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第204話 「5万円パソコンの意味するもの」

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■ 第204話 「5万円パソコンの意味するもの」

 100年に一度の経済危機と叫ばれる中で、
「5万円パソコン」だけは年末商戦の勝ち組だそうです。

パソコン単体では5万円ですが、パソコンとデーター通信端末を購入し、
さらに回線加入契約を同時に行うと
(後から通信料金で回収できるからでしょうか)、
ただ同然の100円などという売り方もしていました。

どこの製品かなと思って見ると台湾メーカーのものですが、
ほとんどはMS Officeのソフトを搭載しており、画面サイズも大きく、
メモリー量もそこそこで使い勝手に問題はなさそうです。

 日本製はどうなったのでしょう、
5万円の価格で台湾メーカーと同じような仕様のパソコンは見当たりません。

コモディティー化(日用品化)された商品の消費行動は、
「機能」より「価格」で選ぶといわれています。

コモディティー化した瞬間、
より高い機能や性能で購買意欲を掻き立てる戦略ではなく、
価格を前面に押し出す戦略に切り替えなければならないのです。

一方、高付加価値製品を目指すなら、一部のマニアに絞り込み、
利益は出るが量は出ないと割り切り、
思いきり規模を縮小する必要があるようです。

 アップルのiPodやiPhoneの素晴らしさは機能や性能や価格ではなく、
今までの生活を変えてくれそうな「わくわく感」ではないでしょうか。

古い話ですが、
ソニーのウォークマンもテープレコーダの小型化の領域を超え、
アウトドアで音楽を聴く「新しい文化を創造した」ことに
意味があると思います。

 日本のパソコンメーカーに求めたいことは、
価格ではなく「夢」を与えてくれることです。

ウォークマンのようなコンセプトチェンジの製品を、
日本のパソコンメーカーが生みだしてくれることを望んでやみません。


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☆ 技術経営コンサルタント、ITコーディネーター
  小西 正暉

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