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第396話 「新しいリーダー像」

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■ 第396話 「新しいリーダー像」

 過去は強い意思を持って組織を強力に引っ張る
機関車的なリーダーが理想とされてきましたが、
最近は少し趣が異なっていて「アダプティブ・リーダーシップ」なる
リーダー像が求められているという話です。

このアダプティブ・リーダーシップは、
ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)が
提唱している新しいリーダー像で、
最近の時代的背景から生まれたと言っています。

 BCGの説明は以下の通りです。

従来は、
それぞれの業界に一定のパターンがあって過去の経験が生かせたが、
最近は長期的な予測が立てにくくなってきた。

またIT(情報技術)の進展に伴って
莫大な情報量を処理しなければならなくなった。

このような背景を受け、
事業環境の変化に対し柔軟で適応力の高い組織が
求められるようになり、
新しいリーダー像が必要になったというのが背景のようです。

 そして、この新しいリーダーに求められる要素を
下記のように要約しています。

1)事業をナビゲートする:
日々の変化に対応するため、現場には方向性を示すのみで、
現場が自主性と自律性を持って動けるよう
導くことのできるリーダー。

2)共感をもってリードする: 
自社は何を価値として存続しているのか、
だから何を大事にすべきかを浸透させ、
現場が自律的かつ自主的に動けるよう指導できるリーダー。

3)自己修正を通じて学習する:
小さい失敗を前提としてマネジメントし、
失敗を通じ学び・修正しながら向上するよう
サポートできるリーダー。

加えて、最近は経営の不確実性が高まり
トップダウン型のリーダーシップだけでは
対処しきれなくなったため、
経営トップが何を決め、現場が何を決めるべきかの
適切な役割分担が必要な時代になったと説明しています。

 しかしよく考えてみるとBCGの言っていることは、
日本の得意芸だったはずなのに、
失われた10年・20年といわれてきた1990年代以降、
忘れてしまっている日本古来の
リーダーシップのあり方だったような気がします。

懐古趣味でもなく、BCGに言われたからでもなく、
「いいものはいい」と再認識すべきということでしょうね。


☆ 技術経営コンサルタント、ITコーディネーター
  小西 正暉

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