つれづれ音楽生活のすすめ

つれづれ音楽生活のすすめ 00041

カテゴリー: 2004年04月16日
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「つれづれ音楽生活のすすめ」   VoL. 00041  
作者:ヴォーカリスト 牧野 俊浩                  04/04/16     
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■今日のバイブレーション■

 人間的な感動と言うものは、人間の内側にあるのではなくて、
 人と人の間にあるものだ

       (ウイルヘルム・フルトヴェングラー:指揮者)        
  
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●今日のバイブレーションから思い浮かんだ事●
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  またまた、もってお寺さん話題となった。
8月21日に埼玉県川越の「蓮馨寺」というお寺で、コンサートを開くと言う
企画が浮上し、下見にでかけた。

 川越はかつての城下町として栄え、現在も蔵作りの街並みが多くの観光客を
現地に誘っている。我が町、所沢からは西武電車で20数分のところではある
が、伝統の重みが、ずしりとこの街の空気に織り込まれ、「小江戸」と称され
るこの街の文化に、所沢とは一味二味違うものを感じとった。

 駅から徒歩10分ほどのところに目的の地、蓮馨寺はあった。

 寺を文化施設とみなして、従来の檀家さん以外の方にもスペースを提供して、
催し物を開催している「開かれたお寺」の方針は、住職さんの慧眼によるとこ
ろが大きい。
 以前にも、野末陳平さんの口利きで、立川談志一門の方々の落語会を本堂で
開催したそうな。ご本尊の前に御簾をおろせば、色っぽい話もオーケーとの判
段で、ずいぶん盛況であったとのこと。

 今回のバイブレーションは、そんな事例をも裏付ける言葉だ。

勿論その席に参加した人、一人一人の心は、巧みな話術に魅了されたであろう。
おおいに笑ったであろう。時には、人情話に、そっと涙をぬぐったであろう。
けれど、一番大事なのは、その生の現場自体が感動の温床であることに気がつく
ことだ。このお寺の住職さんは、その事の大切さを伝えるために、お寺を開放し
て下さっている。

 「お寺は生きている人間のための人間教育の場所ですよ」とおっしゃられた言
葉に、われわれ、音楽や芝居にかかわる人間との同質性を感じ取った。

 ここでの8月のイベントが、実に楽しみになってきた。

http://www.josyuya.com/renkeiji/

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■今日一番の耳ご馳走スペシャル■(カラオケタイム14=総集編2:最終回)

 いよいよ本当に最後の最後です。

第一声を慎重に出すときにイメージした色は、大事に、頭のどこかに残して、
次のフレーズに移るときは、前の色との比較の線上で、新しい色を持ち込んで
ください。咽喉の緊張を解き放つために、ホームポジションに戻ると言う秘策
は、きっと新たに歌いだしたいというエネルギーを与えてくれるでしょう。

 ティラミスの法則で呼吸は楽に蓄えられます。それを大切に、声というエネ
ルギーに変換します。効率的な使い方は、歌いなれてゆくうちに、きっと会得
できます。ある場面で、息を捨てるような歌い方をしても、実は、まだ、余裕
をもって歌えることにも気がつく筈です。残り少ない財布の中身でも、慎重に
使えば、思った以上の贅沢感を味わえることと似ています。

 気持ちは限りなく「喋る」という心構えで詞を伝えることです。唇の活用も
お忘れなく。それは顔の表情とともに、歌の表情もつかさどるのでしたね。

 でも、歌には音程がありますから、それは上からつかむつもりで。ここでも
ティラミスの法則を使えば、その音を見下す姿勢となります。
 ビブラートは自在につけられる事に自信をもってください。そのために半音
上下や一音上下の練習を行ったではありませんか!ここぞ!というところで、
思い切って使ってみることです。
 放っておくと、エレキショックのような「ちりめんビブラート」がつく場合
は、ほんの少し咽喉を硬くすることで治まる場合もあります。逆療法です。

