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第676話「アイスクリームが売れる気温は何度」

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■ 第676話「アイスクリームが売れる気温は何度」

 気温が上昇するとアイスクリームが売れ、
冬に向かって寒くなるとおでんが売れる。

誰にでも理解できる現象です。

しかし、何℃になれば売れるのかと問われると、
答えられる人は少なくなります。

温度だけでなく気象は需要に大きく影響します。

このような気象と需要の関係について、
より精緻な予測と法則化のための分析を
「ウエザーMD(ウエザーマーチャンダイジング)」と
呼ぶそうです。

今回は、気象予報士、健康気象アドバイザー、
地球温暖化防止コミュニケーターの肩書を持つ、
常盤勝美さんの記事からです。

 冒頭の25℃を超えるとアイスクリームが売れる現象も、
真冬に売れることがある一方で、
25℃以上の気温でも売れないことがあるようです。

ウエザーMDの本来の目的は、
どのような変化が消費行動に関与するのかを明らかにし、
これらの参考情報を積極的にビジネスに
活用することだそうです。

 アイスクリームの例では、
30℃を超えると売れ行きが伸び悩むようです。

人間は25℃を境として、
それを超えると体温上昇を警戒し、
体温を下げようとするそうです。

アイスクリームには乳脂肪が含まれており、
食べた後に口の中にねっとり感が残ります、
わずかな脂肪分であっても、
体が産熱(熱を発生すること)につながると警戒を
するため、30℃を超えると売れ行きが鈍るそうです。

猛暑のときは冷たいものだけでなく、
体が水分を要求します。

結果として、ほぼ水分だけのかき氷が
アイスクリームにとって代わるようです。

 業種によってウエザーMDの取り組みは、
異ならなければならないようです。

小売業は毎日の仕入れや売り場づくりが重要ですから、
当日の天気と気温の変化といった、
比較的短いスパンの天気情報が重要です。

製造業は局所的な毎日の変化ではなく、
広域的でより長いスパンの気象状況が重要になります。

原材料の調達では、
数か月単位で異常気象が発生していないかを調査し、
価格の高騰や品質低下のリスクを
チェックしなければなりません。

商品開発では、
既存ジャンルの場合は販売量と気温の相関を調べておき、
売上の少ない温度帯の商品開発に力を
入れなければなりません。

また販売促進においては、3か月予報や1か月予報から、
販売量が低下すると予測されるときは、
キャンペーンの時期を調整するなどの手を検討します。

 ビジネスの世界において、
天気予報って重要なんですね。


☆ 技術経営コンサルタント、ITコーディネーター
  小西 正暉

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