出版プロジェクト・ビジネス書編

出版プロジェクト・ビジネス書編

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■■ 出版プロジェクト・ビジネス書編          2010.8.30
■■                             vol.145
■■                       発行:The Appleseed Agency Ltd.
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このメルマガでは、作家のエージェント・株式会社アップルシード・
エージェンシーが、あなたがベストセラー作家になるための情報とテ
クニックをお贈りします。

■CONTENTS----------------------------------------------------     
★トピックス                                
★8月の新刊のご案内                          
★著者インタビュー
『知的生産ワークアウト』(ダイヤモンド社)
 奥野宣之さん
~「オフライン」の時間を持てば、もっと能動的に、
       自分の頭で考えて行動できるようになると思います~
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■トピックス  ~所属作家たちの近況をお知らせします~
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★奥野宣之さんの新連載「情報をさばく10のスイッチ」が「PC Online」
 でスタート!
  http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20100825/1027103/

★大津秀一さんの『死ぬときに後悔すること25』(致知出版社)
 が20万部間近!
 http://news.kbs.co.kr/culture/2010/02/12/2045660.html

★『「親のようにならない」が夢だった―裏社会から這い上がった経
 営者の人生大逆転物語』http://mo-v.jp/?d01e の加藤秀視さんが、
 NHKラジオ『鎌田實 いのちの対話』に出演されました!
 http://www.nhk.or.jp/r1/inochi/

★『スペイン人はなぜ小さいのにサッカーが強いのか』『スペイン代表
 「美しく勝つ」サッカーのすべて』『モウリーニョの流儀』『アンチ
 ェロッティの戦術ノート』など話題のサッカー本が続々重版!
 http://www.appleseed.co.jp/works/result.php?YEAR=2010&GENRE=all

★『哄う合戦屋』『16倍速勉強法』などのベストセラー作家を輩出し
 たリブロ作家養成ゼミ第四期が4月からスタートしました。
 ゼミの様子はブログ等で、随時ご紹介していきますのでお楽しみに。
 http://tinyurl.com/yengnbd

★奥野宣之さんが「BPnetビズカレッジ」でコラム「あなどれない新書
 たち」を連載中。
 http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20100816/241357/

★弊社社員の公式ブログも随時更新。
 公式ブログ:http://asagency.exblog.jp/                          
 はたらく社員のブログ:http://aastaff.exblog.jp/

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■8月の新刊案内                         
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★『図解 残業ゼロで、仕事ができる人の習慣』
 夏川賀央/著 PHP研究所
 http://tinyurl.com/23q2z6d
「残業しない」「寄り道が多い」「ネガティブ思考」――にもかか
わらず、人より10倍の成果を出す。
 そんな「なぜかできる人」の仕事術。 

★『新・薬を使わずに「うつ」を治す本 』
 最上悠/著 河出書房新社
 http://tinyurl.com/2e4paqh
うつ病治療は、薬を飲む前に自分自身でできることがある。
本書は、専門医である著者が、セルフヘルプなどの実践方法を症状に
合わせてやさしく解説する。うつから自分で抜け出すヒント満載!

★『がんばっても成果は出ない 凡才のための超現実的サバイバル術』
 別所諒/著 ユナイテッド・ブックス
 http://tinyurl.com/2e7zgjm
「やればできる」と言われても……正直キビしい。そんなあなたのた
めの生きるヒントです。先行き不透明な時代を生き抜くサラリーマン
が知っておくべき究極のスキル。それは競わずに勝ち、自分の居場所
を確立する力を身につけること。いかにして自分の身を守るか、社内
で評価を受ける方法、社外で評価される方法、そして最終的には、仕
事を楽しみ自分らしく生きる方法を、ステップに沿ってお伝えします。

★『いち、にの、さん。』
 実谷蒼依/著 ポプラ社
 http://tinyurl.com/25acjtn
“家族”と“学校”。そのふたつに否定されれば、小さな世界は呆気
なく絶望に食い潰される─。小5で自傷を始め16歳で自殺未遂をした
「死にたがりや」の女の子が、あがき続けた末に見つけた「生きる意
味」とは?不器用なほど「生」と懸命に向き合った記録。

★『「やる気」が出るコツ、続くコツ』
 和田裕美/著 ダイヤモンド社
 http://tinyurl.com/272ec9a
「モチベーションが下がる」と言うとき、あなたはモチベーションが
外から与えられるものと思っていませんか? 
ほんとうは皆、自分の中に生まれながらにもっているんです。
自らガソリン補給し、燃やし続けられるように、「陽転思考」をベー
スにした考え方と行動のヒントをお伝えします。