 ここに紹介した方法の詳細は、もういちど、このメルマガの27号あたりか
ら、読み直してみてくださいね。

 最後に、貴方によってうたわれる歌は「あなた自身」そのものであることを
申し上げておきます。誰の真似をする必要もありません。そんな気持ちで他の
人の歌も聴いて差し上げてください。その方の歌を、笑ったりけなしたりでき
なくなります。そのことは、すなわちその人の人生に大きな拍手を送ることな
のです。

 皆様の歌に出会う機会のあることを心より願ってやみません。

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■思わぬところで眼ご馳走(「うたと音楽のある風景」)■

 興味深いタイトルの本に出会いました。

人と人を結びなおすという視点で音楽の役割を語った本。
「うたと音楽のある風景」(文芸社)

「ショートストーリーコンテスト」実行委員会:編とあります。 
音楽にまつわる様々なドラマが、10代から80代までの方々それぞれの筆致
で綴られ、合計824作品が集められたそうです。その中から選ばれた、大賞
1作品、準大賞4作品、佳作35作品が収められていました

 多くの作品が、自分と家族や、知人との関係を、音楽というキーワードで思
い出し、過去の風景の中での修復をこころみるという構成ではありましたが、
それなりに、一作ごとに、ホオーッとため息がでてきました。
 シチュエーションは勿論それぞれに違うのですが、どの作品も、最後の読後
感が似ている事への、ホオーッでもありました。

 なんだか「いっぱいのかけ蕎麦」状態といえば判る方にはわかってもらえる
でしょうか。

 決して、それぞれの作品にフィクションのにおいがするというわけではあり
ません。一様にジーンときますし、まだ泣ける自分に気がつくことは、自分で
も悪い気はしないのですが、「未形形で、書かれるドラマ。その中で音楽の果
たす役割」を考え始めている僕にとっては、これだけ集められてしまうと「泣
かすだけが音楽じゃないだろ」と、意地悪く受け止めてしまう結果となりまし
た。

 それでも、それぞれの作品の主題となった曲のほとんどは、自分でも、気に
入っているものばかり。大半が「歌物」であったことも、自分なりの音楽セラ
ピー理論を裏付けているようで、納得したことも事実です。

 ちょっと辛口に私論を述べてみましたが、興味のあるかたは是非一度手に取
ってみてください。音楽の癒しの形の、一例ではありますから。

 (文芸社さん、怒らないでくださいね) 

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●編集後記●

 ここのところ川越づいています。本日も川越で8月の企画のための会議。
さきほど帰ってきたところです。蓮馨寺で行われる、8月21日の私のコンサ
ートのタイトルは「大正浪漫を歌う」としました。
 偶然ながら、蓮馨寺の、一本、奥の道は「大正浪漫夢通り」とのこと。
僕としては、川越に負けずに、所沢にだって文化があったんだぞ!大正ロマン
といえば、竹久夢二・・その彼が所沢のために書いた絵葉書の下絵や、所沢名
産品だった「湖月縮(こげつちじみ)」という織物の挿絵があるんだぞ!と、
気負って、「大正浪漫を歌う」と名づけてはみたのですが・・。また一本やら
れた思いです。(宵待草は今回はじめて歌ってみます)
 
 聴くところによると、大正時代はここのところ定着して、ファッションの一
つのキーワードでもあるらしいですね。
 明治時代、まだこの国は黎明期でしたら、元勲による藩閥政治が幅を利かし、
知識もまず詰め込むことが第一義とされていました。「武」が力をもっていた
時代から一変して大正は「文」の時代。勇猛果敢であった時代に決別をつけ、
あえて軟弱であることへの憧れや郷愁が、大正の色であったような気がします。

 現在の「癒し」志向の世情とも共通するものが多くあるのかもしれません。

8月のコンサートでは浅草オペラから生まれた大衆の歌もいれてみましょう。
                       (4月15日深夜記す)
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■「つれづれ音楽生活のすすめ」     00041号    2004/04/16
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