ビジネス処方箋!「社員の力を活かす原理原則と行動」

ビジネス処方箋「教育機会の与え方 ニロクニの法則」

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        ■ ビジネス処方箋「社員の力を活かす原理原則と行動」 ■
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 【教育機会の捉え方 ニロクニの法則】


 私たちは人材育成の相談を受ける中で、こういった質問をよく受けます。
 『どんな組織にも2:6:2の法則があって、やっぱり6をどう育てるかに
 かかってくるのでしょうね?』

 上位の2は放っておいても自分で育つ層で、下位の2はわざわざ手を掛けな
 い層で、中位の6からなんとか上位に食い込んでくる人材を作り出したい!
 というところなのでしょう。

 確かにそのような考え方もあります。

 考え方で言えば、戦略の一つですから、どんな策でもOKになるのですが、
 敢えて私は「ちょっと待った!」をかけます。

 経済の先行きが見通せない昨今では、企業の人的リストラも進みきってしま
 い、ギリギリの精鋭の社員数になっていませんか。
 人員的な余裕はいまやどこの組織においてもない、というのが実情じゃない
 でしょうか。

 そんな現状の中で、2:6:2や1:8:1の法則で育成基準にして
 良いわけがありませんね。
 少数精鋭にした人的財産をさらに高めていくためには、
 たとえ2:6:2の各層があったとしても、
 それぞれを育成して人財化していかねばならないはずです。


 100歩譲って、2:6:2で考えてみましょう。

 上位の2 この層は光るものを持った人たちの集団なのは確かですね。
 研修をやっていても「お!この人は!」という方が必ずいらっしゃるものです。
 でも放っておいちゃダメですね。期待のかかるこの方たちには早い段階でコア人
 財への道筋をつけてあげることです。自主性重視とトップ思想への導きです。
 トップの価値観への共有や合意形成を図っていく育成が良いと考えます。

 中位の6 この層の方たちは埋もれている原石の状態かも知れません。
 ので、この方たちには半強制的転換もしくは原石発掘のための育成が良いと
 思われます。中位に甘んじている方が多くいるので、刺激を与えて光らせる
 ということです。
 ただ、この層の特徴は目立ちたくない、事なかれ主義の傾向が強いですから、
 ある程度有無を言わさずにプログラムにのせるような押しの強い育成になる
 と思いますね。ですから、「強制的」と・・。

 下位の2 もしいるとすればですが、この層の方たちは組織への貢献を
 テーマに人間性と人間力を磨くことを徹底してやっていただく。
 出来ないんじゃなくて、「やらない」のがこの層の特徴と言えます。
 組織としては貢献してもらわなくては困るわけですから、個人の信条が
 どうであれ、「やるべき事はやる」の姿勢で徹底していただくのが良いと考えます。

 1例を挙げれば、挨拶を徹底的に感じ良く出来るようにするトレーニングや
 約束事を守りきる意識改革などですね。
 こんな根底の部分で下位の2だと思われていることに気付いてもらうのです。

 こんな風に考えてもらえれば、
 スリム化された人的財産を更に高めるために育成が活かされると思います。
 人こそが企業の財産、そう言われてもう何十年も経っていますが、
 不況の時は教育が後回しになりますよね。
 厳しい今だからこそ教育機会をきちんと設けて『ひと作り』をやっていきましょう。



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