楽しい子育て応援団

「楽しい子育て応援団」から応援エッセイです!


カテゴリー: 2013年03月17日
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   NPO法人アスペ・エルデの会「楽しい子育て応援団」です 2013、3月号
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 『楽しい子育て応援団』は2013年3月号をもちまして終了いたします。
 長い間ご愛読いただきまして、本当にありがとうございました!

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    堀田あけみ先生の「子育て応援エッセイ」 第82回
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◇◆大好きだよっていうために

 こちらで月に一度、みなさんに私と子ども達のお話をすることが、もう8年
続いています。今の形でお会いするのは、今回で最後になるそうです。
 
 8年なので、子ども達は大きくなりました。
 近年、「ママタレ」という単語が定着して、お母さんになったタレントさんは、
母であることをキャラクターとして、お仕事をされます。しかし、限られたパイを
奪い合っている状態のようで、産後、ママタレとしてのキャラをどう定着させるかが
課題。子育てブログは当然の義務みたいなもの、お料理上手・手作りのお洋服・ひと味
違う写真と、ママタレさんのアピールは大変です。他人のネタは使えないので、痛い
キャラも出始めました。産後鬱アピールに、育児ノイローゼアピール。これは、真剣に
やめてほしいと思っています。今は小さいお子さんが、大きくなってから、母親のイン
タビュー記事、目に止めたりしたら、傷つきます。自分のせいで、母親が病んでたの
かって。
 
 これは、クリエイターも同じなのですね。作家さんには減りましたが、マンガ家さんに
は相変わらず、子育てマンガを長年にわたって書く人が多いようです。多いと言っても、
タレントさんに較べればたいした実数にはならないので、自然体の人が多いかな。でも、
「母親売り」には変わらず。私も、その中の一人です。それも、かなりあざとい「障害売り」。
批判されるのは、計算のうち。障害アピールして、お呼びがかかれば、できるだけ出しゃばって、
伝えに行きます。「子育ては楽しい」「障害あっても大丈夫」。
 
 そして、この分野でのヒット作と言うか、定番商品も多くありますが、最近、問題になってる
ように見えるのが、子どもが大きくなり過ぎること。小さいうちが花ですもん、子育てものって。
可愛いし、ネタあるし、笑えるし。失敗が笑いに転化されるのは、乳幼児の特権です。何年か
連載して、子どものキャラクターも定着した頃に、大きくなってしまう。
 
 他人事ではありません。我が家も大きくなりました。そして、「子育ては楽しい」ばかり言っ
てられないシビアな現実と向き合っています。変なの。だって、子育て自体はずっと楽になって
いるんですよ。時間が無いのは、お仕事のせい。子どもの世話に追われているわけではないのに。
 
 子ども達は全員均等に成長しているのだけど、ひときわ成長したのはマナトだと思います。
意外ですか? 自閉特有の行動傾向が収束しつつあるカイトでも、赤ちゃんから女になった
コトコでもありません。
 
 マナトは、困った子でした。字は書けない。運動神経は無い。悪いんじゃない。無い。約束を
忘れる。物事も忘れる。宿題はしない。嘘はつく。友達との付き合いが悪い。かっとなると手が出る。
へたれ。積極的には何もしない。ゲームにしか興味が無い。中学1年時には、あまりの成績の悪さに
腰が抜けました。
 
 今や、優秀な主夫で、弟妹の世話については、父親より役に立つ。第一希望の高校にも推薦で入っ
たし、一生、勝てないと思った空手の試合で、幾つもトロフィーを持って帰ってくれました。何より、
母に対する気遣いの細やかさが素晴らしい。父に対しては、まんま、反抗期ですけど。
 
 気遣いについては、お手伝いに熱心なコトコ、疲れた顔をしていると、頭を撫でてくれるカイトも
負けてはいません。
 おかあさん大好きって、いつも言ってもらえる私は幸せな母親です。
 自分のことは、ときどき嫌いになる。昔よりは好きだけど。おとうさんに対しても、嫌になることが
ある。でも、子ども達のことは、いつもずっと大好き。叱りつけてても、文句言われてても心の底では
いつも大好き。
 
 親は仏じゃないのです、当然のことながら。子どもとの間にトラブルが生じるのは当たり前。
大切なのは、トラブルを恐れないこと、修復力をつけることだと思うのは、私が我慢の足りない駄目な
母親であることへのいい訳かもしれません。
 喧嘩したっていいよ。心の底では大好きなら。家族だから、何度喧嘩しても仲良しに戻れるんだよ。
 でも、いつの間にか戻れなくなることもあります。実の親と交流しなくなる例もたくさん見聞きしてき
ました。
 
