バートランド・ラッセルに関するメルマガ

編集後記 災害列島日本と自衛隊-防衛大臣曰く、酒を飲んでいても指示はできる

カテゴリー: 2018年07月14日
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 (週刊)バートランド・ラッセル(1872.5.18-1970.2.2)に関するメール・マガジン
  no.0592_2018/07/14 (2006/12/21 創刊/毎週土曜 or 日曜日 発行)

バートランド・ラッセルのポータルサイト: http://russell-j.com/
 初心者向けページ: http://russell-j.com/beginner/
 R落穂拾い: http://russell-j.com/beginner/ochibo-2013.htm
 R落穂拾い(中級篇): http://russell-j.com/cool/br_inyo-2013.html
 R関係文献紹介: http://russell-j.com/cool/kankei-bunken_shokai2013.htm
「ラッセルの言葉366(Word Press 版)」: http://russell-j.com/wp/
「ラッセルの言葉366(短文篇)」:
               http://russell-j.com/beginner/sp/BR-KAKUGEN.HTM
「ラッセルの言葉366_画像版」:
             http://russell-j.com/smart_r366/br366g-j_home.html
             http://russell-j.com/smart_r366/r366g_j-today.html
 R英単語・熟語_総索引: http://russell-j.com/beginner/reitan-idx.htm
 Twitter : https://twitter.com/russellian2
★Rホームページ利用制限コンテンツ閲覧用パスワード: 1872Y0518
 ポータルサイト専用掲示板: http://249.teacup.com/bertie/bbs
  Blog 1 (Google Blogger): http://russell-j.blogspot.com/  
  Blog 2 http://365d-24h.jp/
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

[★投稿歓迎:ラッセルに関係するものであれば,ご意見,ご要望,エッセイ,
       ちょっとした情報提供等,何でもけっこうです。投稿は,
       matusitaster@gmail.com 宛,お願いします。
  ◆◆◆
 ◆お願い◆ アマゾンで買い物をしている方も多いと思われます。
  ◆◆◆  ラッセルのポータルサイト(トップページ)の検索ボックス経由ある
       いは,ポータルサイトに掲載した個々のアマゾン商品のリンク経由で
       ご購入いただければ幸いです。(PCを起動した後,最初にクリックし
       たのがラッセルのポータルサイト上のアマゾンの個別商品のリンクで
       あれば,アマゾンのどの商品を購入されても大丈夫です。)
       収益はラッセルのホームページのメンテナンス費用や早稲田大学のラ
       ッセル関係資料コーナ寄贈資料の購入に充当させていただきます。]
                                    
     ■ 目 次 ■
          
(1)ラッセルの著書及び発言等からの引用
(2)ラッセルに関する記述や発言等
 編集後記

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(1) ラッセルの著書や発言等から
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■「(ほぼ日刊)ラッセルの言葉366」
      n.1420~n.1424 を発行しました。
 
  以下,1つだけ再録します。     
    https://archives.mag2.com/0001626338/20180713084412000.html

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ラッセル『宗教と科学』第2章 コペルニクス革命 n.6
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 『宗教と科学』第2章 コペルニクス革命 n.6

