渡部亮次郎の「頂門(ちょうもん)の一針」

渡部亮次郎の「頂門の一針」955


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         渡部亮次郎の「頂門の一針」  第955号

     「頂門の一針」とは、、頭の上に針を刺すように、人の急所
     を押さえて戒めること。痛切な戒め(広辞苑)。
      

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         平成19(2007)年10月07日(日)


                            政治は映像だけでは語れない渡部亮次郎

                                   首相は福島瑞穂と同じ:宮崎正弘

                                  ミャンマーの「真相」:渡部亮次郎

                               憎悪が理性をねじ伏せる時:平井修一

                                                  話 の 福 袋
                         反     響
                         身 辺 雑 記



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政治は映像だけでは語れない
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         渡部亮次郎

TVマンは今知らず知らずのうちに日本の国民を飛んでもない方向に誤っ
て誘導してしまっていて、しかもその誤りに気付いていない。

テレビを見れば見るほど政治不信に陥ると言う人の増えていることに気
付いてない。

政治は欲望、思惑、懸け引き、寝技などから成立しているが、これらは
いずれも舞台裏で展開されるものだから映像にはならない。それなのに
テレビは映像だけで伝えようとするから、初めから無理があるのだ。し
かも事実のオーバーな部分だけを繋ごうとする。

なるほど記者会見という絵はある。しかし嘗てNHK最高の政治記者島 桂
次(のちにNHK会長・故人)が喝破したように「記者会見こそは天下の嘘吐
き大会」である。政治家が不特定多数を前に本心を語るわけがない。

本心を語っているように見せてただ大衆を煽っているのは演説であって
本心ではない。それなのに記者会見や演説の映像を繋いで、これが真実
と言われて信じる方がどうかしている。

安倍退陣、福田・麻生の戦いになったとき、このことを一番感じた。私は
いうなれば日本におけるテレビ政治記者1期生であり、映像だけを繋いで
事象を伝えようとすれば、結論は真実とかけ離れたところに落ち着く事
をよく知っていたからである。

テレビ政治記者1期生たちはテレビで政局を伝えるべく様々な試みをした
が、さっぱり上手くゆかなかった。特に初期の頃はカメラの光感度が悪
かったものだから強烈なライトが不可欠だった。

火傷するぐらいの強烈なライトを当てられて政治家は冷静に対応できる
ものではない。単独会見に成功したとしてもフィルムはなんだか興奮状
態にある政治家の姿を伝えるだけだった。

ライトが弱くなっても政治家がレンズに向かっては嘘を言う事は変わら
ない。そこで考え出された手法が反対の立場にある政治家による追及で
ある。相手は逃げにくいから嘘は言いにくいだろうと考えたが、簡単に
は行かなかった。時間の制約である。

そうやって40年近く。テロップでしか語れなかった政治が漸く映像化さ
れたのかと思って覗いてみたら、何の事は無い、冒頭の結論である。

まず、参院選挙に当って各社が抉ってきた「格差社会」「地方と都会の
格差」の問題について言えば、映像として掬いやすいのは田舎の人たち
のややオーバーな「恨み節」でしかない。

それをこれでもか、これでもかと放送されると、なんだか都会に住んで
いることが罪悪のように思わされた。心ある人たちは「マスコミ誘導の
民主党勝利だ」と騒いだ。

しかし、マスコミにその意識は全く無い。己のやった事の意味を考えず、
ただ映像化に成功しただけと納得しているだけだ。

次の安倍、福田の交代劇。安倍の弱体化に感づいた森喜朗、野中広務、
青木幹雄、古賀誠らで福田後継を決定して電光石火の多数派工作。この
陰謀めいた工作は映像にならないどころか、記者たちも嗅ぎ付けられな
かった。

したがって福田が出馬声明をした時点で勝負は決していた。特にテレビ
は政局に後れを取ったのである。だから以後は麻生の動きを無視した。
勝負のついてしまったレースをいくら追ってもスポンサーはつかないか
である。

ところが多くの自民党員はメディアのそうした態度を福田の思い上がり
と勘違いして判官贔屓さながらに密かに麻生支持に傾いていったのであ
る。これを裏付ける映像を探す事はできないから開票結果に誰もが驚く
始末、というわけだった。

事件、事故は現場の状況を伝えればそれだけで映像は完結する。だが残
念ながら政治だけは欲望、思惑、懸け引き、寝技、裏取引で成り立って
いるものだから映像化はきわめて難しい。隠し撮りという禁じ手が無い
わけではないが一般的ではない。

