放浪記編集後記

複眼的ヨーロッパ放浪記 No.44

カテゴリー: 2007年01月18日
■■■■■□□□■■■■■
■■■■□□□■■■■
■■□
■□■  複眼的ヨーロッパ放浪記
□■■     
■□■    Produced  by  http://home.g01.itscom.net/maisonk/
         

★★★旅の面白さを実感できる長編エッセイ★★★


このメルマガは団塊の世代である著者が昔を思い出し、ヨーロッパ放浪の旅
を行った際の各種経験などを綴った長編エッセイです。

何事に対しても新鮮な感受性を有した昔の私と、何事についても理屈を付け
たくなる団塊の世代特有(?)の行動パターンを有する現在の私の二つの視
点から見た「複眼的ヨーロッパ放浪記」となりました。

ツアーでは決して味わえない
「こんな旅の楽しみ方もあったんだ!」
との思いと共に、私と一緒にしばしのヨーロッパ旅行を楽しんでいただけたら
本望です。


 
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
▲▲▲▲▲▲「複眼的ヨーロッパ放浪記」第44回配信▲▲▲▲▲▲
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲

【前回のあらまし】

【 TGVの予約料金に釈然としないものを感じながらも、マルセイユから
アビニョンに移動することとした】


アビニョンまではおよそ30分。

アビニョンの街は全長3.4キロの城壁に囲まれた、いわゆる城下町。
30年前の記憶では、駅前には城壁がすぐに見えたはずだが、降りた駅はすご
くモダンで駅前は広々として何もない。

「あれっ、ここは本当にアビニョンかな・・・?」

と、駅名を確認したら「アビニョンTGV」となっている。

そのTGV専用のアビニョン駅からバスに揺られて15分ほどで昔懐かしい本
当の(?)アビニョン駅に着いた。

日本の新幹線駅である「新横浜」が「横浜」とはかなり離れた畑の中に作ら
れたのと同じわけだ。

アビニョンでは城壁内の駅から近いホテルに投宿した。

荷物を部屋に置き、ぶらぶらとアビニョンの街を歩いた。
本当に30年前と何も変わっていない。

「何百年間何も変わらずに生きてきた街が、たった30年ばかりで変わるわけ
がなかろう」

との街の声が聞こえたような気がした。


アビニョンの街で懐かしさに浸った翌日、向かったのはモンペリエ。

「モンペリエはいい街だ」と聞いたこともあったし、アビニョンからは100
キロほどと近く、バルセロナにも近づくからノンビリ過ごすには良かろうと
考えた。

モンペリエに着いたのは午前10時半ころ。

あいにく空模様があやしく今にも雨が降りそうな天気だった。
ホテルは駅前徒歩1分の所に簡単に見つけることが出来た。

わりに小奇麗な二つ星ホテルで、立地も良いのに1泊54ユーロと宿泊料金
はかなり安め。

部屋に入ると掃除が終わったばかりのせいか、強烈なにおいが鼻を突いた。

おそらく芳香剤なんだろうが、何しろにおいがきつ過ぎる。

「バラの香りに包まれて・・・」なんて歌が昔あったような気がしたが、

「トイレの芳香剤に包まれて・・・」では話にもならない。

ヨーロッパの街を歩いているとフランスに限らず、強烈な香水のにおいをさ
せた女性とすれ違うことがある。

道路の反対側を歩いているのに、におう事もたびたび。

もっとも、その位の距離があれば残り香がほのかに漂う程度で

「さすがはフランス、お洒落な国だ」

の印象で終わる。

しかし、すごいにおいを振り撒く女性と至近距離ですれ違う時は

「うゎー、こりゃタマラン!」

と、思わず息を潜めてしまう。

だいたい、こういう女性はかなりの年配で毛皮のコートなどを着込んだ金持
ち風の人が多い。

あれだけの強烈なにおいをいつも嗅いでいて息苦しくならないのかな、と私
のような無粋な人間は余計な心配までしてしまう。

しかし、香水をつけている当の女性たちは、そのにおいに慣れて不感症にな
っているのだから心配ないのかもしれない。


次回につづく
〓〓〓〓〓〓〓◆〓〓〓〓〓〓〓◆〓〓〓〓〓〓〓◆〓〓〓〓〓〓〓


時計にはアナログ式とデジタル式があります。
私は古い人間ゆえデジタル式の数字で表示する時計は苦手です。

アナログ式の場合はパット見た時に、いわゆるパターン認識で頭の中に時間が
インプットされます。

そして「あと何分で12時だ!」とか針の位置で直感的に分かります。

ところが、デジタル式の場合は残り時間を知るには数字の引き算をやるか、数
字表示の時間をアナログ式の文字盤に置き換えないといけません。

慣れの問題かも知れませんが、私はこんな訳で反デジタル時計派です。

アナログ式時計では最近はクオーツ一辺倒。
秒針が1秒単位で飛びます。

まさに時間が飛翔しています。
でも、これって良く考えるとデジタルなんですね。

昔のゼンマイ式時計は秒針が滑らかに回り時間の連続性が保たれているような
気がします。

実用的にはクオーツにかないませんが、ゼンマイ式時計に何だかホッとするよ
うな感じを抱くのは歳を取った証拠でしょうか。

  ♪♪ デジタル全盛 便利な世の中
         チョッピリ反発 団塊オジサン
             ゼンマイ時計の ねじを巻く ♪♪



☆ ご意見、ご感想は:maisonk@sn.catv.ne.jp
  までお気軽にどうぞ。


〓〓〓〓〓〓〓◆〓〓〓〓〓〓〓◆〓〓〓〓〓〓〓◆〓〓〓〓〓〓〓

********************************************************************

☆ 発行者:放浪オジサン
      (放蕩オジサンではありません、念のため!)

☆ ホームページ:http://home.g01.itscom.net/maisonk/


********************************************************************

このメルマガは「まぐまぐ」から配信されています。
名作(迷作?)を読むにはある程度の忍耐が必要ですが(笑)、飽きてしまった
ら解除は以下からどうぞ

まぐまぐ登録・解除
http://www.mag2.com/m/0000186566.html


放浪記編集後記

発行周期: 隔週木曜日 最新号:  2018/12/06 部数:  93部

ついでに読みたい

放浪記編集後記

発行周期:  隔週木曜日 最新号:  2018/12/06 部数:  93部

他のメルマガを読む