====================================== 「つれづれ音楽生活のすすめ」 VoL.00001<創刊号> 作者:ヴォーカリスト 牧野 俊浩 03/11/28 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ====================================== 1:今日のバイブレーション 人は、音を、耳だけで聞いているのではない。 身体中の、すべての毛穴も一緒に、耳を傾けているんだ。 (イナヤット・カーン:イスラム神秘主義の師) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ●今日のバイブレーションから思い浮かんだ事● ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 私たちの周りは音に満ち満ちている。 耳も身体もその音からのがれる術はない。眼のように目蓋を閉じて情報を遮断する 事さえもできないわけである。 つかこうへいは次の言葉を主人公の銀ちゃんにしゃべらせる事で、新しい恋人との 別れを暗示した。(映画「蒲田行進曲」より抜粋) 今なら、これに携帯電話やら電子機器の発するピポパポピピが加わって、もう、音 の迷宮錯乱状態。辛いわなあ。 「小夏よぉ。もう終わりなんだよ、俺たち。 めぐみがよ、洗濯しにきてくれるってから、喜んで帰ると、洗濯なんかしてなくて、 あいつ、ソファーに寝そべって長電話してんだぜ。 それで、あいつ、スティービーワンダーのレコードがんがんかけんだよぉ!疲れて るときゃ辛いぜぇ。それに俺なんか、どっちかっていうと“津軽海峡冬景色”のほう だもんなぁ」 銀ちゃん役の風間杜夫が、駄々っ子みたいに、小夏役の松阪慶子に甘えていたっけ。 オイシイ役どころだった。 ================================= 2:音風景雑感 ●サンプル版でも紹介したが、癒しの音風景に、「水音」は定番である。喜多郎が 一般にブレイクしたレコード、「天界」も浜辺に打ち寄せる波音から始まる。細かな 砂粒が波と一緒に浜へ、海へと往復する様を想像させる見事な録音である。 耳を澄ませてしばらく聴いていると、一ケ所だけこどもの声が聞こえる場所がある。 何度聴いてもハッと我に帰る!きっと、不規則なひと波が彼女の膝丈くらいまでを ぬらした瞬間だろう。思わず上げたという感じの声、小さく「キャッ」と聞える。 なんともイトオシイ。この声が聴きたくて、また「天界」をターンテーブルへ。 (お持ちの方は是非お試しください。ほんのちいさな声です。耳をそばだてて・・・) ================================= ●編集後記● さあ、いよいよメルマガの配信開始です。 メルマガ独特のルールや活用方法は、まだまだ不明のところが多いのですが、私自 身の音体験や音楽体験をお話してゆきます。末永くご購読のほど宜しくお願いいたし ます。皆様の体験なども是非お知らせください。 ●本日一番の耳ご馳走● 携帯電話を水につけてデーターが一瞬にしてパー。500件入っていた電話番号は もう、あきらめざるを得ない。青菜に塩の状態で買い換えた新機種のメール着信音が 予想以上にいい。鈴をふったような音色が「出直し」の姿勢をそっと後押し。本日一 番、優しい音。 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ■「つれづれ音楽生活のすすめ」 00001号 2003/11/28 ■ご意見、ご感想、音楽への日頃の思いなどのメールをお待ちしています。 E-mail hotdogs@jp.bigplanet.com HPではいろいろなジャンルの音楽や文化の情報を掲載しています。 URL<総合サイト> http://homepage2.nifty.com/artbox2 <音楽家と企画者の出会い> http://homapage2.nifty.com/stanavi 登録/解除、及びバックナンバー http://homepage2.nifty.com/artbox2/mailmaga1.html ■発行者 〒359−0038 所沢市北秋津876−7 ニチモビル2F 有限会社 文化センターボックス 代表取締役 牧野 俊浩 TEL 042(998)0750 FAX 042(998)0751 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ =============================== ■このメールマガジンは『まぐまぐ』( http:www.mag2.com)より発行しています。
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