 ケプラーの知性(面)における性格はとても特異なものであった(注:荒地出版社
刊の訳書の中で,津田氏は「The character of Kepler's intellect was very 
singular.」を「ケプラーの知的性格はとても単純であった。」と訳している。しか
し 「singular」は「simple」ではなく,「特異な」「 並外れた」といった意味なの
で,誤訳)。彼は当初,より合理的な動機によってと同じくらい(合理的とは言えな
い)太陽崇拝(太陽信仰)によって,コペルニクス説(地動説)を支持するように導か
れた。彼の(発見した)三つの法則(注:いわゆるケプラーの三法則)を発見するよ
うになった努力のなかで,彼は,五つの正立体(注:面が合同の正多角形であり,多
面角がすべて一致している5種類の立方体/いわゆるプラトンの立体のこと)と五つ
の惑星-即ち,水晶,金星,火星,木星,土星- との間には何らかの関係がなけれ
ばならないという空想的な仮説に導かれた。これは,科学史において少なからず起こ
っている(not infrequent けっこう起こっている)極端な一例である。即ち,(後に)
真理かつ重要であることが判明する理論が,当初,その理論の発見者の心(minds 精神)
に全く粗野かつ合理的でない理由(考慮すべき事項)によって示唆される,という極
端な一例である。実際は正しい仮説を思いつくことは困難であり,また科学の進歩に
おいて最も本質的な(欠くべからざる)このような歩みを手助けするような技術はま
ったく存在していない。従って,新しい仮説が示唆されるいかなる方法論上のプラン
(やり方)も有益である傾向があり,もしそのやり方に対して確信を持っていれば -
多くの可能性が以前に捨て去られなければならなかったかも知れないとしても- 
それは研究者(investgator 探求者)に新しい(いろいろな)可能性を検証しようと
する忍耐を与える(のである)。ケプラーに関してもそうであった。彼の最後の成功
は,特にケプラーの第三法則の場合は,信じられないほどの忍耐(力)のおかげであ
った。しかし,彼の忍耐(力)は,正立体に関係している何かが(発見の)手がかり
を与えてくれるに違いなく,また惑星はその回転運動(revolutions)によって,太
陽の魂にのみ聞こえる「天体の音楽(music of the spheres)」を生み出す,という
彼の神秘的な信念に基づくものであった。というのは,彼は太陽は多少と神の精神を
もった物体であると固く信じていたからである。

Chapter 2: The Copernician Revolution, n.6

The character of Kepler's intellect was very singular. He was originally led
to favour the Copernican hypothesis almost as much by Sun worship as by more
 rational motives. In the labours which led to the discovery of his three 
Laws, he was guided by the fantastic hypothesis that there must be some 
connection between the five regular solids and the five planets. Mercury, 
Venus, Mars, Jupiter and Saturn. This is an extreme example of a not 
infrequent occurrence in the history of science, namely, that theories which
 turn out to be true and important are first suggested to the minds of their
 discoverers by considerations which are utterly wild and absurd. The fact 
is that it is difficult to think of the right hypothesis, and no technique 
exists to facilitate this most essential step in scientific progress. 
Consequently, any methodical plan by which new hypotheses are suggested is
 apt to be useful ; and if it is firmly believed in, it gives the 
investigator patience to go on testing continually fresh possibilities, 
however many may have previously had to be discarded. So it was with Kepler.
 His final success, especially in the case of his third Law, was due to 
incredible patience ; but his patience was due to his mystical beliefs that
 something to do with the regular solids must provide a clue, and that the
 planets, by their revolutions, produced a "music of the spheres" which was
 audible only to the soul of the sun -- for he was firmly persuaded that the
 sun is the body of a more or less divine spirit. 
 出典:Religon and Science, 1935, chapt. 2.
 情報源:http://russell-j.com/beginner/RS1935_02-060.HTM
	

■「(ほぼ日刊)ラッセルの英語」
      n.1376~1380号 を発行しました

  以下,1つだけ再録します。
    https://archives.mag2.com/0001623960/20180710060000000.html

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 R英単語・熟語   beseech (v) [懇願する,嘆願する]
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★ beseech (v) [懇願する,嘆願する]

* be- + seech (= seek)/ 過去形は beseeched あるいは besought
* beseechingly (adv.):懇願的に;手を合わさんばかりに
   http://russell-j.com/beginner/reitan-b082.htm

<用例1>
He besought me to translate what I had said into Esperanto.
[彼は,私の話したことをエスペラント語に訳してほしいと懇願した。]
 出典:ラッセル『自伝』第3巻第2章「国の内外で」
     http://russell-j.com/beginner/AB32-170.HTM

