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第674話「ダメと分かったら潔く路線変更」

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■ 第674話「ダメと分かったら潔く路線変更」

 犠牲(金銭・時間・努力など)が多ければ多いほど、
「これまでの苦労が水の泡」と執着し、
やめることが出来ずズルズルと損失を積み重ねてしまう、
こんなことってよくありますよね。

このようなことを「コンコルド効果」と呼ぶそうです。

 コンコルドとは超音速旅客機のことで、
イギリスとフランスが巨額の費用をかけて
共同開発しました。

初飛行が1969年3月1日、
速さは通常ジェット旅客機の2.5倍
(マッハ2/音速の2倍)、
高度60,000フィート(通常の2倍の高さ)を飛びました。

しかし飛べば飛ぶほど赤字が増え、
どうやっても収益の改善が出来ません。

それでもやめることが出来ず、
2000年7月25日の墜落事故を契機に、
2003年ついに営業飛行を終了しました。

このような事態に陥らないためには、
どうすればよいのでしょう。

IT企業のディレクターで「先にしくじる」などの著者
「山崎裕二さん」は、次のように話しています。

 「プレモータム・シンキング」と呼ぶそうですが、
実現したい未来の目標が「失敗してしまった」と、
計画を始める前に想定することだそうです。

重要なことは「目標を決めた後に」ですが、
「計画を作り始める前に」行うことと
山崎さんは話します。

 しかし多くの場合は、にっちもさっちもいかない、
だけどやめられないというのが
一般的ではないでしょうか。

このような場合は「強い執着」が、
やめることをはばんでいるのですから、
行動経済学の分野でよく用いられる
「フレーミング変換」という手法が効果的だと
説明しています。

 具体的には3つのステップで以下のように
進めるそうです。

(1)	何に執着しているかを明確にする

まずは、最も手放したくないものは何かを
胸に手を当てて考える。

(2)	執着がもたらす未来の失敗像をイメージする

強く執着しているものが、
未来にもたらす最悪の失敗を想像する。
難しければ執着していることの「真逆」をイメージする。

(3)	執着を手放した時、
未来の失敗像がどう変わるかを把握し、(2)と比べる

以上のようなステップで思考を重ねると、
信じていた「ただ1つの道」以外にも、
別の道を見つけることが出来ると説いています。

ロジカルに判断できない
人間臭さも必要だとは思いますが、
ビジネスの世界では禁物のようです。


☆ 技術経営コンサルタント、ITコーディネーター
  小西 正暉

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