ちるねの「戦略論(月曜版)」

ちるねの戦略論 42号「秘匿と迅速」

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   ちるねの戦略論(月曜版)42号
   
     「 秘匿と迅速 」
  
   発行者:地域ルネッサンス篠田事務所
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こんにちは。
ここ福岡は、季節の変わり目。
日々、湿度と温度が変化しております。
 
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
 
 
さて、本日の戦略論は
 
前回に引き続き
カール=フォン=クラウゼヴィッツ の 遺稿
「戦争論」からです。
 
 
「秘匿と迅速」とは
奇襲を支える2個の要件である。
 
 
とてもシンプルな文章ですが
クラウゼヴィッツは「奇襲」を重視しておりまして
その「奇襲」の要件である「秘匿と迅速」
という位置づけなのです。
 
クラウゼヴィッツが 戦争に勝利する
分岐点としてあげる 決定的地点での相対的優勢
これは、以前の戦略論39号でも取り上げております。
(http://archive.mag2.com/0000203975/20080615204640000.html)
 
奇襲は 相互の絶対的兵力の多寡に関わらず
強制的に 決定的地点における相対的優勢を
作り出す手段と 捉えている訳です。
(私たちの良く使う言葉「寝耳に水」ということです。)
 
 
しかし 奇襲の効果を大きくしようとすれば
必然的に 奇襲の規模が大きくなる。
小さな規模の奇襲であれば 当然効果も限定される。
 
奇襲の成功には 強制的に決定的地点を作るため
そのタイミングを 敵に悟られてはならない。
 
 
クラウゼヴィッツは 大規模な奇襲を成功させる
ことは 非常に難しい。これは戦史に証明されている
といいます。
 
しかし、大規模な奇襲が成功することは 戦争の勝利
に決定的な要因となることも、証明されていると。
 
 
大規模な奇襲には 大変長い準備期間が掛かります。
その準備期間中 相手に情報を漏らさない「秘匿」の力。
 
そして 敵に「まさかこんな短期間で」と言わせることが
出来る 「迅速」の力。
 
 
組織の統制 士気の高さ 賞罰の明確 そして情報戦略
私たちが 現代企業において 置き換えた場合でも
奇襲 そして「秘匿と迅速」を保つための 組織力が
ひとつひとつ 頭に浮かびます。
 
そして その結果として「秘匿と迅速」が奇襲を結ぶ。
孫子がいうところの 「勢」が背景に必要だと そういう
ことなのでしょう。 
 
 
戦史の限りを 捲っていけば
戦いの勝者は 決して 奇異な戦術で勝ち残ったわけ
ではない。
 
むしろ 愚直なまでに単純なことを
まさか このタイミングで こんな短い期間で
まさか 出来るはずがないこと 上ることが出来ない坂を
乗り越えて 戦ってきた。
 
 
クラウゼビッツのまとめる「奇襲」
そして その成功の体制である「秘匿と迅速」
 
考えるほどに 奥が深いですが
ひとつ チャレンジしてみませんか。
 
 
それでは、失礼します。
ちるねの戦略論でした。
 
 
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地域ルネッサンス 篠田事務所  篠田 昌人
 050-1055-4390(IP) shinoda@re-renaiss.name
 ホームページ【ちるねコム】 :  http://chirune.com/
 (ちるね事務所は 「難しいことを簡単に伝える技術」を
  専門とした ちょっと変わった事務所です。)
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