心の健康増進メールマガジン

笹氣健治の『心の健康増進メールマガジン』 2017/ 3/ 3

カテゴリー: 2017年03月03日
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心理カウンセラー笹氣健治の『心の健康増進メールマガジン』

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常に安定した気持ちを維持して充実した毎日を送れるようになる
ために、ストレスや悩みを解消するヒントをさまざまな切り口で
お届けしていきます。(毎月1~2回不定期発行)
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2017年 3月 3日発行(前回発行日:2017年 2月24日)


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【今回のテーマ】
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みなさん、こんにちは。
心理カウンセラーの笹氣健治です。

前回のメルマガでは、相手と相互理解をするために「コミュニ
ケーションをあきらない」ことが大切であり、その意識を持っ
た上で、相手に伝える言葉を選択する能力を磨くことが重要で
ある、ということを述べました。

これに関連してご質問をいただきましたので、今回はそれにつ
いて考えていきたいと思います。


まずは、ご質問を紹介いたします。

「断ることについて、前々回のメルマガにありましたが、仕事
上ではなく、家庭の中での話だとどう考えたらいいでしょうか?

頼む側からしたら、その人にそれをやってもらわないと困って
しまう、という状況もあるかと思います。

そこまでではない場合でも、頼む側は、相手が受けてくれると
ころまで交渉をしないといけないでしょうか?

それならもう自分でなんとかする!となって、話すことすらな
くなりそうですが…」


ご質問ありがとうございました。

それでは今回は、「相手に何かを頼む際のポイント」について
書いていきたいと思います。


相手に頼みごとをするのは、仕事にしろ家庭にしろ、実は結構
難しいことなのです。

その大きな理由としては、相手にも相手の事情がある、という
点が挙げられます。

相手の事情とは、たとえば次のようなものです。

・他にやらなければならないこと(やりたいこと)がある
・疲れているので、できない(やりたくない)
・休みたい(疲れたくない、面倒くさい)
・自分がやるべきことではない(納得できない)

などなど。

相手に何かを頼んでそれを引き受けてもらうためには、こうい
った相手の事情を乗り越えなければなりません。

その方法として多くの人がやっているのが、「交換条件」を出
すというやり方です。

「〇〇をやってくれたら、××をしてあげる」

このように相手に何らかのメリットを提示することで、相手は
自分の事情よりもこちらの要求を優先してくれる可能性があり
ます。


あるいは、

「〇〇をやってくれなかったら、私は××をしない」

というように、相手にデメリットを与えるというのもこの応用
です。

子どもや夫に対して、「買い物に行ってくれなかったら、ご飯
は作らない」というようなケースです。


メリットを提示する、デメリットを与える、という方法は、
手っ取り早い反面、多用しすぎるとエスカレートしてこちらの
首を締めることになってしまうという欠点があります。

「手伝ってくれたらお小遣いをあげる」と言い続けていると、
お小遣いをあげなければ手伝ってくれなくなったり、そのうち
金額を上げなければならなくなったりします。

「〇〇してくれなかったらご飯はつくらない」と言い続けてい
ると、「じゃあ、いいよ。外食するから」といったように
逆ギレされてしまうかもしれません。


では、いったいどうするのがいいのでしょうか?


家庭での頼み方のポイントについて、これからご紹介したいと
思います。


ポイントはふたつあります。


ひとつは、「原点に戻る」。

家族は「持ちつ持たれつ」です。「役割分担をして一緒に家庭
をつくっていく」と言ってもいいでしょう。

ちょっと面倒くさいかもしれませんが、家族会議を開いて、
家族それぞれがお互いの日頃の振る舞いを確認し合うことが
効果的です。

その際は、次の3点について確認し合ってください。

「相手にやってもらっていること」
「相手にやってあげていること」
「相手に迷惑をかけていること」

これを家族それぞれがそれぞれに対して考えるのです。

それぞれがあらかじめ考えて紙に書き出しておいて、それを
発表し合うといいでしょう。

どんな効果があるかは、実際に体験していただくとわかります
(むしろここで効果を書いてもうまく伝わりません)ので、
ぜひ試しにやってみてください。

家族全員でできなければ、まずは自分だけでもやってみてくだ
さい。

きっと効果を実感できると思います。
(ちなみにこれは、「内観」というものの応用です)


さて、頼み方のポイントのふたつめは、「相手が引き受けられ
ることを頼む」です。

これは当たり前と言えば当たり前なのですが、意外にやってい
ないものです。

たとえば、夫がテレビを見たいのに「今すぐお風呂掃除して」
というのは、相手が引き受けられないことを頼んでいる、と
言えます。

一方、夫が暇そうにしているときに
「お風呂掃除やって」
「メンドクサイ」
というときは、「じゃあ、お風呂に洗剤だけ撒いてきて。あと
で流すのは私がやるから」というように、頼みたいことの一部
だけを頼む、というのも「相手が引き受けられることだけを頼
む」ことになります。

あるいは、「ゴミをごみ置き場に捨ててきて」といったように、
なるべく簡単なことを頼むというのもひとつです。

他のやり方としては、「その番組が終わったらお風呂掃除して」
とか、「その番組はいつ終わるの?」と質問してから「じゃあ、
〇時からでいいからお風呂掃除して」とか、「19時までに終
わればいいからお風呂掃除して」といったように、相手が受け
入れてくれそうな内容にレベルを下げて頼む、という方法もあ
ります。


このように「相手が引き受けられることを頼む」際には、相手
がそれを「やりたくない」のか「できない(時間的に、能力的
に等)」のかを見極めることが重要です。

その上で、「どこまでならできるか」を考えてみることで、
何を頼めばいいかがわかります。


以上、とりあえず、今回のご質問に対する回答はここまでと
させていただきます。


このご質問をいただいた方に限らず、これでは納得できないと
いう方がいらっしゃれば、そのときはぜひ具体的なケースを
教えてください。

「どういう相手にどんなことをどのような言い方で頼んだら、
相手はどういう言葉や態度で拒否したか」

ということを教えていただければ、またこのメルマガで、頼み
方の具体的な改善提案をさせていただきます。


最後に、ひとつだけ付け加えて終わりにします。

「相手がこれをして当然」と思っていると、相手から拒否され
たときにストレスになります。

こういうときは自分のその意識を変えることが、ストレスを軽
減することに役立ちます。

興味のある方は、個別にご指導いたしますので、私の個人サポ
ートをご利用ください。

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かつては週刊だったこのメルマガを不定期発行(毎月1~2回)
に変えてから3カ月ほど経ちました。

週刊をやめたのは書くネタが思いつかないことが多かったのが
一番の理由なので、今回のようにご質問をいただくと、とても
助かります。

とはいえ、質問に答えるのって意外に難しいものです。

というのも、私たちが何か質問するときというのは、たいてい
が「知りたいこと」が曖昧になっています。

質問してくださった方の意図をなんとか読み取ろうとして回答
を書いてはいるのですが、もしかするとズレていることもある
かもしれません。

そんなときは、「私が知りたいことはそういうことではなくて、
こういうことが知りたいのだ」と、再度ご質問いただけると
よりお役に立つ回答ができると思います。

このメルマガを発行し続けるためにぜひ皆さまご協力ください。

皆さまからのご質問・ご相談をいつもお待ちしております!

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では、また次回お会いしましょう!

笹氣健治


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