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第653話「ドラッカーの言うリーダーシップ」

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■ 第653話「ドラッカーの言うリーダーシップ」

 リーダーシップがある人と言えば、
多くのメンバーを力強く引っ張れる、
機関車みたいな人を想像するかも知れません。

しかし、マネジメントの神様と呼ばれた
ピーター・ドラッカーは、
リーダーシップについて異なった説明をしています。

 ドラッカーはリーダーに必要な資質を
「Integrity」という言葉で表現しています。

日本語には「高潔さ」「誠実さ」「真摯さ」などと
訳されるようですが、ピッタリの言葉はないようです。

ドラッカーはIntegrityの定義は難しいが、
Integrityの欠如を定義することは
難しくないと言っています。

具体的には、
出来ないことには気付くが出来ることには目のいかない者、
何が正しいかより誰が正しいかに関心を持つ者、
Integrityより頭のよさを重視する者、
部下が脅威に感じるような人を昇進させる者、
自らの仕事に高い基準を設定しない者、
このような人をマネジャーに任命してはならないと
説明しています。

 Integrityを持った人とは、
その人を信頼してついてくるフォロワーが
いるか否かだとも説明しています。

肩書や立場が必要なのではなく、
その人を信頼してついてくるフォロワーがいれば、
その人は立派なリーダーだというのです。

 また、自分を知らない人間が
自分以外の人と生産的な関係を築くとか、
他人にポジティブな影響を与えることは出来ない。

さらに「上司が言うから」「評価されたいから」
「嫌われたくないから」・・・などの理由で
「真意」を語らないようでは、
自分の「真意」さえどこかへ行ってしまう。

あなたの言葉で、あなたの声で、あなたが目指すことを、
胸を張って言いなさいと、
ドラッカーは説明しているそうです。

 最近は技術も仕組みも
多岐にわたるようになりましたから、
その時々でその道の識者が先導する進め方も
多くなってきました。

ある時はリーダーの役割、
ある時はリーダーを支えるフォロワーの役割を
こなせる組織こそが現代的な組織で、
これからの強い組織の在り方だと指摘する
先生もいらっしゃいます。

 いつでも誰でもリーダーの役がこなせるよう、
「自分が何を実現したいのか」
「自分の強みが何で、どのような貢献ができるのか」
「自分はIntegrityに行動できているか」について、
ときどき見直す必要がありそうです。


☆ 技術経営コンサルタント、ITコーディネーター
  小西 正暉

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