<用例2>
So long as I lived in the same house with Alys she would every now and then
 come down to me in her dressing-gown after she had gone to bed, and beseech
 me to spend the night with her. .
[私がアリスと同じ家に一緒に暮らしている間,彼女はベッドに入ったあとで,時々,化
粧着のままで私のとこにやって来て,一緒に夜を過ごしてくれるよう私に懇願した。]
 出典:ラッセル『自伝』第2巻第1章「第一次世界大戦」
     http://russell-j.com/beginner/AB21-160.HTM

<用例3>
One of the most curious incidents of the War, so far as I was concerned, was
a summons to the War Office to be kindly reasoned with Several Red Tabs with
 the most charming manners and the most friendly attitude, besought me to 
acquire a sense of humour, for they held that no one with a sense of humour
 would give utterance to unpopular opinions. .
[第一次大戦中におきた出来事のなかで最も奇妙なものの一つは,自分に関する限り,
陸軍省への出頭であり,数人の陸軍高級将校(Red Tabs)に,この上なく魅力的な作法
で,またこの上なく友好的な態度で親切に説得されことであり,私は,ユーモアのセン
スを持つように懇願された。というのは,彼らはユーモアのセンスをもっている人は,
一般が受け入れないような意見をはくことはないだろうと彼らは考えていたからであ
る。]
 出典:ラッセル『自伝』第2巻第1章第一次世界大戦
     http://russell-j.com/beginner/AB21-340.HTM

<参考例1>
They besought him to speak the truth.
[彼らは彼に真実を話してくれるように懇願した。]
 出典:Kenkyusha's New Collegiate English-Japanese Dictionary, 4th ed.

<参考例2>
She beseeched hi to cut his drinking and his smoking.
 出典:Collins COBUILD English Dictionary for Advanced Learners, new ed.


★「ラッセルの言葉(Word Press 版)v.2」 n.1120~1124

1)n.1120:R『結婚論』第十一章 売春 n.3 
   https://russell-j.com/wp/?p=3876

2)n.1121:R『結婚論』第十一章 売春 n.4
   https://russell-j.com/wp/?p=3880

3)n.1122:R『結婚論』第十一章 売春 n.5
   https://russell-j.com/wp/?p=3883

4)n.1123:R『結婚論』第十一章 売春 n.6
   https://russell-j.com/wp/?p=3886

5)n.1124:R『結婚論』第十一章 売春 n.7 
   https://russell-j.com/wp/?p=3893
   

★「ラッセルの言葉_画像版」

 日本語 version : n.0615j-0621j を投稿
 英 語 version : n.0615e-0621e を投稿

  一つだけ再録します。
   http://russell-j.com/smart_r366/r366g_j0615.html

 「ミルの女性の平等(男女同権)の主張」 n.0615j (July 8, 2018)

 彼(ミル)の純粋に知的な面での欠陥(欠点)にもかかわらず,その影響力は,非常
に大きかったし,また,非常に恩恵をもたらした。・・・彼の女性の平等(男女同
権)の主張(擁護)は,結局,ほとんど世界中で受け容れられた。彼の『自由論』は
今日でも(読まれるべき)古典であり続けている。彼の(自由論の)理論面における
(いろいろな)欠点を指摘することは容易であるが,この本の価値は世界が彼の教え
から遠のけば遠のくほど(自由が少なくなればなるほど)増大する。現在の世界は彼
を驚かし,恐れさせもするだろう(現在の世界の自由の状況を知れば,ミルはきっと
驚くであろう)。もし,彼の倫理上の諸原理がもっと尊敬されていたならば,世界は
現在よりももっとよいものとなっていたであろう。