★『このすしなあに』
 塚本やすし/著 ポプラ社
 http://tinyurl.com/28uj7e8
へい、いらっしゃい! いきいのいいねたが、たくさんそろってるよ!
こどもたちがだいすきなたべもの、ナンバー・ワン! 
いまや、せかいのごちそう! おすしの絵本ができました。
おすしをほおばりながら、たくさんのいのちをいただいて生きている、
ありがたさも感じることができる、おもしろまじめな、食育絵本です。 

★『知的生産ワークアウト』
 奥野宣之/著 ダイヤモンド社
 http://tinyurl.com/24dtjqr
情報収集&整理、発想術、読書術、文章力、集中力、時間管理、環境
改善、ストレスコントロールまで、いつでも・どこでも、ローコスト
ですぐに実施でき、効果の高い73の知的生産法を大公開。 

★『格下婚のススメ』
 水次祥子/著 阪急コミュニケーションズ
 http://tinyurl.com/2d2yzh3
結婚は面倒くさいけど、でも、やっぱり結婚したい……そんな気持ち
を捨てきれずにいるアナタ。仕事は面白いし、そこそこ稼げているな
ら、格下婚はどう? なにも年下男じゃなくても、現代にはあらゆる
タイプの「格下クン」がいるのです。問題は、彼らをいかにゲットし
て、結婚まで持ち込むか。格下婚で目指せ「ストレス・フリー婚」!

★『ゼロからはじめる ネット通販の教科書』
 池本克之/著 ユナイテッド・ブックス
 http://mo-v.jp/?f0b2 
資金、年齢、性別、居住地、キャリアは関係なし。ドクターシーラボ
とネットプライスをあっという間に100億円企業に育て上げた通販の
プロが、最小の投資で最大の利益を上げる稼ぎ方を完全伝授します。

★『働く「しあわせ」の見つけ方』
 夏川賀央/著 かんき出版
 http://tinyurl.com/26baslq
人生において一番長い時間を割かれるものが「仕事」。そのため、仕
事上でいろんなことを悩みます。「もっと自分に向いている仕事があ
るんじゃないか」「なんで俺ばっかりこんな目に」など。本書は仕事
上で悩んだり、壁にぶつかった人々に贈る、「勇気」「元気」「気づ
き」をくれるいい話が詰まった本です。 

★『子どもをサッカー選手にするためにできること』
 伯井寛・巴康子・赤澤竜也/著 PHP研究所
 http://tinyurl.com/28xc6ue
日本サッカー界のキーマンとして活躍する選手たちはいかに育ったの
か。彼らの才能を伸ばした家族、コーチがどのように少年時代を支え
たのかを紹介します。

★『「いい人」はなぜガンになりやすいのか』
 最上悠/著 青春出版社
 http://tinyurl.com/28dd8x4
ストレスへの反応の違いで、なりやすい病気が違った! 本書では、性
格と病気の深い関係、またそのメカニズムを解き明かしていきます。

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★著者インタビュー
『知的生産ワークアウト』(ダイヤモンド社)
 奥野宣之さん
~「オフライン」の時間を持てば、もっと能動的に、
       自分の頭で考えて行動できるようになると思います~
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(著者紹介)
1981年、大阪府生まれ。同志社大学文学部を卒業後、出版社、業界紙
を経て、『情報は1冊のノートにまとめなさい』(ナナ・コーポレー
ト・コミュニケーション)で著作デビュー。
メモやノートの活用法から発想術、読書術、情報収集と活用まで、わ
かりやすく書き下ろした著書は若手ビジネスパーソンを中心に支持を
集め、累計50万部を超える。
記事や著作の執筆、書評、講演活動のかたわら、独自に編み出した文
章や企画を作る方法論、日常的なトレーニング法などを、仕事力アッ
プのための「知的生産ワークアウト」として広く発信している。
情報整理関連の著作では、ほかに『情報は「整理」しないで捨てなさ
い』(PHP研究所)がある。

奥野宣之 公式ウェブサイト
http://www.ab.auone-net.jp/~a9908423/

『知的生産ワークアウト』
http://tinyurl.com/24dtjqr

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・本書を出版するまでの経緯を教えてください。

奥野宣之さん(以下敬称略)
 担当編集者であるダイヤモンド社の高野倉さんから出版のお話をい
ただき、僕がたたき台となる企画を作りました。
 もともとは「書斎・ワークスペースの作り方、コツ集」といった感
じの企画でしたが、高野倉さんやエージェントの宮原さんと話し合っ
ているうちに「知的生産力アップのための方法」「自己研鑽の技術」
というテーマが固まり、現在のようなかたちになりました。
 この本で紹介したワークアウトやライフハックのようなことは講演
や連載、ブログなどのネタにするためにコツコツとノートに書きため
ていたものです。何かに使えないかとはずっと思っていましたね。

・本書では73の知的生産力を高める「ワークアウト」が紹介されてい
ます。奥野さんご自身が実践して効果を実感し、ブラッシュアップし
てきた「手の内」が惜しみなく公開されているわけですが、そのよう
な貴重なものを世に出すことに迷いはなかったのでしょうか? 

