日刊2分で読めるやさしい英語ニュース

第2081号:第10回【反訳トレーニング】

カテゴリー: 2019年03月22日
       【日刊2分で読めるやさしい英語ニュース】第2081号  2019/03/22
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆
◆◇ バックナンバーはこちら ⇒ http://www.eigonews.net/


こんにちは!やさしい英語ニュースのAkiです。


先週からスタートした「リスニング対策の基本」に関する
無料メールセミナー、

最終回のテーマは「反訳トレーニング」です。


リスニング対策ではありませんが、英語の発信力を養う上で
効果的な方法なので取り上げました。


これは、ラジオ語学講座「高校生からはじめる現代英語」の
講師でもある伊藤サム先生が提唱している方法で、

番組サイト上では次のように紹介されています。


☆ ☆ ☆


  高校生からはじめる「現代英語」
  https://cgi2.nhk.or.jp/gogaku/english/gendai/


◆「反訳(はんやく)トレーニング」で発信力を養おう

「反訳トレーニング」は伊藤サムさんが提案している学習法で、
「反訳」とは、「反対方向から訳す」という意味です。

英語を勉強するときは、英文を日本語に訳して意味を理解するだけ
はなく、

日本語の訳文を見て元の英文を言う(=反対方向に訳す)ことが
できるまで、繰り返し練習してください。

「反訳トレーニング」はきつい練習ですが、英語の発信力を養う
のに最適です。


☆ ☆ ☆



実は、このラジオ講座が始まるまで、当メルマガで採用していた

「英語ニュースの区切りごとに日本語から英語を再生する」
手法をどこか他の教材で見た記憶がなく、


英文記事を使った訓練法といえば、

- 英語から日本語に訳す
- 英文をリピート&シャドーイングする

・・・というのが主流でした。


短い英文全体を日本語から口頭で訳す「瞬間英作文」はよく
目にしますが、長い英文になると難易度が上がります。


あまり一般的な訓練法ではなく、ぴったりしたネーミングも
ない状態だっただけに、

上記のラジオ講座の中で「反訳トレーニング」として
これが登場したときは、

(おお!ついに)という感じで大いに共感したものです。


メルマガ「やさしい英語ニュース」の中では、

この「反訳トレーニング」を学習ステップの中に
次のように組み込んでいます。


※「スラッシュ・リーディング ⇒ サイト・トランスレー
ション ⇒ 反訳トレーニング」

という一連の流れになっているのが大きな特徴です。



☆ ☆ ☆


Step 4 >> スラッシュ・リーディング ~ 区切り読みしてみよう】

英文を頭から理解できるよう、意味のかたまりごとにスラッシュ「/」で
区切って読んでいきます。ひとつの区切りから次へ進むときに(誰が 
→ 何をした → なぜ)というように、続く内容を予想しながら読む
のがコツです。


Japan's folk rituals / added to UNESCO list

A group of "visiting deity" folk rituals / were added on Thursday / to UNESCO 
Intangible Cultural Heritage list. / In the rituals, / people in rural communities 
/ wearing masks or costumes / visit homes / to drive away evil spirits / at the 
end of the year / or when seasons change.



【Step 5 >> サイト・トランスレーション ~ 頭から順に和訳してみよう】

スラッシュで区切った上の英文テキストを見て、区切りごとに日本語に訳していきます。
後ろから返り読みせず、頭から読み進めるようにしてください。まず自分でサイトラを
してから、下の和訳例を見て比べてみましょう。 


       ↓


       ↓


       ↓


       ↓


       ↓



<和訳例> 日本の民間行事が /ユネスコに登録 

一連の「来訪神」の民間行事が / 木曜日に追加された、/ ユネスコの無形文化遺産に。/ 
それらの祭りでは、/ 農村部の人々が / 仮面や仮装をして、/ 家々を訪問する、/ 厄を
追い払うため、/ 年末に、/ または季節の変わり目に。



【Step 6 >> 反訳トレーニング ~ 和文から元の英文を再生しよう】

今度は逆に、スラッシュで区切った上の日本語テキストを見て、
元の英文テキストを思い出しながら順に英語を再生していきましょう。 


       ↓


       ↓


       ↓


       ↓


       ↓



<解答をチェック!>


日本の民間行事が
Japan's folk rituals

ユネスコに登録 
added to UNESCO list

-----------------------------------------------------

一連の「来訪神」の民間行事が
A group of "visiting deity" folk rituals

木曜日に追加された、
were added on Thursday

ユネスコの無形文化遺産に。
to UNESCO Intangible Cultural Heritage list.

それらの祭りでは、
In the rituals,

農村部の人々が
people in rural communities

仮面や仮装をして、
wearing masks or costumes

家々を訪問する、
visit homes

厄を追い払うため、
to drive away evil spirits

年末に、
at the end of the year

または季節の変わり目に。
or when seasons change.


☆ ☆ ☆



まずは英文の内容をしっかり頭に定着させ、日本語の
意味を確認してからの「反訳トレーニング」です。


先日の「スラッシュ・リピーティング」と同様、
1つのカタマリが7単語前後になっていますので

日本語を見たら「ひと息で一気に言い切る」という
なめらかさを意識してください。


もし長い英文全体を苦労して丸暗記したとしても、
一字一句をそのまま使用できる機会は限られています。


それよりも、スラッシュで区切った短いカタマリのみを
覚えておき、

状況に合わせて、これらの語句を自由に組み合わせて
新たな英文を作るほうが、発信力が楽に身につきます。


今後のメルマガで、「反訳トレーニング」の訓練を
ぜひ最大限にご活用ください。



☆ ☆ ☆



いかがでしたか?


このメールセミナーが、「リスニング力」と合わせて
「発信力」アップのお役に立ちましたら幸いです。



さて、今まで10回にわたってお届けした
「リスニング対策の基本」に関するメールセミナーは、

今回でいったん終了します。


最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。



来週はいよいよ、このメールセミナーでご紹介した方法を
実際に生かしながら、

「やさしい英語ニュース」を題材にしたリスニング訓練を
行なっていきます。



では、また次回の配信でお会いしましょう!
どうぞよい週末をお過ごしください。



桐嶋 亜樹



ついでに読みたい

日刊2分で読めるやさしい英語ニュース

発行周期:  平日週2~5回 最新号:  2019/03/22 部数:  14,281部

他のメルマガを読む