水平通信

水平通信☆第68号 2011.11.03

一週間ほど前までは、黄金色だっだ田地が稲の刈り取りが終わり、冬枯れの様相を呈してきましたが、
冬枯れもまた風情、と風景と己の心象を重ね合わす私は確実に齢を加えています。
冬に向かう季節の変わり目です。ご自愛の程を。それにしても一年があまりにも速く感じます。

☆人権のふるさとたより☆
「在特会」幹部・川東による水平社博物館への名誉毀損行為公判が、10月17日(月)13時10分から奈良地方裁判所101法廷で開かれました。
公判には、部落解放同盟中央本部をはじめ、部落解放同盟近畿ブロックの各府県連や多くの川東の差別発言を許さない皆さんが支援に駆けつけてくださいました。
まず心から深謝申し上げます。
8月22日の提訴以降、川東から10月3日に「答弁書」が届きました。
その内容は、「原告の被告に対する請求を棄却する」、請求の原因に対する認否は「追って認否、反論する」と、原告である水平社博物館の訴えに対し全面的に争う構えを見せるとともに、
自信がないのか、差別発言の有無や発言が差別か差別でないかについても認否を保留し、反論を先延ばしにしました。
奈良地裁前には2、3人の「在特会」会員らしき人物の姿も見られましたが、圧倒的な支援の前に抽選での傍聴券すら彼らの手には入りませんでした。
開廷された法廷では、出廷しないと思われていた川東が姿を見せ、公判引き延ばし作戦だと思われますが、どの弁護士も弁護を引く受けてくれないことを嘆き、差別とは何か分かる「公文書」や政府の「閣議決定」を教えてほしいと、ふざけきった態度を取り、
裁判官から何度も訴状に反論しなさいと諭されていました。
川東の展開が裁判官の心証を悪くさせたのは確実で、墓穴を掘ったこととなりました。
「和解」を求めている川東に対し、代理人である古川弁護士はきっぱりと「和解」を拒否し、川東の認否と陳述を求めました。
次回公判は、12月19日(月)、15時から奈良地裁第101法廷で行われます。第1回公判同様、圧倒的な支援を心からお願いします。
公判の後、多くの支援者の皆さんにより「差別街宣を許さない奈良の会」が結成されました。
事務局は、部落解放同盟奈良県連合会です。「在特会」による差別扇動行為など事務局に情報をお寄せください。
今後とも皆さんのご支援を心よりお願いいたします。

☆水平社運動関係一口メモ
1924年11月2日、三重県津中学校教科書差別事件。
―静岡県社会事業協会内に融和部新設。
―奈良市の製墨工200人が争議。

☆これからの予定☆
教育支援企画展「こんなん知ってた!?―はじめての部落問題」(9月21日から11月20日まで)。
「在特会」幹部・川東による水平社博物館への名誉毀損行為公判(12月19日15時から奈良地方裁判所101法廷)。
可変型展示「1923年の差別事件と糾弾闘争」(2012年3月31日まで)。
人権教育支援事業「出前博物館」(「はじめての部落問題」、完全予約制、有料)の注文はおまへんか????。

館長でした。

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水平社博物館
〒639-2244奈良県御所市柏原235-2
TEL0745-62-5588 FAX0745-64-2288
http://www1.mahoroba.ne.jp/~suihei/
suihei@mahoroba.ne.jp

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発行周期: 月刊 最新号:  2019/01/03 部数:  219部

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