奥野
 出し惜しみはしない主義なんです。アイデアは元手ゼロなんだから、
僕の頭の中にストックしておくより、どんどん気前よく出していって
読者に使ってもらったほうがいいと思っています。そのほうが本とし
て勢いが出せるし、手放すからこそ見えてくるものもきっとあるでし
ょうから。
 なにより、どんな人にも1500円の元をとってもらわなきゃならない
わけで、もし出し惜しみした結果、読者が不満を感じてしまったとし
たら最悪でしょう。あとさき考えず、その時点でのベストを尽くすの
が大事ですね。

・「原稿量が大幅に超過した」とブログに書かれていましたが、元の
原稿ではワークアウトの数がもっと多かったのでしょうか? だとす
れば、どのような観点で削られたのでしょうか?

奥野
 僕の中では、食事や掃除、余暇、レクリエーションなどは、一気通
貫で仕事につながっているという認識です。だから、知的生産を高め
る方法として、「こんなふうに机を片付けろ」「こうやって家事をさ
っさと済ませろ」みたいなのも、最初のうちはどんどん盛り込んでい
ました。
 ただ、それを高野倉さんや宮原さんに読んでもらったところ「あん
まり知的生産に関係ないですね」と言われたので、ページ数の都合も
あってカットしました。重要度や面白さも含めての総合判断なので、
今は切ってよかったと思っています。

・「それができれば苦労しない」と言いたくなるようなビジネス書が
多い中、本書の提案はいつでもどこでもできるものばかりで、読者の
方にも非常に好評です。どんな工夫が評価されたのだと思いますか?

奥野
 敷居が低く、誰でもできて、意外性がある、ということでしょうね。
どんなにいいことが書いてあっても、実現できなければ価値はないわ
けですから。
 それに僕自身あまりモノがごちゃごちゃしているのは好きではない。
ツールやサービスに頼るのは最小限にして、すでにあるものや自分の
力でクリアしていきたいという「DIY(Do it yourself)」的な志
向を持っています。
 お金を使って既製のものやシステムに頼ったりしてうまくいくのも
結構だけれど、僕はあんまりワクワクしない。それより、自分で課題
を決めて自分で考え、自分だけで、ほうほうの体でもクリアして、そ
の果実を独り占めするほうがずっと楽しい。
 この本には仕事がもっとうまくいくようにしようとする「過程」で
こういった精神的な充足を味わってほしいという意図をこめています。
そのあたりが僕のような「おもしろがる精神」のある人にウケたんじ
ゃないでしょうか。

・「すべてのビジネスパーソンに『知的生産力』が必要」と書かれて
いますが、本書は特にどういった年齢、職種、悩みを持つ方に読んで
もらいたいと思っていますか? 

奥野
 まずは若い人ですね。読書にしろ、発想、文章にしろ、若いうちか
ら始めれば、それだけ長い間、容易に積み重ねることができます。も
ちろん、中高年の方にも、何らかのブレークスルーのきっかけにはな
りうると思っていますけれど。
 あとは、かつての僕のような、誰も頼りにできないような境遇の人
ですね。知的生産という世界には、塾も予備校もライセンス制度もな
ければ、組織も頼りにならない。完全な実力主義の世界です。よるべ
ない状況で、自分の牙をどう研いでいいのか、という問題意識を持っ
ている人にこそ、この本を読んでほしいと思います。

・一番「自分らしい」と感じるワークアウトはどれですか? また、
読者の方に最初に手を付けてほしいワークアウトはどれですか?

奥野 
 自分らしいと思うのは「発泡スチロールで壁を巨大コルクボードに
する」ですね。材料費が300円くらいで、効果が絶大、そして、みん
なが「え~?」と顔をしかめるアイデアであること。このあたりが僕
らしいと思っています。実用主義の極北というかね。ほんとうに便利
だし、「やり過ぎ感」があるのも自分で気に入っています。
 読者にやってみてほしいのは、「新聞コラム書き写し」のワークア
ウトですね。これはまあ、手書きする機会がいま極端に減ってしまっ
ているからでしょうけれど、誰にとっても、きっと竹刀で頭を打たれ
るような衝撃がありますよ。

・本書を執筆する上で、どんな点に苦労されましたか? また、新し
く発見されたことはありますか?