政局は今後、衆院解散に向けて様々な様相を見せるであろう。しかしこ
れを伝えるテレビ各社の手法は従来と同様、記者会見と演説を繋ぐだけ
であるはずだ。それが事実とは異なった印象を視聴者に与え、結局、当
惑させたり、虚脱感を与えても知らぬ顔の半兵衛。

ミャンマーの動きにしろ、今後は民衆弾圧に対する国際的反対論の高ま
りからいろいろな動きの展開が期待されるが、映像面では決定的なもの
が無いだろう。そうするとテレビは事態から遠ざかってゆく可能性があ
る。

このように考えてくるとテレビとは必ずしも事実とか真実とかを伝える
手段としては実に頼り甲斐のないものであることに気付く。テレビは性
質上、何でもオーバーに伝える。割り引いてみる習慣が必要なのである。

本質的なことを言えば、テレビは政治を報ずるメディアとしては不適切
である。改善策としていうなら、映像と映像を繋ぐカメンテーターとし
て、情報に通じ、推理力に優れ、分析力のある優れた政治記者が不可欠
だ。しかしそんな記者、昨今、日本には存在しない。
(文中敬称略)2007・10・06



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首相は福島瑞穂と同じ
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              宮崎 正弘

“自民党”なる政党は鵺的存在、その崩壊の始まり 10月6日放送の「桜
チャンネル」3時間スペシャル(土曜午後9時から)は、5日に録画撮
りが行われ、以下のように進んだ。

番組名「日本よ、いま、闘論、倒論、討論! 2007」は、水島総氏の司
会により、「福田内閣発足から見えてくるもの」と題されている。

まず日下公人氏が口火を切った。

「自民党は1650万票で、前回より20万票減らしただけ、仕組み的に議席
は“惨敗”にみえるが、民意は激変したわけではない。これから安倍前
政権の行ったことに民意の支持が出てくる」とされて、討論が始まった。

田久保忠衛氏は「藤村の『夜明け前』は幕末幕閣の緊張感のなさ、堕落
から維新への火蓋がいかに切られたかが描かれているが、これから夜明
け前が始まる」

西部遇氏は、「福田さんの所信表明を聞くと、まるで社会民主主義、こ
れじゃ日本の首相は福島瑞穂と変わらない。みなが、戦後体制の温存を
願っている、というのが民意とすれば(馬鹿としか言いようがない)」。
 
上島嘉郎氏は「安倍さんはメディアに倒された側面が強いが、では安倍
政権はいかなるメディアへのアプローチが可能だったのか」。

遠藤浩一氏は「見たくない現実をみるのがリーダー、見ないのが庶民で
ある。いったい、安倍政権発足のとき、戦後体制の克服という理念と基
本路線を自民党はあげて支持し、今度は、体制維持の福田政権を大半が
支持する。この矛盾を抱えた自民党は政党として耐えられるのか」

上杉隆氏は「理念なき自民党政治が再来した。福田支持の8派は、その
支持表明を福田氏の政策発表前に行った。つまり、これは自民党崩壊の
始まり、という印象だ」
 
番組の中で、小生は「自民党は改憲を掲げているのに、護憲が何人も
いるという矛盾に満ちたグループであり、近代政治学でいう政党とは、
ほど遠い存在だろう。また福田政権は無能の評価ばかりだが、一点突破
をねらって北朝鮮と妥協し、それを目玉にする危険性があるのではない
か」と指摘した。

議論は、デモクラシー、民度、福田外交の展望、対中外交と米国とのバ
ランスなどをめぐって丁々発止の3時間となった。(「宮崎正弘の国際
ニュース・早読み」より)



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ミャンマーの「真相」
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           渡部亮次郎

1995年から3年間、日本のミャンマー大使を務めた、知り合いの山口洋一
氏が 2007年10月11日号の「週刊新潮」に特別手記を寄せている。「スー
チー女史が希望の星というミャンマー報道は間違っている」というもの。

山口氏は本籍佐賀県70歳。私が外務大臣秘書官の頃は本省の海外広報課
長から昭和天皇の御用係に出向していた。その後、インドネシア大使館
の参事官などを経てミャンマー大使を務めた。

