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第666話「ヒアリとオオハリアリ」

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■ 第666話「ヒアリとオオハリアリ」

 去年の今頃(2017年5月26日)、
尼崎市で「ヒアリ(火蟻)」が発見されました。

尼崎だけかと思いきや、神戸・大阪、
いやいや関西だけに止まらず、名古屋・横浜・東京、
そして福岡・北九州と全国に広がりました。

刺されると火傷(やけど)のような激しい痛みを生じ、
アレルギー反応により死に至ることもあるとのことで
大騒ぎになりました。

 ヒアリは南米のアリだそうですが、
いまでは太平洋を囲む北米や
オーストラリア・中国などに生息しているそうです。

太平洋に面した日本に、
これまで定着しなかった理由として、
寒かった(積雪寒冷地域が多い)ことが
幸いしたと考えられています。

 外来種の多くは、
持ち込まれた場所の気候や食べ物が合わず、
生き延びないことが多いのですが、
なかには新しい環境に適応し、
在来の生物に悪影響を及ぼす場合があります。

このような生物を「侵略的外来種」と呼び、
世界各地で問題になっています。

 多くの場合、
日本に渡来した侵略的外来種が話題になりますが、
逆もあります。

日本のどこにでもいる「オオハリアリ(大針蟻)」は、
北アメリカでしっかりと定着しているそうです。

このオオハリアリがヒアリを食べてくれる
(天敵になり得る)かも知れないとの研究結果を、
琉球大学など日米の研究チームが発表しました。

 日本にいるオオハリアリは体長5ミリ程度で、
森の朽ち木などで暮らしており、
シロアリ以外はほとんど食べません。

ところが、米国に生息している
(日本原産)オオハリアリを調査したところ、
いろいろな昆虫を食べていることが分かったそうです。

渡った先のアメリカにはシロアリが
少なかったのでしょうか、
食べる餌の種類を広げることによって、
米国内での生存競争に打ち勝ったと考えられています。

 さらに調べると現地のアリが減っており、
オオハリアリに食べられているらしいことも
分かったそうです。

ヒアリは周りの昆虫やアリを駆逐するそうですが、
オオハリアリだけはヒアリのそばにいても、
なぜか平気だそうです。

しかもどちらも電気製品が好きで、
電気のコードなどをかじることも知られています。

 ということは日本のヒアリ対策は、
(日本のオオハリアリは優しいですから)
米国で鍛えられたオオハリアリを逆輸入して、
ヒアリの侵入に備えることになるのでしょうか(笑)。


☆ 技術経営コンサルタント、ITコーディネーター
  小西 正暉

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