バートランド・ラッセルに関するメルマガ

編集後記 オリンピックのためのサマータイム導入ー森老人の思いつき

カテゴリー: 2018年08月11日
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 (週刊)バートランド・ラッセル(1872.5.18-1970.2.2)に関するメール・マガジン
  no.0596_2018/08/11 (2006/12/21 創刊/毎週土曜 or 日曜日 発行)

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     ■ 目 次 ■
          
(1)ラッセルの著書及び発言等からの引用
(2)ラッセルに関する記述や発言等
 編集後記

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(1) ラッセルの著書や発言等から
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■「(ほぼ日刊)ラッセルの言葉366」
      n.1439~n.1443 を発行しました。
 
  以下,1つだけ再録します。     
    https://archives.mag2.com/0001626338/20180806060000000.html 

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 ラッセル『宗教と科学』』第3章 進化 n.1
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 『宗教と科学』第3章 進化 n.1

 科学は(一般に)予想されたのとは逆の順序で発展してきた。我々人間から最も遠
いもの(=身近でないもの)が最初に法則化され(注:brought under the domain of
 law 法則の支配下に置かれ/それらを支配する法則が発見され),それから次第に
(我々人間に)より近いものが法則化されていった。(即ち)最初に天界(注:宇宙
論)が,次に地球(注:地質学)が,次に動物と植物の生命(注:進化論)が,次に
人体(注:医学/生理学)が,そうして,最後に(まだ極めて不完全ではあるが)人
間の心が法則化された(支配する法則が発見された)。このことについては不可解な
ことはまったくない。細部に拘ると大局をとらえることが困難になる(詳細な知識を
持つことによって核心をつかめなくなる場合が少なくない)。(たとえば)ローマの
道路の様子(outlines 輪郭)は,地上からよりも飛行機からの方がずっととらえやす
い(easily traced たどりやすい)。(また)ある人が何をしそうかはその人自身よ
りも彼の友人たちの方がよく知っている傾向がある(「A man's friends know what
he is likely to do better than he does himself」を,荒地出版社刊の訳書のなか
で,津田氏は「一人の人が何に適しているかは,彼の友人達の方が彼自身よりもよく
知っている」と訳出している。この一文のすぐ後はその事例をあげていることに津田
氏は気づくべきであった。)(たとえば,)会話がある程度進むと,友人たちは彼
(その人)がお好みの逸話の一つを言い出す恐るべき不可避性(避けがたさ)を予知
するが,一方,彼(その人)自身には自分は決して法則には従わずに自発的な
(spontaneous 自然な)衝動によって行動しているように思われる。親密な経験に由来
する(から得られる)詳細な知識は必ずしも科学の求める普遍的な知識
(the generalized kind of knowledge)を最も容易に与えてくれるもの(source 源)
とは限らない。単純な自然法則の発見だけでなく,我々がよく知ってい世界(world)の
漸進的発展説も,天文学に始まった(注:聖書にでてくるような一瞬の内に神によっ
て世界が創造されたとする説に対するもの)。しかし,前者と異なり後者については
,それが最も顕著に適用されたのは,我々の惑星上(地球上)の生命の発展に関して
であった。我々が今考察しようとする進化説は,天文学(注:宇宙進化説)に始まっ
たはいえ,地質学や生物学において,一層学問的な重要性を持っており,その両者に
おいては,コペルニクス説の勝利以後,天文学に対して注がれた偏見よりももっと頑
迷な神学的偏見と闘わなければならなかった(のである)。

