるという考えも、


なるほど!と。
信用はそうして得られるものなのかと、大変勉強になりました。


そして、その観点から見ると、確かに自分ではなく、
相手にどうしたら喜ばれるかという視点が働いて結果を出す上で一番大切な
視点であるということにもとても納得しました。


仕事に対する考え方って人それぞれだと思うのですが、
私はOさんの考え方は今まで聞いた中で一番しっくりきて
共感できたように思います。


そして、今回書ききれなかった部分も含め、仕事を通してもっとたくさんの哲学が
おありになりそうだったので、是非時間のあるときにもっとお話を聞いてみたいと
思いました。


<取材・編集 渡辺麻貴>


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