お目々を拝借

第679話「疲れは脳の悲鳴(1/3)」

◎━━━━━━━━━━◎
   お目々を拝借 
◎━━━━━━━━━━◎

■ 第679話「疲れは脳の悲鳴(1/3)」

 体の疲れは脳の疲労と密接に繋がっていると
主張されている、
疲労医学が専門の梶本修身(おさみ)先生のお話を、
3回シリーズでお届けします。

今回は「体が疲れたと感じる疲労は、
実は脳が疲労している」という話です。

 梶本先生らの研究によると、
自転車やジョギング程度の有酸素運動では
筋肉はほとんどダメージを受けないことが
分かったそうです。

そう言われても疲れた感じがしますよね、
どこが疲れているのでしょう。

梶本先生の説明によると・・・、
例えばジョギングをするとき、
運動量に応じて体が求める酸素量を秒単位で計算、
呼吸や心拍の速度や大きさを調節しなければなりません。

その調節をつかさどっているのが、
脳の中にある「自律神経の中枢」と呼ばれる部分で、
ここは1秒たりとも休むことが出来ません。

疲れるのは筋肉ではなく自律神経で、
ここの疲労こそが運動疲労の正体だというのです。

 ところが不思議なことに、
例えばマラソンなどで予想以上の成績が出ると
疲れが吹っ飛びます。

疲れたと自覚するのは
大脳の前頭葉という部分だそうですが、
人間は前頭葉が異常に発達したため、
疲労感を意欲や達成感によって隠してしまう
(マスキングと呼ぶそうですが)
能力が備わってしまっているそうです。

従って、ランナーズ・ハイが危険な状態、
そして極端な例が「過労死」だと、
梶本先生はおっしゃいます。

 人によって様々ですが疲れると、頭痛がする、
めまいがする、音や声が遠くに感じる、
冷や汗がでる、ふらふらする、などなど、
まさしく自律神経失調症の症状になります。

これこそ脳がダメージを受けている証拠で、
決して筋肉の疲れではない証だそうです。

脳疲労のサインは、「飽きる」「疲れる」
「眠くなる」で、さらに疲れると「視野が狭くなる」、
なので長時間運転は危険です。

なぜ視野が狭くなるか、
それは人の脳が視覚から90%の情報を得ているためで、
自己防衛的に情報を遮断しようと
しているからだそうです。

 以上のご説明で、体が疲れたと感じてはいるけれど、
実は脳が疲れていることだと
お分かりいただけたと思います。

では脳が疲労することを防ぎ、
効率よく疲労を回復させるにはどのようにすれば良いのか、
次回(第680話)は「脳の疲労防止と疲労回復の方法」に
ついてお話ししましょう。


☆ 技術経営コンサルタント、ITコーディネーター
  小西 正暉

★ スマホ用のホームページを開設しました!
  http://www.e-mk1.net/

☆ メルマガに対する、ご意見・ご感想をお寄せください。   
  mk.pv@r8.dion.ne.jp まで    

============================================================
 本メールマガジンの記事を許可なく転載することはご遠慮下さい。
 Copyright (C) 2018「お目々を拝借」 All rights reserved.
============================================================

ついでに読みたい

お目々を拝借

発行周期:  週刊 最新号:  2019/03/22 部数:  68部

他のメルマガを読む