ひろえのキャズ便り

「ひろえのキャズ便り3月14日号」

ひろえのキャズ便り3月14日号です。

 昆布、昆布、昆布……と、藤木正則展がはじまってからというもの、なんだか
昆布の話ばかりしていますが、藤木さんは決して昆布の作家さんではありません
(そんな人いるのか?)。かれこれ30年以上も作家活動を続ける藤木さんですか
ら、もっと語るべきことがあるはずなのですが……またしても、昆布の話。
 藤木さんは、ずっと大阪がこわかったのだという。北海道から根こそぎ昆布を
もっていってしまう大阪のことを、藤木さんは、得体の知れないモンスターみた
いに思っていたのかもしれません(大阪は、日本有数の昆布消費地)。そうだと
しても、キャズで個展をするための大阪行きが、いつのまにか大阪で昆布を探し
求める旅にシフトしてるなんて、どう考えても不思議すぎる。しかも、ちょっと
あやしげなライター屋さんで、奇妙な形のライターなんか買い込んで展示してる
し……それがまた、ちゃんと作品にみえるというのもどうなんだか−謎が続く限
り、複製であろうが既製品であろうが、アウラは消えない−それはともかくとし
ても、たぶん、藤木さんは、寄り道がうまい人なのだ。経歴をみると、40歳を
すぎてから大学院を修了されている。まさに、すばらしき人生の寄り道。
 「トークの日は、みなさんで昆布茶を飲みましょう。お茶に昆布を入れて……」
と、展覧会初日、妙にうれしそうだった藤木さん。そういえば、藤木展がはじまっ
て以来、キャズの事務所にずっと置きっぱなしになっているだし昆布があるけれ
ど、ひょっとしてあれを使うのか……っていうか、昆布茶ってお茶に昆布を入れ
たものだっけ? 
 トークの来場者に昆布茶を出す−おそらく、藤木さんは、大まじめに考えてい
るにちがいないのだが、それでもやっぱり、なんか変。はたしてどんなお茶がふ
るまわれるのか…… また謎が、いや楽しみが増えた。理解不可能なものが持つ
パワーはあなどれない。アーティストトークで起こるかもしれないハプニング
−そう、事件からなにかがはじまる。たぶん、それが現実。

 明日土曜日のトークは、いつもより遅くて18時からです。昆布茶を用意して
お待ちしております。

__展覧会のご案内________________________________________________________

藤木正則展 http://cas.or.jp/2008/FUJIKI/index.html
キュレーション:越前俊也(同志社大学文学部美学芸術学科准教授)

■会期 2008年2月25日(月)〜3月22日(土)1:00pm-7:00pm 
月曜〜土曜 Open (日/祝休み 3月9日を除く)

アーティストトーク :3月15日(土)18時〜 (参加費500円)
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特定非営利活動法人キャズ(CAS)
大阪市中央区久太郎町3丁目2番15号
三休橋エクセルビル南館6階
TEL/FAX 06-6244-3833
Web http://cas.or.jp/
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ひろえのキャズ便り

発行周期: 不定期 最新号:  2018/12/13 部数:  109部

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