週刊新潮の手記は4ページに及んでいるが、「勲章ジャラジャラの軍服
を着た為政者と、民主化を目指す軟禁中の女性・・・。誰が見ても悪役は前
者である。デモの取材中、日本人ジャーナリストが射殺された事件は、
ますますミャンマー政府の悪逆非道を印象付けた。

が、元ミャンマー大使の山口洋一氏は、新聞、テレビの偏向した報道を
指摘する。もはや、スーチー女史は希望の星ではないのだと」

以下<  >で括って内容を紹介する。

<欧米の殆どすべてのメディアと日本の新聞、テレビはミャンマーで起
きた僧侶中心のデモを、軍事政権の圧政に対し民主化を求める民衆が蜂
起したという構図で報じてきた。あまりに単純すぎる>

<今回のデモの規模10万とは誇大な数字だ。メディアは反政府運動の規
模を5~6倍、酷い時には10倍にする。在任中アウンサンスーチー女史の自
宅前の集会が連日3―4000人と報道されていたが、部下に数えさせたら5
―600人しかいなかった>

<今回のデモでもスーチー女史の率いる政党NLDが市民にカネを払って参
加させている事実、デモ隊が投石し、武器を奪おうとしたので治安部隊
が止む無く発砲した事実を殆ど伝えていない>

<ある地方では治安部隊を僧侶が僧院に押し込め、その車に火を放つと
いったおよそ「平和的な抗議活動」とは思えない振る舞いを見せたそう
だが、日本では報道されていない>

<かつて日本人記者は「本社が期待しているのは、ミャンマーの首都が、
反政府運動の闘士たちの血の海になっているような記事です」言ってい
た>

<日本のマスコミは、「軍政は政治犯を釈放すべきだ」と主張するがミ
ャンマーに純粋な意味での政治犯は1人もいない。「道路や公園など公共
の場所で5人以上の政治目的の集まりは禁止」「屋内における50名を超え
る政治集会は許可制」といった古くからの法律に違反したものばかり。
法治国家として当然のことを怪しからんというのは(どうか)>

<スーチー女史は自宅に広い庭があるのにわざわざ演説集会を自宅前の
道路で開き、野次馬を集めて政府を挑発。取り締まろうとすると「民主
化を妨害している!」>

<ビルマ人のスーチー女史を見る目は大きく変わった。それはアメリカ
から資金的、物的な援助を受け、政治的な指示も仰いでいる事が広く国
民に知られてしまったから。英国の植民地時代の苦い経験から、ビルマ
人ほど外国勢力との結託に嫌悪感を抱く国民は無い>

<翳りのもう1つはスーチー女史は軍事政府に反対しているだけで具体的
な国家ビジョンが1度も聞かれないこと。それで国民は失望しスーチー離
れや反スーチー感情が生じている>

<96年、ヤンゴン市内でスーチー女史の乗った自動車が暴漢に囲まれて
立ち往生。警官隊が排除という事件があったのもその証拠。怯えた彼女
は政府に保護を要請。自宅軟禁には警官による保護の面もあるのに、彼
女に不利な事実は一切報じられていない>

<88年、18の少数民族が内乱を起こしたが、軍政はこれを鎮圧。血で血を
洗う内戦を全面的に終結させた事は軍政の最大の功績となった>

<今回、デモの発端となった燃料費の大幅値上げなどの失政はあるもの
の、経済成長は毎年ほぼ5%を維持しており、国民の信頼を得る原因の1つ
となっている>

<これらの事から現在のミャンマー国民の大半は軍事政権を容認し、命
を賭けてまで反政府運動を行おうとする者など殆どいない。憲法の基本
原則を審議する国民会議は8月にすべての作業を終えた>

<ミャンマーの一般国民は現状をベストとは思っていないものの、民主
化への中間段階として仕方がないものと捉え、容認しているのだ>

<植民地や独裁という複雑な歴史を背負ったこの国では、今日、明日に
完全な民主主義が定着する事はまず不可能。準備が整っていないところ
に形だけの民主主義を持って来ても、政治家は利権漁りに狂奔し、有権
者は買収され、早晩、破綻するのは目に見えている>

<だから軍政は、まず民主主義の準備期間、一定限度の軍による政治へ
の関与を残した「踊り場民主主義」を作り、ワンステップ置いた後に、
最終段階へ進もうと考えており国民はそれを理解している>

<実情を正しく見極め、まずスーチー女史が善玉で政府が悪玉という時
代劇のような構図でミャンマーを報じるのを止めることが国際社会とし
て心得るべき第1歩ではないか>2007・10・06



