日本玩具博物館ニューズレター

日本玩具博物館ニューズレター155号

        日本玩具博物館ニューズレター155号
                      (2019年3月号)
 
 桃の節句の季節となりました。
 当館6号館では、毎年恒例の雛人形展を開催中です。今年は、江戸時代や明治
時代に都市部で飾られた豪華な町雛の他、青森から沖縄まで各地で作られた
土雛や張子の雛、紙雛、押絵雛、掛け軸などの「ふるさとの雛」を展示して
います。期間中、展示解説会やワークショップも開催しています。今年も当館
ならではの「雛まつり」をお楽しみください。
 また、1号館では、「平成おもちゃ文化史」と題する企画展が始まりました。
子どもたちに愛された昭和50年代から平成20年代までの玩具や人形の展示です。
本年5月には新元号に変わりますが、玩具や人形を通じて平成時代をふり返って
いただきます。ご来館をお待ちしております。

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 目 次


 今月のおもちゃ…三次人形の雛飾り(広島県三次市)


 学芸室から…如月雨水、雛日和                                                     
       http://www.japan-toy-museum.org/new_gakugeisitu.htm  
   
 
 3月の展示解説会とワークショップのご案内


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            三次人形の雛飾り
            (広島県三次市)

      http://www.japan-toy-museum.org/news.html


 広島県三次(みよし)市周辺には三月三日の節句がくると、男児と女児、
両方の健やかな成長を願って土人形を贈答する風習が伝えられています。
 ひと月遅れの桃の節句(4月3日)が近づくと、男児には天神や武者、金太
郎などの人形を、女児には花魁(おいらん)や舞い娘などの人形を買い求め、
それぞれの初節句を祝いました。三次地方の雛飾りは、上段に天神、下段に
武者物や女物の人形を並べ、ときには家族に節句人形も雛段に集めて賑やかに
飾られました。
 三次人形の創始期は幕末から明治初頭にかけて。島根県の長浜人形などの
影響を受けたもので、明治時代から大正時代の頃は、宮ノ峡(みやのかい/
現三次町/「宮の海人形」とも)と十日市町の二ヵ所に窯があり、良質の人形
が数多く作られました。宮ノ峡の方は大正初期に廃絶しましたが、十日市の
丸本家が中断を経て、現在の三次人形を受け継いでいます。
 写真は、明治中期から大正時代の頃に作られたもので、両方の窯の人形が
集まっています。天神を飾って三月の節句を祝う風習は、三次地方だけでは
なく、島根県出雲地方や鳥取県倉吉地方、兵庫県丹波地方をはじめ、各地に
残されています。
 三次地方の雛飾りは、4号館1階の展示室でご覧いただけます。

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  「雛まつり~まちの雛・ふるさとの雛~」展示解説会のご案内

 庶民層にも雛まつりが広がったのは、江戸時代。以来、昭和時代に至るまで、
雛人形や雛飾りには、江戸(東京)、京都、大阪などの大都市部、地方の城下町、
農村や山間部と地域による違いがうまれました。その時代性や地域性について、
当館学芸員が展示資料を取り上げながらお話します。 
 下記の日時に6号館へお集りください。


 日時:3月3日(日)・10日(日)・17日(日)
   各回14時30分~/40~50分程度


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            ☆春のワークショップ☆

□「貝合わせ」を作って遊ぼう!

 江戸時代や明治時代の雛飾りには、一対の貝の中に美しい絵が描かれた
“合わせ貝”が見られます。お雛様サイズに小さく作られていますが、大きな
サイズの“合わせ貝”は、人々が「貝合わせ」をして遊んだものです。
 このワークショップでは、一対の蛤(ハマグリ)の貝の身と蓋(ふた)、それぞれ
の内側に思い思いの絵柄を描いて合わせ貝を作り、ご参加の皆さんと貝合わせ
をして遊びます。(※絵を描いた合わせ貝一対はお持ち帰りいただけます。)

●日時………2019年3月21日(木)13時30分~15時
●場所………日本玩具博物館6号館2階講座室
●材料費・参加費………300円
●定員………25名(申込制)


□折り紙のおひなさまを作りましょう

かわいい折り紙で着物をつくり、丸いお顔に絵を描きます。そんなお雛さまを
作りませんか。

●日時………2019年3月3日(日)11時30分~ / 13時30分~         
●場所………日本玩具博物館6号館テラス
●参加費………150円


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日本玩具博物館利用案内


開館  午前10時~午後5時

休館  水曜日、年末年始(12月28日~1月2日)

入館料 大人600円 学生400円 こども200円
    (団体20名以上は2割引となります)

交通  JR播但線香呂駅から徒歩15分
     播但連絡道路船津ランプから車で西へ約5分


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 発行:  日本玩具博物館 
 
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日本玩具博物館ニューズレター

発行周期: 月刊 最新号:  2019/03/01 部数:  207部

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