J-PlatPatを使った[特許検索のコツ]

特許分類IPC・FI・Fタームの改定(1) - Vol.117, 2017/01/17

Vol.117 | 2017.01.17
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

無料でできる!

       J-PlatPatを使った【特許検索のコツ】

                        http://e-patentsearch.net/



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


【本号のテーマ】


             特許分類IPC・FI・Fタームの改定 (1)

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


本メルマガをご登録・ご購読いただきありがとうございます。

このメールマガジンは、世界各国の特許庁データベースを使った特許検索のコツを始めとして、特許調査や
パテントマップ作成を行う上で留意すべき点特許情報分析などに役立つ情報(業界情報・マーケット情報など
の各種情報源)を配信していきます。


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■




Contents


 1: 特許分類IPC・FI・Fタームの改定(1)

 2: セミナー紹介
   - 東京 1/27 新製品・新事業開発のための特許情報分析手法 ★講師割引あり★
   - 大阪 2/15 事業戦略・特許出願戦略のためのパテントマップ活用方法 

 ◇編集後記




1: 特許分類IPC・FI・Fタームの改定(1)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

特許分類には


 IPC:国際特許分類
 F I:ファイル・インデックス
 Fターム:ファイル・フォーミング・タームの略
 CPC:欧米共同特許分類


などがあります。これらの特許分類は定期的に改正され、新設されたり、廃止されたり、整理・統合されます。


*特許分類については特許庁の「知的財産権制度説明会(実務者向け)テキスト」が参考になります。
 下記は平成27年度のテキストで毎年改定されているので、最新版を確認してみましょう。

 特許分類の概要とそれらを用いた先行技術文献調査
 https://www.jpo.go.jp/torikumi/ibento/text/h27_jitsumusya_txt.htm


昨年1月になりますが、パテントマップ活用セミナーで取り上げている「インスタントラーメン」関連の特許分類である

A23L1/00  食品または食料品;その調整または処理
A23L1/16  ・・パスタ型のもの,例.マカロニ,ヌードル
A23L1/162 ・・・半ゆで(par - boiled)またはインスタントパスタ

が改正に伴って廃止されました。新しく

A23L7/00 (2016.01)   穀類誘導製品;モルト製品;それらの調製または処理
A23L7/109 (2016.01)	・・パスタ型のもの,例.マカロニまたはヌードル
A23L7/113 (2016.01)	・・・半ゆで【parboiled】またはインスタントパスタ

が設置されました(というよりも移動したという方が適切な表現でしょうか)。


J-PlatPatの特許・実用新案テキスト検索メニューで


■種別:公開特許公報 (特開・特表(A)、再公表(A1))
■検索項目:IPC A23L1/162


で検索するとヒット件数は390件あり(検索日:2017/1/8)、そのうち最新発行の公報は2015年11月05日発行の特開2015-192657になります。


https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/PU/JPA_H27192657/743AEFEB94598B7042B42519D74D89BD


次に2006年1月に改訂されたIPCで検索してみます。


■種別:公開特許公報 (特開・特表(A)、再公表(A1))
■検索項目:IPC A23L7/113


ヒット件数は26件(検索日:2017/1/8)でした。ヒットした公報のうちの最先発行公報は2016年02月01日発行の特開2016-015969になります。


https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/PU/JPA_H28015969/E3A8021CB36372C3BAFAC470A8A969E1


昨年1月に改訂されるまで利用されていたA23L1/162を用いると2015年末日までの公報がヒットし、
2016年1月に新たに新設されたA23L7/113を用いると、2016年1月以降に発行された公報がヒットします。


この特許分類の改定について注意すべきポイントは、


  「利用しているデータベースで特許分類の改定がどこまで反映されるのか?」


という点です。どこまで反映されるのか?という意味は、A23L1/162とA23L7/113というのは同じ技術分野に付与される特許分類ですから、


  A23L1/162 = A23L7/113 (半ゆで(par - boiled)またはインスタントパスタ)


と考えて良いことになります。しかし、上述のJ-PlatPat特許・実用新案テキスト検索メニューを用いた場合、


■種別:公開特許公報 (特開・特表(A)、再公表(A1))
■検索項目:IPC A23L1/162 OR A23L7/113


としないと網羅的な検索を行うことができません。なぜならば、改訂された特許分類A23L7/113が改定前のA23L1/162に再分類されていないからです。


特許検索データベースにはJ-PlatPat特許・実用新案テキスト検索メニューのように、公報に表記されている特許分類をそのまま収録しているタイプと、商用データベースのように整理標準化データにより特許分類の改定を反映させているタイプの2つに分かれます。


*整理標準化データとは(出所:https://www.jpo.go.jp/dictionary/japanese_se.html)
 特許庁の保有する特許等の情報のデータの一部を、XMLやSGMLといった標準的なデータの記述方法を用いて記述することで整理したデータ。


