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第698話「コンフリクトはイノベーションの源泉」

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■ 第698話「コンフリクトはイノベーションの源泉」

 前回(697話)は、
性格の異なるメンバーを組み合わせることによって、
仕事のスピードや内容を向上させる方法について
お話ししました。

今回は同じ話の延長で、異なる意見のメンバーに対して
「どのように向き合えばよいのか?」について、
ミシガン大学のジェフ・デグラフ教授と
スタニー・デグラフさん共著の
「The Innovation Code」からの引用です。

 チームで仕事をするとき、
意見の異なるメンバーがいると
コンフリクト(衝突、摩擦)が起きます、
このコンフリクトこそがイノベーションの源泉だと
両デグラフさんは述べています。

そして複数の能力を操ることを
「アンビデクストラス(両手利き)・リーダーシップ」と
称し、その有効性を強調しています。

もちろん複数の能力を持つことは容易ではありません。
しかしご安心ください。

複数の能力を持っていなくても、
物事をマルチに考えられるマインドさえ持っていれば
十分だとも述べています。

 具体的には以下のステップで
クリエイティブ・パワーを操ればよいそうです。

説明は、イギリスのロイター通信社が
経営危機に陥ったときの対応が示されていますので、
その例を交えながらご説明します。

ステップ1、多様な「考え方」を集める
危機的状況を脱するためにトップに就いた
トム・グローサーは、テクノロジーに明るい
マインドセットが不足だと分かったので、
その分野に明るい人を経営陣に追加しました。

 ステップ2、コンフリクトに向き合う
グローサーが意見の相違や表明を歓迎した結果、
「沈黙は金」を美徳とするカルチャーが消え、
誰もが異議や不満を口に出すようになり、
コンフリクトが見える化されるようになりました。

 ステップ3、共有するビジョンやゴールを確定する
グローサーは「有意義な異論」を推奨、
夜遅くまで議論が長引くこともありましたが、
喧々諤々(けんけんがくがく)の議論ができ、
最後には「共有のビジョン」をまとめることができました。

 ステップ4、ハイブリッドの解決案を打ち出す
グローサーはビジョンに基づき、
まったく異なった「地域」「専門領域」「考え方」の
専門家を100人以上集め、
具体的な新商品や新サービスを生み出しました。

 いずれにしてもコンフリクトを
イノベーションに結びつけるには、
「誰が言っている」ではなく「何を言っている」かで
考えることが最も重要だそうです。

メンバーを「いかに理性的に」行動させるかが、
リーダーの腕の見せ所なのでしょうね。


☆ 技術経営コンサルタント、ITコーディネーター
  小西 正暉

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