左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii

左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii 第506号「右用と左用の違い(16)カメラ」


カテゴリー: 2017年11月18日
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 ※『週刊ヒッキイ』は、2014年7月より
  月二回(第一・第三土曜日)の発行に変更しました。
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 第506号(No.506) 2017/11/18「【左手・左利き用品を考える】
右用と左用の違い(16) カメラ その1」
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 【左手・左利き用品を考える】 ..第三土曜日発行分掲載
 右用と左用の違い(16) カメラ その1
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 左手・左利き用品における右用との違いについて― 
 過去15回ほどやってきました。

 まだまだ他にも取り上げるべきものはあるでしょうけれど、
 紹介すべきものが思いつかず、
 ここら辺でいったん終了とします。
 
 今回は、私が左利きに目ざめたきっかけともいえる
 カメラについて書いておきましょう。

 ・・・

 左(手/利き)用と右(手/利き)用との違いについて
 勘違いをしていたり、よく理解されていなかったり、
 というケースが少なくなく、
 私のサイトへの訪問者の検索キーワードを見ていますと、
 その類のものが結構あります。

 「○○の右用と左用はどう違うの?」といったものです。

 それぞれの右用と左用の違いを、
 私にわかる範囲で説明していこうと思います。


┏ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┓

 【左手・左利き用品を考える】

  右用と左用の違い(16)

  カメラ その1―ふつうのカメラは右利き用

┗ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛


 ●自分の身体にあった道具

いつも書いていることですけれど、また書いておきます。

それは、

 人は、自分の身体にあった道具を使うべきだ

ということです。


左利きの人は、

 左利きの人のために作られた道具を使ったとき、
 初めて本当の満足を得られる

という事実です。


世の中の道具が
どうして右利きの人に便利なものになっているのか、
を考えてみればわかります。

それは

 右利きの人には、右利き用の道具が使いやすい

からです。


強い右利きの傾向を持つ人が
この世の中の半数以上を占めており、
弱い右利きや弱い左利き傾向を持つ、
中間的な人が、その次に多く存在します。

これら強い右利きの人や中間の人たちは、
大なり小なり右利き用に対応できるので、
右利き用が世間に幅を利かすようになっているのです。


一方、強い左利きの人は少なく、
それらの人たちの声は、無視されがちです。


結果として、
あらゆる道具が右利きに便利なものになっているのです。



 ●カメラは右利き用

私たち左利きは、
通常、世間によく出回っている道具を「ふつう」のものだ、
と思い込んでいます。

しかしそれらの大半は、
実は「右利きの人のための道具」なのです。

そして、幾多ある右利き用道具のなかでも、
その最たるものの一つといってもいいものが、カメラです。


カメラは、

 右手で構え、左手で支え、
 (右目でファインダーをのぞき/画面を見て、
  左手でピントを合わせ)
 構図を決め、ここというところで、
 右手の人さし指でシャッター・ボタンを押す

という形です。


一眼カメラでもコンパクトカメラでも同じです。

上記のカッコ内は、機種により異なる部分です。

オートでピント合わせ等ができるものもあり、
その辺は個々のカメラで異なります。


しかし、基本は、あくまでも「右手での動作」です。

(1)「これは」という構図を決めるために
 「右手でカメラ本体を持って構える」
(2)「ここぞ」という瞬間に
 「シャッター・ボタンを押す」


この間に、ファインダーを使う時は、
「利き眼でファインダーをのぞく」という動作が加わります。

「利き眼」は大抵の人の場合、右目です。

特に右手利きの人の場合は、
身体の利き側には、利き手と利き足同様、利き眼も含めて
関連があり、連動しているものです。


ファインダーの位置はおおむね、
カメラを持った場合、中央または左側によっているものです。

右手でカメラを持ち、構えたとき、
自然とファインダーの位置が
右目に来るような位置に設定されています。


【自分から見て、ファインダーは左寄り】

   (ファインダー/右目)
(左目) ↓
   ○┏◎━┓
   ●┃  ┃●
   ┃┗━━┛┃
 (左手) ↑ (右手)
   (カメラ本体)


