つれづれ音楽生活のすすめ

つれづれ音楽生活のすすめ 00139

カテゴリー: 2005年04月01日
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  「つれづれ音楽生活のすすめ」           VoL. 00139
 作者:ヴォーカリスト 牧野 俊浩                 05/04/ 01  
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■今日のバイブレーション■

              二期会OBOG合唱団公演の案内 
          (2006年4月29日に開催)来年ですけど・・        
                
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●今日のバイブレーションから思い浮かんだ事●

 別に4月1日、つまり一般的にはエイプリル・フールと言われている日を
選らんだわけではないが、「エッ!本当!」と思われるニュースのお知らせ。


 私は24歳から27歳までの間、オペラの二期会合唱団に在籍をしていた。
今から30数年前の事である。オペラの「オ」の字も知らずに、よく採用さ
れたものだとは思うが、まあ、オペラは大衆娯楽と考えれば、ステージ上が、
すべて音大出身者のアカデミズムで覆われていては、観客も肩が凝るであろ
うから、一匹くらい場違いな雰囲気を漂わすものがいてもよかろうというと
いう程度の配慮であったかの知れない。

 現在の二期会
 http://www.nikikai.net/chorus.html


 ポピュラーコーラスグループの立ち上げが暗礁に乗り上げ、当時の仲間は
古巣の二期会合唱団に戻ることになった。なんだか知らないうちに、皆に従
って二階にはあがったものの、こうなってはハシゴをはずされて一人屋根裏
部屋に取り残されてしまうような気分。


 いっそのこと飛び降りてしまおうかという時に、彼らが「とりあえずエキ
ストラということで、二期会で歌いながら、次の手を考えたら・・」と誘い
の手を差し延ばしてくれた。


 こうして、先ずは二期会合唱団のエキストラとして歌い始めたものの、さ
すがにプロの世界で歌っている人たちの発声は違う!どぎまぎしながらも、
初のオペラが「カルメン」であった。生来、そのような傾向があったのかも
しれないが、演技をする快感にズッポリと嵌りこんでしまった。

 歌いながら芝居をする・・実に愉快な体験であった。

 その延長線上に、今年の新年のミュージカル出演があるのかも知れないが、
その原点が、この二期会合唱団である。

 エキストラ時代と正団員時代を含め、4年くらいの間に様々な事があった。
同期の仲間たちもほぼ同年代で、いわゆる団塊世代であった。今、思い出し
ても赤面するような事ばかりが思い出されるが、まちがいなく、みんなが、
青春をしていた。


 そんな仲間が中心になって、「もう一度、あのメンバーで歌いませんか!」
と来た。なんだか、アマチュア合唱団の同窓会のような乗りだけど、私は嬉
しくて、すぐに快諾の返事を送った。

 あの時代の思い出はセピア色にはならない。オペラの世界だもの。
どこまでも原色である。

 2006年(来年)4月29日(土)紀尾井ホール 14:00開演
 指揮:佐藤功太郎 演出:栗山昌良 振り付け:坂上道之助

 ああ、なんという豪華な顔ぶれ!

 衣装も東京衣装の方々の協力が得られるという。万歳!!
オペラ合唱は勿論、マイフェア・レディハイライト、学校公演でよく歌った
世界の名曲と盛りだくさん。

 今、歌い手活動をしている原点に戻る喜び、来年のことなのに、体が震え
る思いだ!