Chapter 3: Evolution, n.1

The sciences have developed in an order the reverse of what might have been
 expected. What was most remote from ourselves was first brought under the
 domain of law, and then, gradually, what was nearer : first the heavens, 
next the earth, then animal and vegetable life, then the human body, and 
last of all (as yet very imperfectly) the human mind. In this there is 
nothing inexplicable. Familiarity with detail makes it difficult to see
 broad patterns ; the outlines of Roman roads are more easily traced from
 aeroplanes than from the ground. A man's friends know what he is likely to
 do better than he does himself ; at a certain turn in the conversation, 
they foresee the dreadful inevitability of one of his favourite anecdotes,
 whereas to himself he seems to be acting on a spontaneous impulse by no 
means subject to law. The detailed acquaintance derived from intimate 
experience is not the easiest source for the generalized kind of knowledge
 which science seeks. Not only the discovery of simple natural laws, but 
also the doctrine of the gradual development of the world as we know it, 
began in astronomy ; but the latter, unlike the former, found its most 
notable application in connection with the growth of life on our planet. 
The doctrine of evolution, which we are now to consider, though it began
 in astronomy, was of more scientific importance in geology and biology,
 where, also, it had to contend with more obstinate theological prejudices
 than were brought to bear against astronomy after the victory of the
 Copernican system. 
 出典:Religon and Science, 1935, chapt. 3: Evolution.
 情報源:http://russell-j.com/beginner/RS1935_03-010.HTM


■「(ほぼ日刊)ラッセルの英語」
      n.1395~1399号 を発行しました

  以下,1つだけ再録します。
       https://archives.mag2.com/0001623960/20180810060000000.html
 
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 R英単語・熟語 indebted (adj.) [借金がある;恩を受けている] 
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★ indebted (adj.) [借金がある,負債がある;恩義がある,恩を受けている] 

* be indebted to A for B : A(人)にB(物事)の借りがある
* indebtedness (n):負債;恩義
   https://russell-j.com/beginner/reitan-i111.htm

<用例1>
The book has been read in typescript by my friend and pupil Mr. C. K. Hill,
 and I am indebted to him for many valuable criticisms, suggestions, and 
emendations.
[この本のタイプ原稿を、私の友人で学生である C.K.ヒル氏が読んで、多くの貴重
な批判と示唆と修正(校正)とを与えて下さった。]
 出典:ラッセル『人間の知識-その範囲と限界』まえがき
     https://russell-j.com/cool/39T-PREF.HTM

<用例2>
Mr. Norman Dalkey, who attended both seminars, has since read the whole book
 in manuscript, and I am greatly indebted to him for his careful and 
stimulating criticism. 
[両方の演習に参加されたノーマン・ドルキー氏は,原稿を全部通読され,綿密かつ示
唆的な批判を与えてくださり,大変恩義を受けている。]
 出典:ラッセル『意味と真偽性-言語哲学的研究』はしがき
     https://russell-j.com/cool/37T-PREF.HTM

<用例3>
We are indebted to Bertrand Russell and the Bertrand Russell Peace 
Foundation for permission to publish his letters, and to the good offices of
 Continuum Ltd of London who sponsored this work and, together with McMaster
 University, Ontario, allowed us free and unlimited access to the Russell
 Archives from which the material of this book was gathered.
[バートランド・ラッセルの書簡集を出版する許可を与えくださったラッセル卿及び
バートランド・ラッセル平和財団のご厚意に感謝申し上げます。また、この著作のス
ポンサーであるロンドンのコンティニューム社の尽力、及び本書に収録するための書
簡類を集めさせていただいた(マクマスター大学内の)ラッセル文書館に自由かつ無制
限に出入りすることを許してくださったオンタリオ州のマクマスター大学のご厚意に
感謝申し上げます。]
 出典:『拝啓バートランド・ラッセル様(市民との往復書簡集)』出版にあたっての
謝意
      https://russell-j.com/beginner/DEAR-ACK.HTM

<用例4>
Where Law is not all-powerful, money-lenders are, at intervals, murdered by
 their debtors, who at the same time burn all documents giving evidence of
 indebtedness.
[法が全能でない所では,金の貸主は借手(債務者)によって時々殺害されることが
あり,借手(債務者)は同時に負債の証拠になるような書類を(殺害と同時に)全て
焼きすててしまう。]
 出典:ラッセル『権力-新しい社会分析』第8章経済的権力
     https://russell-j.com/beginner/POWER08_100.HTM

<参考例1>
I'm indebted .to all the people who worked so hard to make the party a 
success.
 出典:Longman Dictionary of Contemporary English, new ed.]

<参考例2>
If you say that you are indebted to someone for something, you mean that you
 are very grateful to them for something.
 出典:Collins COBUILD English Dictionary for Advanced Learners, new ed.