 子ども達が大人になったら、それぞれの生活を持つことになります。マナトとコトコには、新しい家族も
持ってほしいと思っています。遠くはなれて、そうそうは会えなくなるかもしれない。おかあさんなんてどう
でもいいやと思われるかも。
 だけど、そんなときにも私からはいつだって、大好きだよって言えるように。あくまでも、押し付けがまし
くなく。
 
 子育てに手がかかる時期は過ぎました。今このときも、私はこの文を研究室で書いています。職場での
教務委員としてのお仕事、追再試でトラブルがあったときのための待機です。本当は、次の時間からなん
ですが、お子さんが病気になった先生の代打です。代打ができるようになったんですよ。
 子育ての恩は送るものだそうです。子ども達が小さいとき、一番頼りになったのは、身近なちょっと先輩
お母さん達でした。自分は子どもの手が離れてるからと、親身になっていただきました。でも、その恩を返
すことはできません。だって、あちらの子育ては先を行っているもの。だから、送るのです。次の人達へ。
 
 子ども達は大きくなりました。私の子育て大忙し期は、もう終わりです。これからは、精神的に大変な時期に
入ります。
 でも、ちっこい子育てには関わり続けます。恩を送るために。
 
 子どもが育てにくい時代だと言われています。その中で、誠実に懸命に子どもと向かい合い、ときには自分を
見失うお母さん達に。
 
 それでいいよ、私はあなたのような人が大好きだよっていつまでも言えるように。
 これからも、不器用に頑張って行きます。
 また、すぐにお会いできますからね。

◇◆堀田あけみ先生の略歴
 1964年 愛知県生まれ。
 1981年、「1980アイコ十六歳」で文芸賞を受賞、文筆活動に入る。
 その後、名古屋大学教育学部に入学、卒業後、同大学院教育心理学科に進学。
 専攻は、発達心理学・学習心理学。特に、言語の理解および産出のプロセス。
 2011年現在 椙山女学園大学 勤務

【主な著書(現在、入手可能なもの)】
 「わかってもらえないと感じたときに読む本」「おとうさんの作り方」(海竜社)
 「十歳の気持ち」(佼成出版社)、「唇の、することは。」(河出書房新社)
 「泣けてくるじゃない」「あなたの気持ち」(角川書店)
 「マナティ 夢の人魚」「大草原のプレーリードッグ」(共著、七賢出版)
 「White Smile」(共著、ワニブックス)
 「発達障害だって大丈夫-自閉症の子を育てる幸せ」(河出書房新社)



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   小児科医 宮地泰士せんせいの「子育て応援エッセイ」 第82回
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 親は子どもにいろいろなものを与えています。衣食住をはじめ知恵や経験、手間暇(自分の
労力や時間)はもちろん、励ましや癒しなどなど。親の愛情や思いは様々な形で子どもに与え
られます。
 
 しかし、与える時には必ず得る(与えられる)ものがあります。親になったからこそ分かる
ことやできるようになることはたくさんあります。子どもとの時間を通して気づかされることや
考えさせられることも増え、それらは子どもから親に与えられる大切なものであるのです。ある
偉人の言葉に、「人は与えている時には自分のことしか考えなくなってしまうもの。自分が恵みを
受けているということに気がつかなくなるもの。」という言葉があります。肝心なのは、そのように
自分に与えられる“大切なもの”に気づくことができるかどうかなのでしょう。

 そして、子どもは親から与えられたものを基に自分自身の考えや人生の歩み方を模索し、今度は自
分が周囲の人や社会、あるいは自分自身の子どもに何かを与えていきます。つまり、親から贈られた
ものが子どもを通して形を変え、社会や様々な人への“贈り物”になっていくのでしょう。皆さんは
子どもに何を受け取って欲しいですか?どのように受け取ってもらいたいですか?そして、子どもが
上手に受け取れるように与えていますか?
 
 これからも私達親は、子どもを育てることや親であることの幸せを忘れず、子ども達への
“贈り物”を大切にしていきたいですね。

◇◆宮地泰士(みやち たいし)先生の略歴
 平成7年3月  名古屋市立大学医学部 卒業
 同年4月    名古屋市立大学病院小児科 入局、勤務
 平成12年4月 医学博士号 修得
 平成15年4月 名古屋市児童福祉センター 勤務
 平成18年7月 子どものこころの発達研究センター 勤務
 平成22年4月 名古屋市あけぼの学園 勤務

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    「楽しい子育て応援団」

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