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憎悪が理性をねじ伏せる時
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             平井 修一

ふと、思うところあって昭和20(1945)年8月14日の「終戦の詔書」を見
る。

<敵ハ新ニ殘虐ナル爆彈ヲ使用シテ頻ニ無辜ヲ殺傷シ慘害ノ及フ所眞ニ
測ルヘカラサルニ至ル 而モ尚交戰ヲ繼續セムカ 終ニ我カ民族ノ滅亡
ヲ招來スルノミナラス延テ人類ノ文明ヲモ破却スヘシ>

核爆弾などの無差別爆撃でこのまま戦を続ければ日本民族は滅亡してし
まうと危機感を述べている。

同年7月26日付の「ポツダム宣言」には、「日本軍のみならず日本国土の
完全な破壊をするぞ」というアメリカの強烈な意思が書かれている。

<現在日本国ニ対シ集結シツツアル力ハ抵抗スル「ナチス」ニ対シ適用
セラレタル場合ニ於テ全「ドイツ」国人民ノ土地、産業及生活様式ヲ必
然的ニ荒廃ニ帰セシメタル力ニ比シ測リ知レサル程更ニ強大ナルモノナ
リ 吾等ノ決意ニ支持セラルル吾等ノ軍事力ノ最高度ノ使用ハ日本国軍
隊ノ不可避且完全ナル壊滅ヲ意味スヘク又同様必然的ニ日本国本土ノ完
全ナル破壊ヲ意味スヘシ>

対ナチスよりも強力な軍事力でつぶすぞと恫喝している。

<右(降伏)以外ノ日本国ノ選択ハ迅速且完全ナル壊滅アルノミトス>

he might that now converges on Japan is immeasurably greater
than that which, when applied to the resisting Nazis, necessarily
laid waste to the lands, the industry and the method of life of
the whole German people. The full application of our military
power, backed by our resolve, will mean the inevitable and
complete destruction of the Japanese armed forces and just as
inevitably the utter devastation of the Japanese homeland. The
altenative for Japan is prompt and utter destruction.

これは明らかにジェノサイド(民族浄化)、ホロコースト(大虐殺)で、
むき出しの憎悪である。日本がいくら「鬼畜米英」と言ったからとて、
そこまで憎まれる謂われはないのに、なぜだろう、不思議に思っていた
ら、日本人への憎悪は繰り返し繰り返し戦争プロパガンダとして米国民
へ刷り込まれていたのだ。

東海大学の鳥飼行博研究室のサイト「戦争プロパガンダと反日感情: 第
2次世界大戦の米国ポスター」(画像が多いのでかなり重い)には、
「ここまでやるか!?」と呆れ返るほどの日本人への憎しみが溢れてい
る。
http://www.geocities.jp/torikai007/pic-Ajapan.html

日本人は人間ではないから毒蛇、蛇蝎のように踏み潰して構わない、そ
うすべきだ、というわけだ。

60年を経ても米国人の心の奥には日本への憎悪と不信がある、同様に日
本人の心の奥には米国への憎悪と不信がある。日米同盟なんて表向きは
言っているが、仮面夫婦みたいなもので、ちょっとしたことで弾けそう
だ。弾ければ日本は独り立ちするか、中共の覇権を受け入れるかのどち
らかだろう。

弾けなければずーっと米国を頼りに51番目の州、属国であり続けるばか
りかもしれないが、外交は整合性に欠けるのが常であることを歴史が語っ
ているから、どうなるかは分からない。分かっているのは誰もが歴史に
翻弄されることだけなのかもしれない。

GHQ職員として日本占領政策にあたったヘレン・ミアーズは1948年、
著書「アメリカの鏡・日本」のなかでこう語っている。

<今日私たちが言っているように、ソ連が「世界の脅威」であるとすれ
ば、ソ連を抑止し、「混乱した」地域に秩序をもたらし、中国における
「共産主義の脅威」と戦う行動拠点を確保するために満州を緩衝国家に
しようとした日本を支援しなかった1931年以降の米英両国の政策担当者
は、犯罪的に無能だったことになる。

そして対日関係をパールハーバーとシンガポールまで悪化させ、その結
果、私たちの生命と財産ばかりでなく、(日本という)極東の同盟国ま
で失ってしまった政策担当者の無能ぶりは、犯罪をはるかに超えたもの
であるというほかない>