右目でファインダーをのぞきながら、
左目で全体の光景を確認する、というのが、
カメラで写真を撮るときの常識となっています。


というふうに、

 カメラは基本的に右利き用に作られている

ということです。


左利きの人は、
自分にあった道具と出会う機会が少ないので、
その辺のところがよく理解できていません。

こういうものが「ふつう」と思い込んでいるのです。



 ●カメラへの違和感

左利きの人のなかには、
右手用の道具でも「慣れたら一緒」という人がいます。


カメラでも「慣れたら一緒」で、
「ふつう」に使えるようになる、と。

また、

 ピント合わせなどの微妙な調節を利き手でできるから、
 左利きの人のほうが有利だ

という人もいるほどです。


それは本当でしょうか。

私自身、左手用のカメラを使うまでは、
ふつうに右手用のカメラを使っていました。


でも、どうしても違和感が付きまとって離れませんでした。

右手にカメラを持ち、構えて、
右手でシャッターを切るのですが、

なにかしらすりガラス越しにものを見ているような、
ごつい手袋をして触っているような、
自分の感覚とは違うのです。


もちろん、親のカメラで、自分のカメラではなかったのですが、
おもちゃ代わりにしていたときもあったので、
それなりに使ってきて慣れているはずでしたが……。


自分では「この瞬間!」と思っても、
シャッター・ボタンを押すときには、
微妙にポイントがずれてしまうような気がします。

構え方にしても、もうひとつピタッといきません。

右手・右腕は利き手・利き腕ではないので、
カメラを構えながら、シャッターを切るというのが、
今一つうまくできませんでした。

いわゆる手ブレというのとは違います。
それもないとは言いませんが、
両手でしっかり持てば、それなりに解消されます。

そうではなく、もっと肝心かなめな部分で、
構図を取り切れなかったり、
チャンスをとらえきれなかったりします。


また、
ファインダーの位置が左寄りにあるため、
左目が利き眼の私は、
あいている方の右目で全体を見る、ということができません。

右目の前には、カメラの本体があって視界を遮られ、
物理的に見えないのです。


どうしてもカメラとの相性は良くないなあ、という感じでした。



 ●「慣れたら一緒」というけれど……

先ほども少し書きましたが、左利きの人のなかには、
右利き用の道具でも「慣れたら一緒」という人がいます。

カメラの例のように、
器用な左手で微妙な調節ができるから有利だ、
といういかにもよく分かったように言う人もいます。

楽器なども同じです。

ギターなども、利き手の左手で弦を押さえられるので、
有利だ、というのです。


でも、本当でしょうか。

私は違う、と思います。


「慣れたら一緒」という言葉ですけれど、
それを言えば、何でもアリになってしまいます。

たとえば、
私の小さい頃には、家庭に洗濯機というものはなく、
母親は手でゴシゴシと一つずつ洗濯していたものでした。


そのうち、洗濯機が出回るようになり、
洗濯は機械任せになりました。

でも、洗濯が終わって洗濯ものを絞るのは、手動式でした。

二本のローラーの間に洗濯ものをはさんで、
ハンドルを回して絞りました。


それからやっと、二槽式洗濯機というものが登場します。

洗濯槽と脱水槽が別々になった洗濯機となり、
脱水機能が付くようになり、
洗濯だけでなく、脱水も機械任せでできるようになりました。

やっと今の形に大きく近付いたわけです。


そして今では、
洗濯から脱水、乾燥まで一台でできるものが登場しました。


これが進歩というものであり、文明の利器というものです。


ここで、もし「慣れたら一緒」といって、
洗濯を手でやる状態を続けていたらどうでしょうか。

家庭の主婦も共働きの女性も、もちろん独身者も
家事に追われる日々のままだったでしょう。


「慣れたら一緒」という気持ちは、
所詮その場しのぎの、旧態依然の、
改革反対派の現状維持のためのおためごかしの言葉にすぎません。


便利なものを否定することになり、
快適さを追求する、ものごとの進歩を否定することになります。



 ●「慣れたら一緒」はウソ

「慣れたら一緒」というのなら、
世界の半数は左手用のものであってもいいはずです。

右利きの人であっても、「慣れたら一緒」なのですから、
世に存在する左右性のある道具はみな、
確率的にいえば、
50:50であっても不思議ではないことになります。


しかし、実態は、どうでしょうか。
そうはなっていません。

右利きオンリーといってもいい状況です。

それは、「慣れたら一緒」というはウソだからです。


「慣れたら一緒」というはウソで、
本当に自分にあった道具は、「慣れる必要がない」のです。

そのままでいつでも使えるのです。
自然に使えるものなのです。


 ――以下、次回に続く


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