左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii

左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii 第510号「右用と左用の違い(18)カメラ3」


カテゴリー: 2018年01月20日
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 ※『週刊ヒッキイ』は、2014年7月より
  月二回(第一・第三土曜日)の発行に変更しました。
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  左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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 第510号(No.510) 2018/1/20「【左手・左利き用品を考える】
右用と左用の違い(18) カメラ その3(最終回)」
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 【左手・左利き用品を考える】 ..第三土曜日発行分掲載
 右用と左用の違い(18) カメラ その3(最終回)
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 左手・左利き用品における右用との違いについて― 
 過去18回目です。
 
 今回は、私が左利きに目覚めたきっかけともいえる
 カメラについての最終回です。

 ・・・

 左(手/利き)用と右(手/利き)用との違いについて
 勘違いをしていたり、よく理解されていなかったり、
 というケースが少なくなく、
 私のサイトへの訪問者の検索キーワードを見ていますと、
 その類のものが結構あります。

 「○○の右用と左用はどう違うの?」といったものです。

 それぞれの右用と左用の違いを、
 私にわかる範囲で説明していこうと思います。


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 【左手・左利き用品を考える】

  右用と左用の違い(18)

  カメラ その3(最終回)―右手用と左手用との違い

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前回は、「左手用カメラの心地よさ」と題して、
私の左利き活動のきっかけとなった、
左手用カメラとの出会いについて、
選んだ理由など解説しました。

ダイジェストしておきましょう。

--
 ●初めての左手・左利き用道具
 ●左手用カメラと出会う
 ●左手用カメラを選んだ理由

(1)世界初とされる「左手用のカメラ」だったこと
(2)「右手用と同価格」だったこと
(3)実際に手にとると「ピタッと身体にハマった」こと


(1):左利きの人のための、といっても過言ではない、
 「左手用」というコンセプトが魅力的に感じられました。
 まさに“あなたのために作りました”という感じ!

(2):左手用・左利き用の製品は色々あっても、
 右手用・右利き用より、
 割高になっているものが少なくありません。
 ところがこのカメラは、左右平等で同じ価格で販売。

(3):これが一番の決め手ですが、
 カメラ店で、カメラを出してもらい、
 実際に写真を撮るように、
 カメラを構え、シャッターを切ってみると、
 これが本当に初めて手にしたカメラなのか、
 と思うほどの“フィット感”がありました。

 ●すべての操作が左手一本で 
 ●利き手だけで操作できるという事実
 ●利き手は心につながっている
 ●利き手で勝負
--


 ●右手用と左手用との違い

従来のカメラが右手用のカメラになっているのに対して、
左手用のカメラは、文字通り左手で操作できるカメラでした。

左手用カメラの心地よさについては、
前回書きましたので、
改めて書くのはやめておきます。

 ・・・

右手用と左手用との違いを見てゆきましょう。

(1)カメラ本体の形状
 ――右手で持ちやすい形か、左手で持ちやすい形か

(2)シャッター・ボタンの位置
 ――右手側にあるか、左手側にあるか

(3)ズーム・ボタンの位置
 ――右手側にある、左手側にあるか

(4)(全機種ではないが)ファインダーの位置
 ――右手用カメラでは左側に寄っている


ざっとこんなところでしょう。



 ●その他の違い

この辺は、
一眼カメラの場合もコンパクトカメラの場合も同じです。

ほかに「モニター画面が若干左寄り」という場合があります。


コンパクトカメラの場合、左手でも持てなくはないのですが、
そうすると、この画面が手で隠れるというケースがあります。

もちろん、シャッターが押しにくいのは言うまでもありません。



 ●どうにもならない問題点

根本的な問題点は、

(イ)片手で持つときに左手では、持てない/持ちにくい

(ロ)シャッターが押せない/押しにくい

この2点でしょう。


他の条件は、なんとか無理すればクリアできるかもしれません。
ダメなりにそこは我慢して写せそうです。

とはいえ、上の2点はどうにもなりません。



 ●右と左、主役と補佐役

一眼の場合を考えてみましょう。

これは、完全に右手仕様と言えます。


(1)右手で持ち、(2)右手でズームなど操作し、
(3)左手でレンズを支え、
(4)レンズまわりのリングを操作してピント等を合わせ、
(5)ここぞ! という時に右手でシャッター・ボタンを押す。
(フィルム・カメラの場合は、このあと
 右手で「フィルムの巻き上げ」という操作がありました。)


カメラ本体を持ち、シャッターを切るなどの主役が、右手。
レンズを支え、レンズの調節をするといった補佐役が、左手です。


ギター等の楽器と同じです。

主役の音を生み出す弦を弾くのが、主役の右手。
音を調節するために弦を押さえるのが、補佐役の左手。

主役は当然のごとく、利き手が担います。
補佐役には、利き手と反対側の非利き手が担当します。


誰だって、主役は利き手に割り振るでしょう。
それが、利き手の性質であり、本来の役割なのですから。


(補佐の「佐」は、
 人を表す「にんべん」に「左」と書きます。
 この「佐」は「助ける」といった意味の漢字だそうです。)



 ●一眼カメラの左右入れ替え

主役と補佐役の地位を入れ替えるためには、
カメラの構造を根本的に変換しなければなりません。


カメラの内部の構造を知悉しているわけではありませんので、
間違っているかもしれませんけれど、書いてみます。


変換自体は、外形の型の問題ではないでしょうか。

外形の型さえ替えれば、
内部の機構自体は、特に問題はないのではないでしょうか。

配置を入れ替えるだけで、すぐに左用ができそうな気がします。


問題は外形の金型だけでは?