In spite of his purely intellectual deficiencies, his influence was very 
great and very beneficent. ... His advocacy of equality for women in the end
 won almost world-wide acceptance. His book On Liberty remains a classic: 
although it is easy to point out theoretical defects, its value increases as
 the world travels farther and farther from his teaching. The present world
 would both astonish and horrify him; but it would be better than it is, if
 his ethical principles were more respected. 
 出典:Bertrand Russell: John Stuart Mill,1955.
 詳細情報:http://russell-j.com/beginner/1097_JSM-270.HTM

 <寸言>
  その人の真価は,その人の生きた時代にどう考え、どう行動したかであろう。現
代人が過去の偉大な人物を批評する時,もちろん現代の観点に立って批評することは
重要であるが、それは当時の観点に立って理解した上でやるべきであろう。そうして
,さらにその人物が今生きていたらどのように考え行動したであろうかという観点
も必要である。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(2) ラッセルに関する記述や発言等
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

★ 今回はお休み

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 編集後記 災害列島日本と自衛隊-防衛大臣曰く、酒を飲んでいても指示はできる
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 災害発生時における自衛隊の活躍は多くの国民から感謝される。被災者からみれば
感謝あるのみであろう。

 しかし、こんなに災害が頻繁に起こる国にあっては、災害救助にあたるのは自衛隊
ではなく、主任務が災害救助でありいざという時には予備兵のように自衛隊に編入さ
れる「災害救助隊」のようなものであってはいけないのだろうか?

 戦争の場合の自衛隊の総指揮は総理大臣がとり、総理の指示を受けて防衛大臣が実
際の指揮命令をする。いずれにしても、自衛隊を動かすには防衛大臣や総理大臣の判
断や命令が必要となっている。
(因みに、気象庁が重大な被害が発生する恐れがあると繰り返し言っているさなかに
開かれた「赤坂自民亭」の懇親会に出席していた防衛大臣は、「不適切ではないか」
と聞かれ、「逐一報告を受け指示をしているので大丈夫」と答えていた。しかし、防
衛大臣に「逐一」報告している部下から見れば、自分たちが真面目にやっている時に
少し不適切ではないかと思った人も少なくないであろう。)

 自衛隊の規模は、総兵力は現在約24万人で、「対人口比」では、主要国中最低レベ
ルにあると言う。しかし、第二次世界大戦後以後は、戦争になった場合、現在では兵
隊の人数が多い方が有利とは言えない。日本は海に囲まれているので、特にそうであ
ろう。どれだけ近代的な兵器や装備をもっているかが重要となる。

 そういうことを考えれば、24万人の陸海空の自衛隊は、15万にくらいに減らし、そ
れ以外の約10万人は「災害救助隊(陸海空の災害救助のエキスパート)」として47都
道府県に比例配分して配備し、都道府県知事の指揮命令のもとにいつでも動けるよう
にする方がよいと思われるが、暴論であろうか?
(なお、自衛隊は全て国連軍に所属させて、日本は中立を宣言するとよい。北朝鮮や
 中国も、国連軍に攻撃をかけることはないであろう。)  (松下彰良)

=====================================

<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B012IYHZRG/ref=as_li_tf_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B012IYHZRG&linkCode=as2&tag=russellj-22">松下彰良(訳・編)『ラッセルの言葉366』</a><img src="http://ir-jp.amazon-adsystem.com/e/ir?t=russellj-22&l=as2&o=9&a=B012IYHZRG" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集・発行:(松下彰良/まつした・あきよし)
■ご意見・ご感想・お問合せはお気軽に : matusitaster@gmail.com

■登録・解除・変更はこちら: http://russell-j.com/R3HOME.HTM
■WEBサイト: http://russell-j.com/
     ( top page: http://russell-j.com/index.htm )
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

バートランド・ラッセルに関するメルマガ

発行周期: 週刊 最新号:  2018/12/15 部数:  147部

ついでに読みたい

バートランド・ラッセルに関するメルマガ

発行周期:  週刊 最新号:  2018/12/15 部数:  147部

他のメルマガを読む