e-メンタルヘルスメールマガジン

-メンタルヘルス・マガジン 第111号 Dr.小松の「アルコール関連疾患」 その14

カテゴリー: 2018年09月02日
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e-メンタルヘルス・マガジン   第111 号
2018年9月2日発行
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このメールマガジンは日本総合病院精神医学会(GHP)広報委員会が
編集する精神医学の現場からの情報をお届け(精神医学;精神科、
心療内科の領域)するものです。当メールマガジンでは、まず、メ
ンタルヘルス(精神医学)の主な病気について、それぞれ何回かの
シリーズで掲載していく予定です。


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Dr.小松の「アルコール関連疾患」 その14 「その気がない本
人をどうやって治療につなげるか」3
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☆今回も前回「その気がない本人をどうやって治療につなげるか」
の続きです。


その12で『イネイブリングの中止』、その13で『飲酒と断酒のメリッ
ト・デメリットを整理する』という方法を紹介しました。




☆今回は『家族のプログラムや自助グループにつながる』です。
この記事を読んで下さっている方の中には「今までいろいろな方法
を試したけれど、うまく行かなかった・・・。もう、どうしたら、あの
人がお酒を止めるようになるのか、分からない! !」と半ば絶望的に
なっている方もおられるかもしれません。




☆ものごとが上手く行っていない時は、これまでの方法や発想を変え
てみることが大切です。日陰では上手く育たなかった植物でも、日向
に鉢を移動したらスクスクと育つようになることがあるのと同じです。


アルコール依存症という病気は、1935年にアメリカ合衆国でAA(エイ
エイと読みます)という自助グループが誕生して成功を収めるまでは
「不治の病」と考えられていました。しかし、AAの方法によって多く
の患者さんが回復しはじめ、それを契機に回復支援の方法がたくさん
研究されるようになりました。AAを日本の文化・風土に合うように改
変したのが断酒会です。



☆これらの試行錯誤の中から、家族の行動・態度を変えていくことに
より、ご本人が治療に早く結びつくことも分かってきました。それら
のノウハウを結晶させたのが、各地の専門医療機関で行なわれている
家族プログラムと各地にある断酒会の家族会やアラノンです。




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【発行】 「総合病院精神医学会」広報委員会
【編集】南 雅之(編集長)船橋北病院

【MAIL】 ghp-pr@mbp.nifty.com
【back number】http://blog.mag2.com/m/log/0000163460
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発行周期: 隔週刊 最新号:  2018/09/02 部数:  375部

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