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第348話 「日本の製造業が生き残る道の一つ(1/2)」

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■ 第348話 「日本の製造業が生き残る道の一つ(1/2)」

 畏れ多いタイトルを付けましたが、
世界の荒波の中で日本企業は本当に
生き残ることができるのでしょうか。

生き残るためにはどのような方向に舵を切ればいいのでしょう。

最近、私が感じていることをお話ししたいと思います。

 人口ボーナスと人口オーナスという言葉があります
(第281話参照)。

人口ボーナスは、国の人口構成において
生産年齢(15~65歳)の人口の割合が多い状態を指しますが、
どこの国であっても1回しか訪れないそうです。

人口オーナスは人口ボーナスの反対語で、
生産年齢の人口の割合が少ないことを指し、
たいていの場合は子供も少なく
老人の占める割合が多いのが普通です。

 日本の人口ボーナス期は1950年から1990年までで、
それ以降は人口オーナスの状態に陥っています。

1950年代半ばから1970年代前半の日本の経済成長率は
10%近くあり、現在の中国と同じ状況でした。

そして1980年代には4~5%に落ちましたが、
ジャパン・アズ・ナンバーワンといわれた通り
日本の黄金時代でした。

しかしバブル崩壊以降すなわち人口オーナスが始まった
1990年以降の経済成長率は1%前後と惨憺たる状況です。

かくして1990年代は「失われた10年」と呼ばれ、
2000年代を期待しましたが改善は見られず
「失われた20年」になってしまいました。

そして2010年代ですが一向に好転する様子はありません。

 そろそろ淡い期待は止めた方がよさそうです。
何故なら再び日本に人口ボーナスが訪れることは無いからです。

日本より先に人口オーナスを経験している
欧州の主要国の経済成長率は
永い間1~3%で現在の日本と大差ありませんし、
大きく回復する様子もありません。

 国内で成長が見込めないなら、
どこでビジネスを展開すればいいのでしょう。

その答えは簡単で、人口ボーナス期の国へ行けばいいのです。

すなわち人口ボーナス期が
2015年に終わるといわれている中国ではなく、
2030~2035年まで続くと見込まれるインドやインドネシアです。

(次号につづく)


☆ 技術経営コンサルタント、ITコーディネーター
  小西 正暉

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