やさしく学ぶマネジメント ~利益向上のヒント満載~

[やさしく学ぶマネジメント 第127号] 自分たちの組織の姿と立ち位置を知る

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● やさしく学ぶマネジメント ~ 利益向上のヒント満載 ~

 ( ^o^)y 自分たちの組織の姿と立ち位置を知る


──────────────────── 2018年10月01日 [第127号] ─

 [本日の読者様] 332名(mag2:270/melma:62)
 [ホームページ] https://futuremaps.jp

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 [目次]

 ・組織から見える2015年版の姿
 ・自分たちの組織の姿と立ち位置を知る


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大日向礼子です。

いつもお読みくださりありがとうございます。

下期の始まりですね。
皆さまはどのようにお過ごしですか?

ISO 9001:2015(以降,2015年版と称す)への移行期限も過ぎ,世間から
みるとQMSの認証組織は,事業プロセスとQMSが一体化(融合)した仕組みで
運用されている形になりました。
2015年版は,移行して安心するタイトルホルダーではもったいないので,
その辺も意識しお話ししていきます。

メルマガ,セミナーで,何度かお話ししていますが,私の2015年版の印象は,
規格が少しだけ,組織活動に歩み寄ってきたという感想をもっています。

ですから,QMS活動を意識することなく,業務を行うことで自然とISO 9001に
合致した活動になるように,日頃から改善の目をもって欲しいと思います。
QMSを知ることで,組織の事業プロセスは,より一層有効な仕組みとして機能
すること間違いなしです。

メルマガを少しの間,私事都合によりお休みしてしまいましたが,また,
皆さまの気付きを得られるヒントを少しでもお届けできるよう,現場目線で
情報発信をしてまいりので,よろしくお願いいたします。

それでは,今回のメルマガをお届けします。


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■ 八っつあん熊さんにも分かる基本のき ~ISOのお噺(はなし)~
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●組織から見える2015年版の姿

2015年版は,組織からはどう見えているのでしょうか?
ISO 9001は,デジュリスタンダード(de jure standard:標準化団体によって
定められた標準規格)なので,ある程度受け入れる市場のベースができたのちに
行動が明文化(規格化)されるという性格をもっています。
すなわち,2015年版は,言葉使いや濃淡はあるにせよ,すでに企業活動の中に
ちりばめられており,日々オペレーションしている活動が文字として規格に
なった姿に映っています。

例えば,財務の視点からみれば,本業で利益を出すことが,企業が社会に存在
する価値であり,社会貢献につながっています。
これは,事業目標を達成することであり,そのために,トップマネジメントは
リーダーシップを発揮していますし,当然リスクを考えた事業運営をしています。

中長期のロードマップを立てる際は,リスクと機会(チャンスの方が理解し
やすいかも)やターゲット(自社の製品・サービスを提供できるだろう見込み
顧客)を考えて,該当する事業や自社(組織)の市場での立ち位置も確認して
います。
そして目標が達成できたかどうか,事業益がプラスになっているか,結果に
たどり着くまでのプロセスはどうか,改善点はあるか,目標は妥当であったか
など,業務を上手く進めるためにPDCAを回しています。

このように考えると,事業活動とは別に “ISO活動” を行っていた組織が,
QMSを導入しても期待通りのアウトプットが出ないのは当然でしょう。

2015年版は,二重管理を行ってい組織に対し,QMSと事業のプロセスを
一体化で管理することを求めていますので,移行できたからと安心するのでは
なく,この意図を汲んで,自身の組織のQMSに魂を吹き込みましょう。

組織から見える2015年版の姿は,先に述べたとおり,普段実施している業務を
マネジメントシステムという形で体系化しただけですのでQMS活動はやりやすく
なったはずです。
そう感じない組織は,移行(取得)はしたものの,まだうまく使ていないの
だろうと思います。


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■ ISOマイスターへの道 ~QMS熟練職人になってマネジメント改善!~
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●自分たちの組織の姿と立ち位置を知る

このコーナーでは,筆者が伝えたい箇条を順番にこだわらずお話ししています。
過去には,「8.3 製品及びサービスの設計・開発」,「7.5 文書化した情報」,
「5.1 リーダーシップ及びコミットメント」を取り上げました。

今回は,「4.1 組織及びその状況の理解」についてお話をします。

「組織及びその状況の理解」 は,QMS活動の起点となる箇条4の要求事項の
一部です。 
組織の状況は三者三様であり,ここを出発点とする活動の流れにより,組織は
自律的なQMS活動を行なうため,他の組織と同じQMSにはなり得ません。

「4.1 組織及びその状況の理解」には,「組織の状況の理解」,「内外の課題
の決定」が要求されています。

箇条4.1は,QMS全体に関わっており,組織の状況を俯瞰し,課題何かを明確に
するという要求事項で,組織の戦略的方向性と合致したQMSを構築することを
示唆しています。
それには,まず自分たちの “組織の理解” が必要です。
自分たちの姿が正しく見えていないと,事業として得意分野で能力を発揮する
ことはできませんし,潜在ニーズを持った顧客の存在に気が付かないかもしれ
ません。