 4月1日、これは江戸時代に日本に伝わり、当時「不義理の日」と呼ばれ
ていたというが、来年のこの日は義理の押し付けで、チケット販売に精を出
している頃だ。来年の29日。一年前のご案内ですがお忘れなく(無理かあ)。

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■365日のマーチ■(闘牛士の歌)

 いやはや、ヴァイブレーションが伝わってきたのか、このコラムでもオペ
ラ話題をとりあげてしまいます。

 日本で一番人気のあるオペラといえば、間違いなくビゼーのカルメン。
文化で町興しを考える時に、オペラならばこれを企画するのが一番です。
出演者は多ければ多いほどいい。兵隊、群集、町工場で働く人たち、更に、
こどもたちの合唱まであります。みんなが出演できる演目です。

 さらに、分かりやすくドラマチックなストーリーであるから、観客も芝居
感覚で楽しめるというわけです。

 主役は勿論、情熱のジプシー娘「カルメン」、そしてカルメンに篭絡され
て身を誤ってしまう兵士「ドン・ホセ」。そして何とも不憫な恋人「ミカエ
ラ」、そしてそして、色男の闘牛士「エスカミリオ」というのが主だった役
どころです。

 二期会時代、このカルメンには100回以上のステージに合唱団として参
加させていただきましたが、一番ワクワクさせてくれたのはカルメンを成田
絵智子さんが演じる時でした。30数年前ですよ。僕もまだ十分に若く、彼
女が演じるカルメンに何度か鼻血がでそうになるほど興奮(失礼!)をした
ものです。


 話は先を急ぎますが、今回の「闘牛士の歌」は、木村俊光さんによって歌
われる時、さすがに鼻血は出ませんでしたが、声の質に対して「カッコいい
!俊ちゃん!」と絶賛した思い出があります。隅々まで身が詰まった声。ま
るで声の弾丸のように会場内に生声が鳴り響いていきました


 この歌をきちんと歌いたいと思いながら、二期会をやめた後はポピュラー
の世界に籍をおき、なんとなく封印をしてきた歌ですが、そろそろ、再チャ
レンジしてみようかと思い立ちました。


 来年度の企画作品として「色を聴く」(仮題)といったコンサートを考え
ているので、その中で「闘牛士の歌」を取り上げてみるつもりです。
 色は、やはり灼熱の赤でしょうねえ。
 バリトンにとってはちょっと厳しい、高いF(ファの音)をガーンとロン
グトーンで聴かせることができれば90%成功する曲です。

 当時の僕のクラシック発声のレベルでは何ともならなかった音域ですが、
最近は、結構普通に使っているので何とか歌えるかもしれません。


30数年前の敵討ちです。

 やってみましょう!もっとも、色男の匂いまでは醸す所までは無理だと思
いますがネエ。

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■企画者と音楽家のための眼ご馳走■(インターネット活用のすすめ9)

 もし自分が、例えば所沢の行政の文化担当だったらという設定で、ネット
の活用を考えてみましょう。今までとは逆の立場からの発想です。

 今まで、水道課や保険課や市民サービス課を巡ってきて、文化担当として
プランを出しなさいとなると、先ずは困惑してしまうでしょうね。そんな時
に何を頼りにすればいいのでしょう。

 多分沢山の資料が、音楽事務所やプロダクションからドサッと机の上に積
み上げられる事になるでしょう。

 実際に逆の立場として、僕たち音楽事務所やプロダクションは、今までは
DMに頼らざるを得ませんでした。

 何月頃に発送すれば、新しい担当者に届くのかとか、宛先の部署をどこに
すれば効果的なのかとか、チラシはA4がいいのか、それともB5か、ある
いは見開きの方がいいのかそれとも単体か、いっそのこと、観音開きという
手もあるぞと、本当に沢山の情報に惑わされつつ毎年、溜息をつきながらも、
ここからしか自分たちに眼を向けてもらえないという諦めで、随分と郵政省
に貢いで来ました。