奥野
 今回の本は「コラム集」的な構成になっているので、最初、これま
での一連の流れがあるものよりは描くのが楽だろうと思っていたんで
すよ。
 しかし、これは大間違いでした。すべてのネタに一定以上のインパ
クトと効力をもたせないといけないし、同じような言葉がならばない
ようにする文章芸も今までより要求される。
 さらに、原稿の最終書き直し段階では、項目タイトルをいじったり、
順番の並び替えを変えたりすると、通し番号や口絵など、いろんなと
ころに齟齬が出てきて全部チェックしなおさないといけない。これは
めちゃくちゃ手間がかかりました。
 発見といえば、発表してからのことですが、読者から「流行りのも
のはまったく出てこない。なんてプリミティブ(原始的)な考え方な
んだ」という声がありました。風潮に合わせるのも大事かもしれませ
んが、こういう「持ち味」的なものを大事にしないといけないな、と
改めて思いましたね。

・32万部のベストセラーとなった『情報は1冊のノートにまとめなさ
い』以降、「ノート本の著者」というイメージが強いと思うのですが、
その後、ノートに関するテーマの著作は1点だけで、のこり3作は本
書も含めてノートから離れた内容になっています。そのあたり、奥野
さんの企画意図やそれぞれの共通点はどのようにお考えでしょうか?

奥野
 単純に「書き手として新しいことをしたい」「読者を驚かせたい」
「世の中に影響を与える本を出したい」というだけなんです。
 『情報は1冊のノート~』では、これまでにあった手帳術、メモ術
を革新しました。『読書は1冊のノート~』では、おそらく日本で初
めて「読書ノートの作り方」メソッドを提案しました。それが支持さ
れていたので、とりあえず「ミッション完了」です。
 また、その後に出した『だから、新書を読みなさい』(サンマーク
出版)、『情報は「整理」しないで捨てなさい』(PHP研究所)で
も、同じように、これまでに書かれていないような考え方や方法論を
世の中にぶつけたつもりです。
 僕にとって出版とは、「自分の発見や考え方を世に問うこと」であ
って、その醍醐味は「人や世間を変える」ということです。だから、
極端な話、内容は「ノートの使い方」でも「クラゲの飼い方」でもな
んでもいい。
 たまたま僕がこのビジネスジャンルが得意で自分のアイデアがあり、
それが読者の役に立てそうだから、こういう本を書く機会をいただい
ている、と思っています。
 ただ、その目的を果たすためには、本はヒットしなければならない。
とても難しいことですが、だからこそ挑戦しがいのある目標です。

・デビュー作から一貫して、デジタルに任せる部分とアナログにこだ
わる部分の線引きがはっきりしていると感じます。情報が氾濫しツイ
ッターなどでもすぐに「隣」の状況が見える今、軸がぶれないように
するコツはありますか?

奥野
 僕の方針は、シンプルなもの。要するに、「アナログで著しい不満
がある場合に限って、デジタルでの解決法を考える」ということです。
 ノートやスケジュールは紙のままでまったく問題がないので、デジ
タル化しないでいい。しかし何万字もの原稿を書いたりするのは、紙
では大変なのでデジタル、つまりテキストエディタを使ってやります。
 ツイッターも僕はそこそこ楽しめるからやっているだけで、人に勧
めたりすることはありません。その人が、やってないということは、
もともと必要ないということだからです。
 読者におすすめしたいのは、「オフライン」の時間を持つことです。
テレビを消し、LAN回線を切って、オフラインの状況を作る。暇つ
ぶしは本やマンガで、調べ物は百科事典で引く。そうすれば、もっと
能動的に、自分の頭で考えて行動できるようになると思います。

・今お読みになっている、「一番影響を受けたい本」は何ですか?

奥野
 『ヨーロッパ思想入門』(岩田靖夫/岩波ジュニア新書)という本
をじっくり再読しています。改めて思うのですが、これは、西洋思想
のエッセンスを失わずに駆け足でまとめることに成功した奇跡的な本
ですね。
 この間、「ハーバード白熱教室」をテレビで見てから「思想熱」が
高まって、ネットでNHKの「高校講座」の倫理の授業を聞いていた
んです。そのとき、急にこの本のことを思い出したのでした。
 再読して、あまりによくできた本なので驚きました。最低でもあと
5回は読まないといけないな、と思っています。

・次はどのようなテーマで本を書きたいと思っていらっしゃいますか?