J-PlatPatでは特許・実用新案分類検索が整理標準化データも反映している=特許分類の改訂も反映しているデータベースになります。


この特許分類の改訂を反映しているか否かで検索結果は大きく異なってしまいますので、注意が必要です。


次回はJ-PlatPatの特許・実用新案テキスト検索と特許・実用新案分類検索の違いなどを詳しく見ていく予定です。


2:セミナー紹介
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


◆東京 1/27 新製品・新事業開発のための特許情報分析手法

-> http://www.johokiko.co.jp/seminar_chemical/AC170181.php

 ★講師割引希望の方は・・・ atsushinozaki1977@gmail.com までご連絡ください(〆切:1/20)

(概要)
本セミナーでは新製品・新事業開発に焦点を当てて、どのような特許情報分析および一般情報調査・分析が
必要となるのか、講義+演習(Excel演習+インターネット検索)形式で習得いただきます。新製品・新事業
開発に必要となる戦略論の基礎知識、分析フロー、FI・Fタームなどの既存特許分類ではない独自分類・評価
指標の設定手法、そして新製品・新事業開発に役立つ情報源などを講義し、実際に講師が準備したケース
スタディを用いて新製品・新事業開発プランを練るための情報分析演習を行っていただきます。特に、
業界・業種の違い、業界内におけるポジション、製品・技術ライフサイクルなども考慮した新製品・新事業
開発時の戦略提言へつなげることができるスキルを身に着けていただきます。

一方向的な講義だけではなく、ミニ演習やディスカッションも盛り込んだ双方向的な講義としますので、
みなさまの積極的なご参加をお待ちしております。

(備考)本セミナーで用いる演習用Excelデータは当日USBで配布します。また本セミナー用の特別サイト
から後日ダウンロードすることも可能なので、セミナー受講後もそのデータを使って復習していただけます。



◆大阪 2/15 事業戦略・特許出願戦略のためのパテントマップ活用方法

-> http://www.jiiiosaka.jp/patentmapH28.pdf

(概要)
知財戦略と事業戦略・R&D戦略の経営戦略における三位一体が提唱されてから10年近く経過しましたが、
実際のところ特許を中心とした知財情報を自社の経営戦略・事業戦略立案や、競合他社の戦略分析に十分に
活用できていないのが現状ではないでしょうか?

本講座では、特許情報を調査・整理・分析し可視化したパテントマップを、発明・アイデア創出や自社戦略
立案にどのように活用すれば良いか、戦略論・フレームワークの基本から説き起こして解説いたします。
特許情報の活用方法をベースに講義を進めますが、非知財情報の分析方法についても触れます。

なお、本講座は座学ベースでの学習だけではなく、一部グループワーク形式の演習も取り入れた講座となり
ますので、受講者皆様の積極的なご参加をお待ちしております。

★グループワーク形式の演習ではポストイット・筆記用具等を使います。




編集後記・ひとりごと
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

情報発信とは習慣化だと思っています。

mixiは長続きしなかったのですが、ツイッターやFacebookは今でも続けています。もちろん使いやすいか否かというのもありますが、
自分の中でいかに習慣化できたか、という点が長続きしているか途中で止めてしまっているかの大きなポイントです。

そういう意味でいうと、完全に習慣化できているとは言えませんが、USTreamでの知財よもやまの配信。

これもそこそこ習慣化(と言えば格好良いですが惰性的な面も・・・)できた例かなと考えています。


本メルマガも今年から再度習慣として定着できるよう、自分への課題として課していきます。


ネタとしては、とりあえず「特許分類の改定」からはじめて、続けて特許分析時のコツなどについて取り上げていく予定です。


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

【発行人】    野崎篤志

         プロフィールサイト [経歴・著作・講演など]
         >> http://sites.google.com/site/nozaki1125/

         ソーシャルメディア
         >> Twitter :http://twitter.com/conductor_hvk
         >> Facebook:http://www.facebook.com/anozaki
         >> USTREAM :http://tinyurl.com/a8qujyy
         >> Youtube :http://tinyurl.com/pjh8fw8

【発行者サイト】 e-Patent[知的財産(特許・意匠・商標)のポータルサイト]
         >> http://www.e-patentsearch.net/

         e-Patent Blog
         >> http://ameblo.jp/e-patent

         e-Patent Facebookページ
         >> https://www.facebook.com/epatentsearch/

【 連載記事 】 知財コンサルタントが教える業界事情
         >> http://tinyurl.com/pvzpv9b

         自社事業を強化する! 知財マネジメントの基礎知識
         >> http://tinyurl.com/4kqkwhy

【発行者e-mail】 << atsushinozaki1977@gmail.com >>
         ※ご意見・ご感想をドシドシお送り下さい

【発行システム】 『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
【 配信中止 】 http://www.mag2.com/m/0000194221.html

※本メルマガに掲載されている情報・広告を利用して発生したトラブル・不利益に関して発行人は一切責任
 を持ちません。情報を利用する際は、皆様の自己責任において行っていただくようお願い申し上げます。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

   Copyright(C)2017 e-Patent Search.net  All rights reserved.

J-PlatPatを使った[特許検索のコツ]

発行周期: 隔週刊 最新号:  2019/02/24 部数:  1,673部

ついでに読みたい

J-PlatPatを使った[特許検索のコツ]

発行周期:  隔週刊 最新号:  2019/02/24 部数:  1,673部

他のメルマガを読む