無能による過ちはこれまでも、これからも、永遠に繰り返されるのだろ
うか。



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話 の 福 袋
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 ◎司法試験合格「増加は不要」=業務拡大悲観的、危機感浮き彫り−
弁護士アンケート


有志の弁護士グループが全国の弁護士を対象に行ったアンケート調査で、
弁護士人口の増加について、9割近くが「必要ない」と考えていることが
6日、分かった。活動分野の拡大にも悲観的な意見が多く、弁護士大増員
時代に危機感を持っている実態が浮かび上がった。

「司法『改革』を考える関東十県会有志の会」が6月、全国約2万3000人
の弁護士に質問票をファクスし、1416人から回答を得た。

政府は2010年をめどに司法試験合格者を年間約3000人に増やすとしてい
るが、86.6%がこの大増員を「不必要」と回答。69.5%が国民生活に
悪い影響を与えると答えた。

今後、弁護士の需要拡大が望める分野があると考えているのは22.9%に
とどまることも判明。新人弁護士を採用する予定がないとした回答者に、
年間給与がいくらなら採用を検討するか尋ねたところ、70人が「400万円
以下」とした。 10月6日15時1分配信 時事通信

 
 ◎求刑の8倍罰金判決、東京都知事選出馬男に鹿児島地裁

一方通行の道をバイクで逆走するなどして、道交法違反の罪に問われた
熊本市の自称文筆業外山恒一(とやま・こういち)被告(37)の判決で、
鹿児島地裁(渡部市郎裁判官)が「検察官の求刑(罰金1万5000円)は
著しく軽きに失する」として、求刑の8倍に当たる罰金12万円を言い渡
したことがわかった。

外山被告は4月の東京都知事選に立候補、落選したが、政見放送で「こ
んな国滅ぼせ」などと過激な発言を繰り返し話題になった。

2日の判決によると、外山被告は昨年1月、鹿児島市内の一方通行の道
路を逆走。同年7月には同市内の道路を、法定速度を20キロ超える時
速50キロで運転した。外山被告は反則金の納付に応じず、「裁判で話
す」と出頭を拒否し、今年6月、鹿児島県警に逮捕された。  10月5日11
時53分配信 読売新聞


 ◎1曲100万円支払い命令  楽曲ダウンロードで個人に 

【ニューヨーク5日共同】米ミネソタ州の連邦地裁陪審団は5日までに、
同州の女性がインターネットのサイトから楽曲を違法にダウンロードし
著作権を侵害したとして、ダウンロードした24曲について1曲当たり
9250ドル(約100万円)の損害賠償を命じる評決を下した。ロイター通信
が伝えた。

 訴えはソニーBMGミュージックエンタテインメントなど米音楽大手6
社が起こした。個人に対し業界が起こした米国の訴訟で、本格審理が行
われた初のケースという。

これまでは和解に至る例が多かったが、女性は違法ダウンロードを否定
して争っていた。

賠償額は、欧州で和解に至った事例の平均支払額より80倍近い高水準と
いう。24曲分の賠償総額は22万2000ドル(約2600万円)。
 
 2007/10/06 12:29  【共同通信】 


 ◎富士山が初冠雪  平年より5日遅く 

甲府地方気象台は6日、富士山の今年の初冠雪を観測したと発表した。
厳しかった残暑を反映してか平年より5日遅いが、記録的暖冬となった
昨年よりは1日早い。

昨年から独自に観測している山梨県富士吉田市も、富士山の冠雪状況か
ら「初雪化粧」を宣言した。市の観測では昨年より2日早い。

市によると、午前6時半ごろ、9合目から山頂にかけて、うっすらと雪
をまとっているのが確認できたという。

富士山の初冠雪は、約40キロ離れた甲府地方気象台が目視で観測して
いるが、ふもとの富士吉田市も「季節の便りを確実に発信しよう」と、
昨年から独自に宣言を始めた。2007/10/06 11:40  【共同通信】 


 ◎新生児を窓から捨てた女逮捕

自宅トイレで出産した女児を窓から落とし放置したとして、秋葉署は5
日、殺人未遂の疑いで、新潟市秋葉区朝日、無職久保美千代容疑者(27)
を逮捕した。女児は約4時間にわたって屋外の土の上に放置され、頭の
骨を折る重傷を負った。

調べでは、久保容疑者は9月22日午後11時半ごろ、自宅1階のトイレで
女児を産み、高さ1・9メートルのトイレの窓から女児を屋外に落とし、
脳挫傷を負わせた。同署は、入院していた久保容疑者の回復を待って逮
捕した。

