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熊本県玉名郡南の関町における、虫類の方言、薬用など   その2

カテゴリー: 2018年07月01日
熊本県玉名郡南の関町における、虫類の方言、薬用など   その2
                              第282回  2018.7

11、クロアゲハチョウ黒鳳蝶(オコレヂュチュケ:方言)
これを、捕まえるとオコリ(熱病)を病むと云う。
この蝶が、ものに止まっても、その羽を震わせているいる様に、絶えず動かすのを、異様だ、と 今も感じられている。

12、かぶと虫(方言もカブトムシ)
子供らは、この虫を珍重していて、遊び相手としている。箱などで飼っておく。

13、カミキリムシ(カンキリ:方言)
子供らは、この虫が、美しく、又キュウキュウと鳴らすのを喜び、遊ぶものとしている。
又、よく髪の毛を噛み切るのとして、髪の毛を噛ませる。

14、コメツキムシ 米搗き虫(ギッツリムシ:方言)
子供らは、この虫を仰向けにし、その体をギッギッと鳴らし、かつまた起きあがるのを喜び遊ぶ。

15、普通のキセルガイ 煙管貝(キホージャ:方言)
この陸貝の形の珍しいのを珍重して、子供たちは、きそってこの巻き貝を採集する。多くは、大樹にいるので、このように名付けられた。

16、ミズスマシ(キャーモチキャー:方言)
キャーモチは、粥餅である。粥餅を作る時の様子によって名付けられた。しかし、粥餅が全く廃れた今日では、ジーカキムシの名が一般的に使われている。

17、コガネグモ(ギンコブ:方言)
このクモを二三尺位の棒の両端にそれぞれ放って、戦かわさせる。一方が負けて」、棒から下りたりすると、「上はヤマヤマ、下はカワカワ」と唱えて、手か指先で、ちょっと触って上らせる。

18、クツワムシ(クダマキ:方言)
子供らがお盆の前後になると蝋燭をつけて、この虫を捕らえて歩き、麦藁を苞形よりも一層中央をふくらまして作ったものに入れて飼っておく。

19、ヘビの総称(クチナワ:方言としているが、古語である。)
ヘビを殺すときは、よく殺さず、生殺しにすると祟ると信じられ、差した指は、その指を強く噛まぬと腐ると云う。
また、ヘビを殺した時は、「今夜、おり(俺)が枕元さん来ると、仏さんの金天棒で打ち殺すぞ」と言う。ただ追う時は、「今度出っと孫彦やさでまぢ(迄)も打ち殺すぞ。ゆーっと(よく)聞いとけ、ゆーっと聞いとけ」、と唱えると良いと云う。

20、マダラカマドウマ 斑竃馬(クドンケンゾク:方言)
クドは竃の意味。ケンゾクは神の使者の意味。竃の付近に多い故に、そう称したのである。
殺すことを忌む。

朝霞の漢方  昭和薬局
薬剤師 鈴木 覚
埼玉県朝霞市朝志ヶ丘1-2-6-106
TEL 048-473-7830  FAX 048-473-7332

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発行周期:  不定期 最新号:  2018/07/01 部数:  79部

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