★「ラッセルの言葉(Word Press 版)v.2」 n.1139~1143

1)n.1139:R『結婚論』第十三章 今日の家族 n.6
      https://russell-j.com/wp/?p=3946

2)n.1140:R『結婚論』第十三章 今日の家族 n.7
      https://russell-j.com/wp/?p=3951

3)n.1141:R『結婚論』第十三章 今日の家族 n.8
      https://russell-j.com/wp/?p=3954

4)n.1142:R『結婚論』第十三章 今日の家族 n.9: 
     https://russell-j.com/wp/?p=3958

5)n.1143:R『結婚論』第十三章 今日の家族 n.10
     https://russell-j.com/wp/?p=3962
   

★「ラッセルの言葉_画像版」

 日本語 version : n.0643j-0649j を投稿
 英 語 version : n.0643e-0649e を投稿

  一つだけ再録します。 n.0646j (Aug. 8, 2018)
     http://russell-j.com/smart_r366/r366g_j0646.html

 哲学が行うべき第一は,知的想像力を拡大することである。動物は,人間を含め,
(この)世界をここと今から成っている(ひとつの)中心から眺める。・・・
 科学は,この地理的,年代記的な牢獄から逃れようと試みる。物理学では,時空の
座標の原点(をどこに置くか)は全く任意であり,物理学者は,彼の観点(立脚地)と
は何の関係もなく,シリウス(星)や銀河系の外にある星雲の住民にとっても,同様
に真であることを言おうとする。

The first thing that philosophy does, or should do, is to enlarge 
intellectual imagination. Animals, including human beings, view the world 
from a center consisting of the here and the now. ...
Science attempts to escape from this geographical and chronological prison.
 In physics the origin of co-ordinates in space-time is wholly arbitrary, 
and the physicist aims at saying things which have nothing to do with his 
point of view but would be equally true for an inhabitant of Sirius or of 
an extra-galactic nebula. 
 出典: Bertrand Russell: A Philosophy of Our Time (1953)
 詳細情報:http://russell-j.com/beginner/1026_PfOT-020.HTM

 <寸言>
 哲学者も他の科学者同様、「いま」と「ここ」の束縛から逃れることができない。
しかし、そうであっても、他の科学者よりも、よりそのような束縛から逃れようとす
る努力によって、わずかであっても、より自由な思考が「可能」となる。「可能」な
だけであるが・・・。 

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(2) ラッセルに関する記述や発言等
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★ 今回もお休み

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 編集後記 オリンピックのためのサマータイム導入ー森老人の思いつき
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 情報システムは「時間」を基準にしているものが多く,サマータイムに合わせて
重要なインフラ(交通・運輸,医療,放送,防衛関係その他)のシステム改修を行
うには2年ではとても間に合わないであろう(システム改修の問題点の洗い出し/
本番稼働後に重大なエラーが発生した場合の対処法の検討,システム修正部分の確
定,改修作業、改修後のシステムの小規模テスト、本番と同様の環境でのテスト、
運用テスト、その他を含めれば、システム改修には、通常4、5年はかかると言わ
れている)。

 しかも、今は、来年5月1日に予定されている元号切り替え及び10月から実施され
る消費税10%への移行のためのシステム改修が行われており,あわせるといっそうシ
ステム改修の工数が大きなものとなってしまう。
 
 ICT企業の経営者なら「稼ぎ時だ」といって前向きの態度を見せる者も少なくない
かも知れない。しかし,実際にシステム改修を行う者にとっては責任が大きく,
(先日国会と通過した)「高プロ」の超勤管理が免除される制度が大いに活用され
、「過労死」するシステム担当者が多数出てくることが予想される。

 政治家も官僚も情報システムについて無知な人が大部分で、人とお金をつぎ込め
ば短期間で情報システムの改修ができると思っている人が少なくない。そうして、
何か問題が発生すればシステム改修にあたった現場の人や担当の管理職がせめられ
る。

 権力や権限を持っている者による無理難題を弱い立場の人たちに押し付けるやり
方はもういい加減にしてもらいたい。 (松下彰良)

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■編集・発行:(松下彰良/まつした・あきよし)
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発行周期: 週刊 最新号:  2018/12/08 部数:  147部

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