奥野
 いま書いている本ができあがらないと、なかなかそこまで気が回ら
ないというのが正直なところです。まあ、なんにせよ、読者や世間を
驚かせるものにしたいということ、それだけですね。

・大阪在住で執筆や講演活動にご活躍されていますが、地元で作家活
動をされるメリットはどのようなところにあるでしょうか? また、
お仕事されている出版社と物理的に距離がありますが、何か工夫はさ
れていらっしゃいますか?

奥野
 最大のメリットは、「ギョーカイ人」にならないで済むことです。
 東京に住んでいれば、大阪にいるよりもっとセミナーや勉強会、パ
ーティ、取材などの声をかけていただけるでしょうし、お付き合いの
幅も広がるでしょう。
 それはそれで魅力的だし面白そうでもあるけれど、僕みたいな誘惑
に弱いタイプの人は、社交にうつつを抜かし、浮かれて「作家でござ
い」状態になってしまう危険がある。普通の人の感覚を失うことはマ
イナスです。だから、大阪にいてよかった、とつくづく思っています。
 物理的な距離は、ITの力をフルに使って乗り越えています。連絡
はGメールに一本化しているから、どこにいても携帯電話で見られる
し、打ち合わせや企画ディスカッションでは、スカイプもよく使って
います。
 ただ、まあ、それでもやはり「ふらっと行って相談できたらなあ」
を思うこともあります。その点、お付き合いのある版元の方から手紙
や葉書をいただくのは、すごく嬉しいことですね。

・本作りにエージェントが関わるメリットは何だと思われますか?

奥野 
 まず、出版社は東京に集中しているので、僕のような地方の作家は、
窓口として、在東京のエージェントが不可欠です。でないと仕事が回
りません。仕事を依頼する側もどうやってコンタクトしていいか、ど
んなふうに話を切り出したらいいかわからない、そもそもフリーの書
き手がちゃんと電話に出るかどうかも怪しい面もあるわけで、窓口が
ないと仕事が減ってしまうのではないでしょうか。僕は現に、エージ
ェントがいたからこそ、声がかかった仕事がたくさんありました。
 次に、業界知識のサポートですね。右も左もわからないデビューし
たばかりの著者でも、出版業界の商慣習やビジネスの仕組みを知って
いるエージェントがいれば、出版契約などを有利に運べます。これも、
僕の経験です。
 三つ目は、企画や原稿にアドバイスがもらえることです。もちろん、
担当編集者からも本づくりの専門家ならではの指摘をいただけるので
すが僕の前の本で書いたこと、前の前の本で書いたことも知っていて、
なおかつ僕の性格、志向、癖なんかも知悉しているエージェントが
「エージェントならでは」の意見を加えてくれると、さらに助かるわ
けです。書き手として、編集者とエージェントの両者で万全にバック
アップされている感じがある。これは安心度がまるで違う。作家は安
心して目の前の標的、つまり原稿に集中できるというわけですね。
 最後に、精神的な支えとしての効果です。御存知の通り、作家は本
が売れなくなると、すぐ「ハイ、サヨウナラ」と言われるさだめです。
もし、ありがたいことに編集の方が自分を評価してくれるとしても、
ビジネスだから売れない本は出せない。まずこういう恐怖がある。そ
れに、組織人ではないので、書き手としてのキャリアをどうつくって
いけばいいのかという悩みもある。
 そんな孤独な戦いの中で、ふと顔を上げたとき、たった一人でも自
分と利害が一致する「同志」がいること。これが、とても心強いので
すね。ビジネス面だけでなく、エージェントには、このような精神面
の意義も大きいと思っています。

・最後になりますが、作家を目指すメルマガ読者の皆様に、メッセー
ジをお願いします。

奥野
 書き手を目指す方なら、『知的生産ワークアウト』を10倍楽しめる
ことを保証します。ぜひ読んでみてください!

・本日はありがとうございました。

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メルマガをお読みの皆さんで、本にしたら絶対売れる!!という
企画・原稿をお持ちでしたら、弊社あてにご応募ください。
くわしくは企画原稿検討の要項
(http://www.appleseed.co.jp/debut/)
をご覧ください。検討させていただきます。

ご意見・ご感想は(info@appleseed.co.jp)までお願いいたします。

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発行周期:  隔週刊 最新号:  2017/12/04 部数:  775部

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