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一之宮・一ノ宮・一の宮・一宮

カテゴリー: 2019年01月01日
皆様、新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

お手玉歌に♪一番初めは一之宮♪と歌われる「一之宮」。

令制国で一番社格が高く、「延喜式」にもその名が書かれていて、
国司がその国に赴任して一番最初に詣でる慣わしがあったといいます。
続いて「二之宮」や「三之宮」に詣でていたケースもあります。
※余談ですが「式内社」と名乗っている神社は「延喜式」に名が記されている神社のことを指します。
※またこれまた余談ですが「二之宮」や「三之宮」にまで詣でるのがめんどくさいということになると、
国府近くに新たに社を設けてそれらの神様を勧請したケースもあります。
「総社」や「国府宮」というのがそれにあたります。
ただし…一之宮と呼ばれる神社は国府所在地から見ると近い位置にあるケースが多いですが。

さてその「一宮」「一之宮」「一ノ宮」「一の宮」にまつわる駅ですが、
ズバリそのものの「一宮」駅としては

一宮駅(香川県・高松琴平電気鉄道・琴平線)…讃岐国一の宮=田村神社 

が存在します。


次に国名属性付きの「一宮」「一ノ宮」駅を挙げます。
まず間に「ノ」が入らない「一宮」駅ですが

遠江一宮駅(静岡県・天竜浜名湖鉄道・天浜線)…遠江国一の宮=小國神社 
尾張一宮駅(愛知県・JR東海・東海道線)…尾張国一の宮=真清田神社
※隣接して名鉄一宮駅(後述)がある。 
三河一宮駅(愛知県・JR東海・飯田線)…三河国一の宮=砥鹿神社 
備前一宮駅(岡山県・JR西日本・吉備線)…備前国一の宮=吉備津彦神社
土佐一宮駅(高知県・JR四国・土讃線)…土佐国一の宮=土佐神社 

が存在します。

このうち「一宮」の部分の読みが違うのは土佐一宮(とさいっく)駅です。
他の駅はみんな「〇〇いちのみや」と読みます。

国名属性がついていない単なる「一宮駅」が「純粋な私鉄」の琴電だけで、
国鉄→第三セクター(天竜浜名湖鉄道はかつて国鉄二俣線だった)及び国鉄→JRの駅が国名属性付きというのが面白いですね。

次に「一ノ宮」駅ですが
上州一ノ宮駅(群馬県・上信電鉄・上信線)…上野国一の宮=一之宮貫前神社 
上総一ノ宮駅(千葉県・JR東日本・外房線)…上総国一の宮=玉前神社 
飛騨一ノ宮駅(岐阜県・JR東海・高山線)…飛騨国一の宮=飛騨一宮水無神社 

が存在します。
上信電鉄の「上州〇〇駅」は「上野(こうずけ)」だと読みにくいというのがあるのでしょうか。
まあ「一宮」だと人によっては「いちみや」と読んでしまいかねないのでこの方が親切だといえば親切ですが。

他に社名属性付きの「一宮」駅としては

名鉄一宮駅(愛知県・名古屋鉄道・名古屋本線及び尾西線)
※先述した尾張一宮駅が隣接しているので対応している神社については省略。

が存在します。

余談ですが…名鉄一宮駅はかつては「新一宮駅」を名乗っていましたが、
「名鉄の駅」であることをPRするために「新名古屋駅(→名鉄名古屋駅)」「新岐阜駅(→名鉄岐阜駅)」とともに
2005年1月に現駅名に改名しました。
しかしその割に新安城駅や新鵜沼駅、新那加駅や新可児駅、東岡崎駅などを放置するあたり、
片手落ちであることは否めませんね。
岐阜市内線の新岐阜駅前電停については岐阜市内線を揖斐線・美濃町線もろとも廃止することがこの時すでに決まっていた
(事実新岐阜駅から名鉄岐阜駅に改名したのと同じ年の4月に廃止になった)のでしょうがないですが。
ただし「新ナンとか駅」の類ではなく「新」の字自体が地名についてしまっている駅…
例えば「新川橋駅」は付近を流れる「新川(名前通り人工河川ですが庄内川水系の一級河川です)にかかる橋」という意味合いなので
改名のしようがないですけどね。

では、この辺で(^^)/~~~

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