久保容疑者は同日午後11時ごろ、産気づいてトイレに入った。しばらく
たっても出てこないことを不審に思った母親が、トイレ内で出血してい
た同容疑者を発見。搬送先の病院で同容疑者が医師に問われて「自宅の
外に(女児を)放置してきた」と答え、投げ捨てたことが判明。

家族のうち自宅に残っていた祖父が連絡を受け翌23日午前3時半ごろ、
裸のまま土の上に放置されていた女児を発見した。

久保容疑者は独身で、家族4人と同居。家族は妊娠に気付かなかったと
いう。新潟日報2007年10月5日


 ◎大粒キュッ 宮城県産生ガキ出番です!!
 
冬の味覚、宮城県産の生ガキの出荷が5日始まり、県内の各浜は早朝か
ら殻むき作業でにぎわった。

石巻市の県漁協石巻湾支所共同かき処理場には前日に水揚げした1―2
年もののカキ約3トンが運び込まれ、約300人の作業員が午前6時から、
専用の小刀を使って手際よく次々と殻をむいた。

県漁協によると、今季は夏が暑かったことなどから大粒で身の締まりの
良いカキに育ったという。県漁協石巻総合支所で午後にあった入札では、
石巻地方の計約23トンが10キロ当たり平均17,000円で取引された。

県産生ガキは昨季、ノロウイルスの風評被害に苦しめられたため、今季
は独自基準を設けて衛生管理の徹底をアピール。9月末の大雨による泥
流の影響を避けるため、出荷も例年より6日遅らせてのスタートとした。
出荷は来年3月末まで。

丹野一雄・石巻湾支所運営委員長は「今季は例年に増しておいしい。安
心してたくさん食べてほしい」と話した。

河北新報  2007年10月06日土曜日 


 ◎ドクターヘリ 三村知事が県病配備示唆 

三村申吾青森県知事は5日の定例会見で、ドクターヘリの配備について
「医療審議会などの意見を聞き、総合判断する」としたものの、「でき
るだけ多くの県民が恩恵を享受できるようにする。医療資源の乏しい
(津軽、下北)両半島や西海岸に配慮しなければならない」と強調。地
理的条件で全県をカバーできる県立中央病院(青森市)への配備の可能
性を示唆した。

ドクターヘリの配備をめぐっては、3日に県救急・災害対策協議会が開
いた会合で、県病と八戸市立市民病院のどちらが適しているかを議論。

「県全体を考えると中央にある県病が納得を得やすい」「まず態勢が整
っている八戸で運行すべきだ」などの意見が出たが、委員の過半数は地
理的条件や医師数で上回る県病配備を支持した。

また県は同協議会で、人口カバー率などで県病が優れているとの調査結
果を報告している。西海岸の深浦町までの搬送時間をみると、八戸市ま
で約40分を要するが、県病がある青森市は約20分でカバーできる。

県は早ければ来年度後半からの配備を目指しており、三村知事は「必要
性、重要性は認識している」と述べ、配備に前向きな姿勢をあらためて
示した。

並行在来線問題では、県議会が超党派で、鉄道資産の無償譲渡などを国
などに陳情する意向であることについて「立ち上がってお礼したい。あ
りがたい」と話した。  デーリー東北 (2007/10/06)


 ◎キトキトの味に満足 射水市で「カニ給食」


富山県新湊漁協(射水市八幡町、矢野恒信組合長)が地元の小学六年生
に新湊産ベニズワイガニを1人1匹ずつプレゼントする「カニ給食」が
5日、射水市内でスタートした。初日は下村小学校であり、6年生23人
がキトキトのカニの身を口いっぱいにほおばった。

カニ給食は同漁協の恒例行事で、平成15年から実施している。今年も射
水、高岡両市の全44校に無償提供する。

この日のカニは体長約40センチ。4日に水揚げされたものを塩ゆでした。

同校でセレモニーがあり、分家市長と矢野組合長が「新湊のカニは日本
一新鮮でおいしい。古里の味を知ってほしい」とあいさつ。杉高正紀君
と黒川結衣さんが「漁師さんや自然の恵みに感謝して食べます」とお礼
を述べた。北日本新聞 2007年10月06日