そして,自分たちの ”組織の状況の理解” が必要です。
世の中の技術革新が早い昨今,過去の成功の延長には未来の自分たちの場所
(事業/ビジネス)は無いかもしれません。更に,組織の状況には自分たち
ではどうすることもできない社会情勢などもあります。
ですから,立ち位置の確認を怠ると,企業として戦うフィールドが移動して
いることに気付かず市場を失うかもしれません。
負のスパイラルに陥ると事業活動が回らなくなる可能性さえあります。
組織にとって大事なことは,自分の会社の価値をとことん考えることです。

これは当たり前のことですが,企業理念(あるべき姿の考え方)は,自分たち
の会社が社会的に存在する価値観を表現したものですので,社会一般に認知
され,従業員が共通の価値観として共有できる内容になっているはずです。
そして,自分たちの成長に合わせて,常に進化・継続的改善され,そのときの
価値観に合致した企業理念が構築されていると思います。

企業ビジョン(あるべき姿)は,環境の変化に適応する必要があり,企業の
対応が表現され,企業永続のためにどの事業で勝負するのか経営者がコミット
メントするものです。
企業によっては,中期ビジョンや長期ビジョン,将来に向けたマイルストーン
の設定,行動指針を設定するなどもあります。

事業プロセスへのQMS統合と考えると,QMS活動は,これらの企業理念,企業
ビジョンのもと,“品質方針”を含んだ経営方針,“品質目標”を含んだ経営
目標になっており,従業員へ周知される構図が見えてきます。

内部監査のヒントとして,自分が担当する職場の状況や業務目標(品質含む)
だけを知ればよいのではなく,そもそも,自分の会社の経営はどこに向かって
いるのかを知っておくことが監査の視点を広げます。
職場の業務目標は上位の目標・方針・ビジョン・理念につながっていることが
本来の姿ですので,企業理念,企業ビジョン,経営方針(品質含む),経営
目標(品質含む)は監査実施前までに把握しておくとよいでしょう。
内部監査を上手く活用して,ISO 9001の心に寄り添いたいものですね!


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■ お知らせ
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●オンサイトで研修を実施しています

現在,以下の研修をオンサイトでご提供中です。

 品質マネジメントシステム内部監査員養成コース(2日 or 1日コース)
 ISO 9001規格解説コース(1日コース)
 ISO 9001:2015内部監査員資格移行コース(2日 or 1日コース)
 エクセルのVBA(マクロ)基礎コース(1日コース)
 信頼性データ解析コース(1日コース)

いずれのコースも他の研修機関にはない低価格で高品質な教育をご提供します。
また,お客様の要望に応じてワークショップ中心の講座にカスタマイズ,
事例の元ネタをお客様からご提示頂き,研修事例をオリジナルで作成するなど,
大変ご好評いただいています。
(近県に限りますが)数人の研修でも対応させて頂きます。
価格は,一般的な集合研修と比較して,3分の1,4分の1の値段です。

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■ 編集後記
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先日,人生初めての経験をしました。
右肩腱板断裂をして,全身麻酔で手術をしました。

鏡視下肩腱板縫合術ってもので,肩に6か所くらい穴をあけて骨にアンカーと
いう杭を打ち込んで,腱板と縫い合わせるっていう手術でした。

小さい穴からこちょこちょっとやるから,2,3日で退院して楽々かと思って
いましたら,麻酔が切れたら,まあ,痛いこと,痛いこと。
嫌になっちゃいます。
結局10日入院して,その後,リハビリですが,それも,痛いこと,痛いこと!

執刀医や理学療法士に聞くと,肩は複雑に動くから痛いし,時間がかかるよう
でした。
腱板と骨という異なるものをくっつけるので,くっつき始めが遅いようで,
ちゃんとつくのに3ヶ月程度,リハビリは5ヶ月で様子を見て延長とのことです。

中年になって,こんな痛い目にあうなんて!
右肩なので,右手は使えなくても器用貧乏を発揮して,左手で生活しています。
PCは,元々左マウスでしたので,右肩への負担はなくラッキー!?でした。

病院では右手が使えない人はご飯はおにぎりで提供でフォークですが,私は
普通に茶碗と箸で食べてました。なぜだったのかは謎です。
左手で普通に箸を使っているのを見た看護師さんの配慮でしょうか?

肩の手術は見た目に反して,劇痛で疼痛が長引くので,気を付けようと思った
のでした。寝返りできないし,それが辛いですね。
頓服薬が心のよりどころです。

おあとがよろしいようで。


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■ やさしく学ぶマネジメント ~利益向上のヒント満載~
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発行周期: 月1~2回 最新号:  2018/10/01 部数:  266部

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