金型の制作というのが、結構ネックになる
と聞いたことがあります。

ある程度のロット数量が確保されないと、
商品単価に跳ね返るようです。

要は、
どれだけの人数を購入予定者として想定できるか、
でしょう。



 ●電子楽器の場合は?

電子楽器なども同様で、
キーボードなどは配線を変えればいいだけじゃないか、
と素人は考えます。

ピアノを左右入れ替えた人がいました。
電子キーボードなら簡単にできそうな気がします。

なぜできないのでしょうか。


結局は、そういう発想を持つ人が少ないからでしょう。

習う人は、小さい頃から今ある楽器で取り組むので、
左利きの人も「そういうものだ」と思って(思い込んで)しまう。

教える方は、技能ができ上っている人たちですから、
いまさら逆のやり方があるとは発想しにくいのでしょう。



 ●スポーツ選手の場合は?

スポーツ選手のエッセイ本など読んでも、
左利きの人でも、最初子供の時に教えてもらう段階で、
まわりの人を見ながら、「こういうふうにするのだ」
と右利きの人のやり方を真似てしまう。

結果的に、「そういうものだ」という思い込みから、
右利き仕様のやり方を身に付けてしまう人が多いようです。


例を挙げれば、阪神タイガースの鳥谷選手も、
子供のころは右投げ・右打ちだったそうです。
その後、シニアリーグの監督から助言されて左打ちに転向した、
といいます。

王貞治さんも、
荒川さんに教えられるまでは右打ちだったそうです。


*参照:
第495号(No.495) 2017/6/3
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その22―
 左利きで心地よく生きるための方法(29)
 左利きってなんだ(その17)  快適左利きライフ入門(4)」
http://archives.mag2.com/0000171874/20170506094000000.html

・鳥谷敬著『キャプテンシー』(角川新書 2016/3/10)
http://www.amazon.co.jp/dp/4040820681/ref=nosim/?tag=hidarikikidei-22

テニスの伊達公子さんも、
テニスを始めた少女時代、まわりの人が右打ちだったので、
自分も右打ちになった、と聞いたことがあります。



 ●目覚めた左利き

カメラの場合も、右用のカメラしかないので、
そういうものだと思い込んだり、
あるいは、あきらめたりしているのです。

私のように、左手用のカメラと出会った人だけが、
利き手にあった道具の良さに気付き、
目覚めるのだと思います。


少なくとも、強い片手利きの人の場合は、
そうでしょう。



 ●「恵まれた奴隷」であるよりも……

左利きでも「慣れたら一緒」という人がいますが、
それは結局、実際に使った経験がないため、
本当の良さを知らないだけなのだ、と思います。

大半の左利きの人たちは、
利き手・利き側に合った道具を使った経験を持たないまま、
その良さを知らないまま育っているのです。

不便が当たり前の状態でいるので、
不便と気付かないままでいるのです。


それを奴隷と自由民にたとえてみれば――

生まれたときから奴隷で、自由になったことのない場合、
自由民の心地よさを知らないので、
奴隷であることを当たり前のこととし、
苦しい状況でも慣れるしかない、と考えてしまう。

それでも自由民の自由さを知れば、
「恵まれた奴隷」であるよりも「束縛のない自由民」でありたい
と願うものではないでしょうか。


左利きも同じで、
「恵まれた右利き」のモノマネを強いられる、
束縛だらけの人生ではなく、
たとえ恵まれなくとも、多少不便であっても、
「束縛されない自由な左利き」で生きてゆきたいものなのです。



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 ◆更新情報◆ (●印:左利き関連記事)
 ~『レフティやすおのお茶でっせ』~
●2018.1.18 
新年特別号―2018年の抱負
-左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii第509号
http://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2018/01/2018--hikkii509.html
2018.1.17 
産経新聞【明治の50冊】
第一回『西国立志編』サミュエル・スマイルズ
http://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2018/01/post-3c5d.html
●2018.1.13 
新しい『左利きライフ研究家レフティやすおの左組通信ブログ』開設のお知らせ
http://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/2018/01/post-de64.html

 ~『左利きライフ研究家レフティやすおの左組通信ブログ』~
http://lefty-yasuo.blog.jp/
『レフティやすおの左組通信』から―
●2018年1月8日
【14年後の解説】━左利きの現状を見よう/左利き私論―はじめに(1)━
http://lefty-yasuo.blog.jp/archives/6241274.html
●2018年1月9日
左利きの問題を知ろう/左利き私論―はじめに(2)
http://lefty-yasuo.blog.jp/archives/6302668.html
●2018年1月10日
【14年後の解説】━左利きの問題を知ろう/左利き私論―はじめに(2)━
http://lefty-yasuo.blog.jp/archives/6326032.html
●2018年1月11日
左利きの活動を始めよう/左利き私論―はじめに(3)
http://lefty-yasuo.blog.jp/archives/6348233.html

 ~『レフティやすおの作文工房』~
2018.1.15 
私の読書論101-私の年間ベスト2017(前編)リアル系
 ―第215号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記
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