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第662話「これからの100年間どう変わるのでしょう」

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■ 第662話「これからの100年間どう変わるのでしょう」

 今回は未来の人類から見た世界を論じている、
経済学者であり思想家でもあるフランス人
ジャック・アタリ氏の記事からです。

 これまで世界に君臨してきたアメリカによる世界支配は、
遅くとも2035年に終焉するだろう。

このアメリカの弱体化によって、
相対的に勢力のある国々が台頭し、
世界は混とんとした状態になるだろう。

そして民族や宗教などを背景としたグループに細分化され、
今世紀末には100以上の国家が
新たに誕生するだろうと予測しています。

 次に注目すべきはテクノロジーの進化で、
公共の場所だけでなく企業のオフィスや休憩室など、
私的空間にまで超小型センサーやカメラが設置される。

個人のデータは民間のデーターベースとして整理され、
予防検査や予備治療の実施が可能となる。

結果として「超監視体制」の時代が訪れるだろうと
予測しています。

さらにテクノロジーの進化は、
国家や公共機関が担ってきた様々な役割を削減し、
国の関与が減ることにより国家の弱体化が進む。

例えば少数派の金持ちは、再配分に基づく年金制度より、
金持ちだけで同盟を組んで蓄えた方が得策だと
考えるようになる。

これは医療・警察・教育・環境といった全ての分野に及び、
国家の解体が始まるだろうと予測しています。

 国家が弱体化すると暴力をコントロールできなくなり、
野望がぶつかり合い、地域紛争が頻繁に起こるようになる。

そして精密な兵器や、
それを利用する者たちが増殖することによって、
過去に経験したことのない破壊的な紛争が起きるだろう。

例えば中国は台湾を統合し、
東アジアに中華圏を確立しようとする、
やがて日本さらにはアメリカまで飲み込もうとする。

一方、日本は朝鮮半島からの脅威、
中国の台頭に対抗して再軍備を図るだろう。

 では混沌の先、
2050年以降にバラ色の世界は訪れるのでしょうか。

ジャック・アタリ氏は、市場民主主義をベースとした、
利他愛に基づく人類の新たな境地のことを
「超民主主義」と呼び、
このような世界が出現すると予測しています。

超民主主義の実現に向けて最前線で活動する人のことを、
アタリ氏は「トランスヒューマン」と呼び、
彼らは収益が最終目的ではなく、
愛他主義者であり世界に慈愛と尊敬の念を抱いた
「世界市民」と定義づけています。

そして、このようなトランスヒューマンが、
娯楽・医療・教育などの分野で無料のサービスを
実現するであろうと断言しています。

アメリカが特別な国ではなくなり、
世界が混とんとするところまでは
(私にも)理解できますが、
超民主主義の時代までは理解できませんでした。


☆ 技術経営コンサルタント、ITコーディネーター
  小西 正暉

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