 けれど、もはやバブル期のように、営業担当を一年間雇用するつもりの金
額をDMに廻すことなど、僕たちのような超零細事務所では不可能です。

 そういった意味合いからも、こちらサイドでも今はネットを活用しない手
はありません。

 けれど、結局はそこでも情報の海に飲み込まれてしまう可能性は十分あり
ます。

 ネット上で際立つ事工夫、それは先ずは検索サイトでアクセスされやすい
キーワードをHPに埋め込むことから始まり、HPの体裁を検索者の目的志
向にあわせて分かりやすくすること、どのページからも問い合わせが出切る
様にメールアドレスやFAX、電話番号などをちりばめておく事など、技術
的な事に止まっていては、それをこの業界のHP全体が標準装備してしまっ
た暁には、また横並びとなってしまいます。

 机の上とネット上との差だけで、結局は何も解決されないのではないかと
いう危惧が生まれます。

 行政での新人担当者としては、どうすればいいのでしょう。

そんな時に、逆提案のできるサイトがあれば、どれだけ助かるかもしれませ
んね。趣旨、時期、予算規模、地域などを情報として流せば、それに見合っ
た候補作品が複数届けられるといったサービスサイトです。

 いうまでもなく、そういったサイトの管理団体はしっかりとした運営をし
ている必要があります。例えば、下記のNPO法人を利用して、まずは今ま
でとは違う方法で作品を絞り込んでいってはいかがでしょうか。
 手前味噌ですが私の加盟しているNPO法人 日本青少年音楽芸能協会の
ホームページです。青少年向き以外にも一般向け、ファミリー向け、高齢者
向けなど様々な音楽、芸能作品を集める事ができます。


  http://www1.biz.biglobe.ne.jp/~seionkyo/

 まだ公式の問い合わせフォームというのを備えてはいませんが、まずは、
上記のような企画情報を投げかけてみてください。
 事務局を通じて様々な情報が届けられるでしょう。
 情報の海から、一歩岸に近づくためにそんな方法もあります。


 さて、このコラムを書きながら、実は僕自身も決定的な妙案を出せないこ
とに、苦しんだ数ヶ月でした。このメルマガをどのような立場でお読みいた
だいているのかわからない以上、少し焦点のずれたコラムに終始した気がし
ています。

 次回以降は、少し肩の力を抜いて、新しい試みを展開してみようと思いま
す。ベクトル(方向性)としては「文化推進のためにネットを利用する知恵
の発見」に迷いはないのですが。

 文化活動に役立つ面白サイトとでも題して、その実践からヒントを得てみ
ましょうか。
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●編集後記●(ぱっ!コンサート終了)

 何度かお知らせをしてきた、さいたま市で行われた、三世代文化交流イベ
ント「ぱっ!」が3月30日に無事終了しました。
 運営サイドからみて、すべての作品が面白く、一日、こころの解放区をふ
んわり散策した気持ちです。

 最終の演目は、僕の「こころの健康コンサート」。6時半から8時過ぎま
で。30日が近づくにつれ判ってきたことですが・・同じく埼玉では「日本
対バーレーン」戦の時間帯・・。

 さすがに動員はきつくなりましたが、ご参加頂いた方々の優しさに包まれ
て、少人数ながら、歌い甲斐のある良いステージとなりました。

 思いがけなく来てくれた友人からのメールからの引用。

その1子さん
「いいステージでしたね。私の前にオジサン(私とそう、年齢は変わらない
かもしれない!)がお二人座っていらして、しきりに「いいコンサートだよ
ねえ!」「こういうのがいいねえ」「こんなにいいなら、もっと沢山、とも
だちをさそえばよかったなぁ」などと話しておいででした。
それを聴きながら、私もちょっとうれしくなりました。

その2子さん
「昨日の歌を聞いていて「ああ牧野さんはこんな風な少年時代を過ごされて、
青春時代はこんな事を考えて(感じて)過ごしていらっしゃったのだろう」
とひしひしと伝わってくるような感じがしました。
 上手く表現できませんが、とてもとても牧野さんのお気持ちが
伝わってくるコンサートだったと思いました。


 とってもとっても嬉しいご感想です。ご参加有難うございました。

 
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■「つれづれ音楽生活のすすめ」     00139号    2005/04/01
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