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第705話「人手不足こそ利益向上のチャンス」

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■ 第705話「人手不足こそ利益向上のチャンス」

 これまで多くの中小製造業の方とお話ししてきました。

最近は「仕事はあるのだが、人手不足が深刻で」と、
みなさん異口同音におっしゃいます。

しかし、この人手不足こそ「利益向上のチャンス」と
私は思っています。

以降は筆者の独断と偏見ですが、お付き合いください。

 日本の多くの製造業、
とりわけ1日数百個とか数千個を作るような
「量産モノ」と呼ばれる製造業は、
人件費の安い中国や東南アジアで
製造するようになってしまいました。

なので、日本で製造している製品は、
極小ロットや一品物と呼ばれる製造が主になっています。

 極小ロットや一品物の製造の場合、
長い段取り時間が必要だったり、
多種類の汎用工具を使わざるを得ないため、
製作時間を正確に見積もることが困難です。

結果として精緻なスケジュールを組むことが出来ず、
例えば1日単位のおおざっぱな
作業スケジュールになっていることがほとんどです。

言い換えれば、製造時間を大幅に短縮できる
可能性を持っていると言えます。

 製造時間を縮められる、
すなわち人員削減ができるはずです。

これまでだと人員削減は難しい課題でしたが、
冒頭述べたように「人手不足」で、
先に人がいなくなっています。

従って、今までより少人数で
同じ量をこなすことが出来れば、
一人当たりの収入が増えることになります。

 ではどのようにして
製造時間を短縮すればいいのでしょう、
これまで私が試みて若干の成果が出た方法をご紹介します。

一つ目は、スケジュールの管理単位を短くする方法です。

例えば1日単位で計画しているなら半日単位に、
半日単位なら2時間単位にといった具合です。

管理単位が短くなることによって、
さまざまなトラブルに対する対応が早くなります。

二つ目は、一人一人を個人商店に模して、
それぞれの仕事に値段をつけ、
請け負ってもらう方式です。

こうすれば、細かいスケジュールを組む必要はなく、
それぞれ個々人がスケジュールを考え、
段取りを工夫し、工具を整理して能率アップを図ります。

 日本の製造業はまだまだバラ色だと思っています。
なぜなら、改善代が十分に残っていると思うからです。


☆ 技術経営コンサルタント、ITコーディネーター
  小西 正暉

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