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第663話「ドアを開けると車が待っています」

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■ 第663話「ドアを開けると車が待っています」

 今回は、高齢者には嬉しい、
いやいや若い人にだってメリットがありそうな
交通システムの話です。

ヨーロッパでは最近、
新しい交通システムMaaS(Mobility as a Service)の
検討が進んでいるそうです。

このMaaSなる概念は、
フィンランド・アールト大学Sonja Heikkila氏の
修士論文が基で、
それをヘルシンキ市の都市計画部が取り上げ、
実用化に至ったとのことです。

A地点からB地点へ移動するとき、
さまざまな交通手段の候補を選び出し、
最適な行き方を提案してくれるだけでなく
(ここまでなら今でも当たり前ですが)、
予約から決済まで出来るそうです。

最も威力を発揮しそうな組み合わせは
自動運転車とのセットで、
ドアを開けると自宅の前に自動運転タクシーが待っている。

そこから電車で目的地近くの駅まで行き、
着いた駅前にも自動運転車が待っているという仕組です。

 今だってタクシーを呼んで、
到着先でまたタクシーに乗るのと
どこが違うのかとも思いますが、
一人暮らしの高齢の母のことを思うと、
確かに早く欲しいシステムのような気もします。

鉄道やバスの不採算部門の削減や廃止、
高齢者の運転免許証の返上などを考え合わせると、
新しい移動システムとして受け入れられるかも知れません。

渋滞の多い東京でのタクシー乗車人数は平均1.8人、
しかも乗客を乗せている時間は30%程度で、
残りの70%は流し営業とのことです。

また車社会の代表的な都市ロスアンゼルスでは、
中心街の1/3が駐車場とも言われています。

そろそろ交通システムを抜本的に考えなければならないと
考える人も多く、
MaaSが都市計画自体を変えるきっかけになると
断言する人もいます。

 話は変わりますが、
社会を変革する可能性のあるアイディアが
出せるような学生を輩出できる
アールト大学に興味を持ち調べました。

いずれも創立100年以上の歴史がある、
ヘルシンキ工科大学、ヘルシンキ経済大学、
ヘルシンキ美術大学の3大学を、
科学・ビジネス・美術の各コミュニティが
密接な連携を行うことによって
学際的な教育と研究を実現すべく、
2010年に設立したとありました。

このような大学改革の方法もあるのですね、
一つのアプローチとして参考になりました。


☆ 技術経営コンサルタント、ITコーディネーター
  小西 正暉

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