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第687話「製造業は生き残れないのか?」

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■ 第687話「製造業は生き残れないのか?」

 製造業の代表ともいえる日立製作所の東原社長が
「製造業はなるなる!」と公言されています。

理由はデジタル化の進展で、
大きく2つあると指摘しています。

1つ目、膨大な生産データをビッグデータ解析し
人工知能(AI)で分析すれば、
製造工程の不具合や生産ロスを劇的に減らせる、
これまでは技術者が担ってきた部分で
日本の製造業の強みだった。

2つ目、電子取引(EC)や電子決済は
購買者に関わる全てのデータを取り込み、
お客さまが欲するものと欲しないものが瞬時に判るため、
全ての事業者(製造業もサービス業も)がそこに集中する、
言い換えればメーカーとそれ以外の垣根も崩れる。

 あらゆるデータが瞬時に集まる時代だからこそ、
調達から物流、製造、マーケティング、販売、
全てを一体でやる必要がでてきた。

製造のみの会社では、
莫大なデータを集め処理する会社の
「単なる下請け」になるしかない。

1社でデータを集めきることは難しい、
だからこそデータを軸に
異業種が合従連衡しなければならないと、
東原社長は言われます。

 ところが、いやいや
データを集め解析するだけでは足りないと、
ユニクロの柳井会長はおっしゃっています。

記事によると2018年9月、
ユニクロはGoogleと一緒に「情報製造小売業」への進化を
目指してスタートを切ったようです。

 いまやAmazonは何でも売っていて、
ファーストリテイリングのライバルでもあります。

しかし柳井会長は
「彼らが取組んでいることはショッピングモールだ、
さまざまなセレクトショップの服を寄せ集めているだけで、
アパレル製造小売業ではない。」と喝破しています。

柳井会長は、
店頭販売で売ることができるお客様の生の反応、
この「顧客情報」をどう生かすかが最重要課題と
考えられているようです。

 さて、製造業は生き残れるのでしょうか?

確かに「顧客情報」に最も近いのは小売業です、
しかし情報は一瞬にして伝わり
解析可能な時代になりました。

決して製造業だけが不利な時代とはいえなく、
何もしなければどの業界であっても
生き残れない時代だということでしょう。

顧客情報を的確につかみ、間髪入れず情報を活かせる、
そんな新しい業態だけが生き残れるようです。


☆ 技術経営コンサルタント、ITコーディネーター
  小西 正暉

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