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第340話 「ハイブリッドカーが無くなる?」

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■ 第340話「ハイブリッドカーが無くなる?」

 米国のCARB(California Air Resources Board/
カリフォルニア州大気資源局)は1990年に大気清浄化の手段として、
ZEV法(ZEV:Zero Emission Vehicle/
無排出ガス車すなわち電気自動車や燃料電池車のこと)を
制定しました。

この法律は販売される自動車のうち一定比率の
ZEVが含まれていなければならないと定めており、
例えば2012年~2014年は12%、2015年~2017年は14%と、
年を追うごとに比率を高める仕組みになっています。

もちろんCO2排出ゼロ車の普及を狙っているのですが、
一度に全てをZEVに置き換えることは難しいため、
法律の精神である大気浄化に寄与する
ハイブリッド車や天然ガス車も条件付きで認めています。

 この法律を機にカリフォルニア州では
多くの新規事業が立ち上がっています。

電気自動車には充電が欠かせませんから、
携帯端末で充電ステーションを探すことができる、
充電がフルになったら知らせてくれる、
電力ピーク時を避けて安い電気代で充電する
格安プランを勧めるなどなど、
充電に関わる様々なサービスビジネスが考え出されています。

またベタープレイス社のように専用の電気自動車をリースし、
電池交換ステーションで充電された電池に交換する方法
(317話:電気自動車に適したビジネスモデル)も
提案されています。

さらに電気自動車で使い古された蓄電池の
利用方法も考えられており、
古くなったリチウムイオン電池を
電力系統の蓄電池として再利用するビジネスも生まれています。

 前述のCARBのベースライン・シナリオでは、
2020年頃ハイブリッド車がピークを迎え、
それ以降プラグインハイブリッド車に置き換わるが、
同時に普及し始めるZEV(電気自動車と燃料電池車)が
少しずつ増加し、
2035年頃プラグインハイブリッド車と逆転、
2050年には全てがZEVに置き換わると予測しています。

以上は2050年に温室効果ガスの排出を
1990年比で80%削減するシナリオに基づいて推定したものです。

 アメリカでは、オバマ大統領が
「2015年までに次世代自動車を100万台導入する」と
宣言しています。

日本ではハイブリッド車と電気自動車の関係は
どのような推移をたどるのでしょうね。

※今年も毎週お読みいただきまして、ありがとうございました。
 次回は来年1月6日に第341話をお送りします。
 それでは少し早いですが良いお年を、
 そして来年もよろしくお願い申し上げます。

☆ 技術経営コンサルタント、ITコーディネーター
  小西 正暉

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