 ◎九州場所の前売り発売 ファン、角界に注文 福岡市

大相撲九州場所(11月11日初日)の4人用ます席などの前売りが6日、
会場となる福岡市博多区の福岡国際センターなどで始まった。

横綱朝青龍の騒動に加え、時津風部屋の力士が死亡した問題で、5日に
時津風親方(57)=元小結双津竜、本名山本順一さん=が解雇処分を受
けるなど“逆風”が吹き荒れる中、昨年をわずかに上回る約170人が列を
つくった。

一番乗りは6日午前1時に来た会社員春日馨さん(33)=山口市。解雇
処分について、「やはり人が亡くなるのはちょっと…。(不必要に)厳
しくするよりも、地道に指導を頑張ってほしい」。

福岡市中央区の公務員男性(54)は「今回は並ぶのをやめようとも思っ
た。大相撲が今後も発展するためにも、体質を根本的に変えてほしい」
と注文した。

今年の九州場所は福岡県直方市出身の大関魁皇の進退も注目される。日
本相撲協会九州場所担当部長の出羽海親方(元関脇鷲羽山)は「批判を
受ける中、不安だったが、多くの人に並んでもらえてありがたい」と安
堵(あんど)の表情を浮かべ、感謝の言葉を述べた。

=2007/10/06付 西日本新聞夕刊= 

 

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反     響
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 1)来年1月に大阪ドクターヘリがティクオフするという。 2年前から
実現に向けて努力を積み重ねた光澤議員、そしてそのきっかけをつくっ
た毛馬様の歓びは一入であろうと察します。

大阪府民の多くの救急患者の命が救われるのですから…。近県の救命活
動にも加勢出来るようですから素晴らしい功績です。

それにしても当メルマガに投稿された石岡様のドクターヘリの必要性へ
の思いの強さと国松理事長の進言が実現に繋がったことは間違い無いと
思うし、

異例のスピードでティクオフに漕ぎ着けた毛馬様や光澤議員の熱意に対
し敬意を表したいと思います。他府県にも大いに刺激を与えるのではな
いでしょうか。安宅 峯夫


 2)つい先ほどまでこれを「反対咬合」だと信じていた。何を意味す
るかと言え、ば下の歯が上よりも前に出ている噛み合わせの状態を指す
のである。広辞苑にはこの言葉がなく「不正咬合」があった。

先頃行われた高校生のドラフトで大騒ぎの末に日本ハムに指名された、
大阪桐蔭のホームラン王・中田某君がこれであった。

我が国では優れた身体能力の持ち主で、その競技界で名を為した人に多く
認められる気がする。例えばかのアントニオ猪木氏の口元を見て貰えば
解る。

テレビに頻繁に登場するので、特に野球選手に多いような気がする。で
は他に誰がいるのかを言って見ろと言われると苦しいが、咄嗟に思いつ
いたのが今年から巨人に移籍してきた門倉投手がそうだった。通常野球
中継を見る時に口元を一所懸命に見る方は少ないだろうから、そう簡単
には発見できないかも知れない。

不正咬合だから名を成したのか、名を成した人に偶々そういう人がいた
のかまでは研究したことがない。

実はこれはかなり歴とした遺伝であると思っている。我が家では父方の
祖母がそうであったと聞くが、遺憾ながら私が生まれる前に亡くなって
いたので確認しようがなかった。

その遺伝は我が兄弟に共に現れていたが、私の場合は戦時中に矯正でき
たのでほぼ正常になっているが、口元の形にはその残骸は残った。2歳違
い賢弟はそのままにされていた。彼の為には大いに遺憾である。

と、此処まで書くと「お前は自らの身体能力が優れていたとでも言いた
いのか」と指摘されそうだが、物事には必ず例外はあるものだ。

そんなことよりも、我が夫婦間で2人の息子を授かっているが、その生まれ
る前の関心事の1つがこの「反対咬合」だった。遺伝されていたらどう
しようというものだった。幸いにも杞憂に終わり安心した。

欧米諸国では歯並びに非常に敏感で、我が国多く見受けられる乱杭歯や
極端な出っ歯は幼少のうちに矯正しているようだ。勿論、反対咬合も対
象となっているだろう。

それは子供達の口元を見るともなく見ていれば銀色の器具で矯正されて
いることが直ぐに解るので言えるのだが。これは親の責任でするべきこ
とではないか?

歯並びの悪さは健康にも悪影響があると聞くが、外見上も矯正される方
がよい気がする。政治家の口元を熟視したことがないが、先進工業国で
世界第2の経済大国の政治家はこの辺りにも気を遣って貰いたいものだ
と、密かに考えている。  (前田正晶) 


 3)貴誌953号の反響欄で,前田正晶様の「ローマ字教育の功罪」に対
する「印尼爺」さんのご意見が掲載されていましたが私も半分だけ同感
するものです.「功罪」というのは色々な側面があって,一刀両断にす
ることはなかなかできるものではないと思います.

大学時代の5年間と,社会人になってからの三十数年間を振り返ると
「ローマ字教育の悪影響」などという発想は思い及ばず,却って興味を
持ちました.しかしながら,私の場合,中学・高校の英語教師が如何に
「月給泥棒」だったかが最大の障害だったように思われます.

私は,40歳を過ぎてから海外の仕事に従事し,英語でかなり苦労しまし
たが,同じプロジェクトのメンバーが親切に色々と教えてくれました.
当にに実践教育でしたし,自分でも米国側のメンバーと頻繁に電子メー
ルをやり取りする等して,ある程度はできるようになりました.ただ,
書くのは大好きですが,話すのが元々日本語でも苦手でそれはどうしよ
うもありません.

しかし,人というのは様々で,日本にいてカセットテープと日本人の書
いた英語の参考書で学ぶ程度の勉強で「現地長期在住」と間違われるく
らい英語が達者な方にお会いしました.しかもその方は私同様,短期間
の出張ベースでしか海外の仕事をしておられませんでした.英語が母国
語の方が「嘘でしょう?」と驚いていたのが印象に残っております.

「学び方は人によって相性があると思います.「コレぞ…」なんてのは
ないと思います.共通して言えるのは兎に角楽しんで学ぶことです.
「勉強」では長続きしないのが言葉だと思います.こればかりは長続き
させないとね.」とのことでした.

それ故私は,今は海外の仕事をしてるわけではないので,それこそ「楽
しんでゆったりと数通の英語メルマガなどで毎日少しずつ触れて(遊んで)
います.「英語ジョーク」のメルマガなど楽しいです.あとは業務上時
折来る外国人の方からの問い合わせへの応対や,家内の友人の外国人へ
のメール代筆をするといった程度です.

限られた人生,言葉で苦しんでは本当につまらないです.楽しんで憶え
たいですね.楽しめなかったらその方法は間違ってると私は判断するよ
うにしています.

ただ,英語は,「他のヨーロッパ系言語から多量の単語を元のつづりと
あまり変えずに借用した(Wikipedia)」かなり無節操で今の中国という国
を彷彿とさせる様な言語であり,それほど有り難がる様なシロモノでは
ない様な気がします.英語って風情ないですものね.「民主化=覇権主
義」を旗印に普及した「第二のエスペラント語」といったところでしょ
うか. 2007/10/6  大阪



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身 辺 雑 記
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<西部遇氏に言わせると「福田さんの所信表明を聞くと、まるで社会民
主主義、これじゃ日本の首相は福島瑞穂と変わらない」。アメリカでは
リベラルというと「左翼」の同義語になる。

リベラルを標榜する福田首相には、保守主義者から根強い反発がある。
自民党の衣をかぶった社会民主主義者という風評は以前からあった。>

ある先輩の言葉である。保守の赳夫から左翼の康夫が育っていた。赳夫
の陰で牙を研いでいたのか。根っから息が合わなかったのは当然だった
わけだ。

今年初めての銀杏を6日、三越で義姉に買ってもらった炊き込みお強で
ご馳走になった。そういえば散歩する猿江公園の銀杏「戦争」も終戦に
なったようだ。小粒で早すぎたのが今秋の特徴とか。

流行りの発砲日本酒に6日、漸くありついた。サイダーみたいに泡が出
て味もサイダーみたい。下戸の家人も飲めるそうだ。品薄で、未だ安売
り屋には出回っていない。

東京弁をアメリカ流に訛らすと何弁? 秋田弁になりますよ。アメリカ
弁は英語の秋田訛りと思うと気が休まりませんか。脈ダノス(マクドナ
ルド)だのわーラー(水)だの、れラー(手紙)だの、下品な発音なの
だ。

それはそれでいいのだが、アメリカ語を喋れる自分は頭がいいのだと思
っている奴が意外に多い。秋田弁の喋れることがそんなに偉いのか。知
らなかったなぁ。

山堂氏はPCとの相性が定まらず、今秋は休載。来週にご期待。

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発行周期: 週刊 最新号:  2017/05/20 部数:  831部

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