痛快!明解!!人事の疑問

◆痛快!明解!!人事の疑問 Vol.64

カテゴリー: 2010年07月31日
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    【痛快!明解!!人事の疑問】  ― Vol.64 2010/07/31 ―

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          〓 多重債務者を解雇できるか 〓


 【状 況】

 ▼(´ヘ`;)
 営業のA君のことなんだが、勤務中に複数の消費者金融から取り立ての電話
 が頻繁にかかってきて、会社としても困っているんだ。

 ▼(^ム^)
 具体的にどのように困っているんですか?

 ▼(´ヘ`;)
 A君本人は外出しているので、事務員のBさんが電話を受けているんだが、
 脅迫ままがいの電話に怖くなって、今では電話に出られなくなってしまった
 んだよ。事務員はBさん一人なんで代わりに電話に出る人がいないんだ。

 ▼(^ム^)
 それは大変ですね。ところで、A君の勤務態度はどうですか?
 同僚からも借金がありトラブルになっているなんてことはありませんか?

 ▼(´ヘ`;)
 勤務態度は可もなく不可もなくってところかな。
 同僚からの借金は無いようだね。
 A君は同僚との交流はほとんど無いからね。


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 【相 談】

 ▼(´ヘ`;)
 消費者金融に借金をして多重債務者となっている社員に、取り立ての電話が
 頻繁にかかってきて困っています。本人は外出しているので事務員が電話を
 受けていますが、最近では恐怖のため電話に出られなくなり、仕事に支障を
 きたしています。多重債務者の社員を解雇したいと思っていますができるの
 でしょうか?

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 【解 説】

 ▼(^ム^)

  単に多重債務を抱えているという理由だけでは解雇することはできません。

  しかし、金策に追われて出勤しない。
 あるいは業者の取り立てで仕事に身が入らず、十分な労務提供が行われない
 等であれば勤怠不良で懲戒処分の対象にはなるでしょう。

  ただ、この場合でもいきなり解雇というのは少々無理なような気がします。
 ただし、自分の地位を利用して取引先などからお金を借りるなどしていれば
 会社の信用を傷つけたとして解雇の対象となり得ます。

  他にも、職場の同僚から金を借りてトラブルになったり、借金に悩み仕事
 に身が入らない場合(借金問題に悩みうつ病などになってしまう方も多くい
 ます)も、個人の問題として放置することはできませんね。

  今回のケースでは、会社に取り立ての電話が頻繁にかかってくる等で会社
 の秩序が侵害されているといったことが問題になっています。この場合、程
 度にもよりますが、場合によっては解雇もあり得るでしょう。

  解雇は、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められ
 ない場合は、その権利を濫用したものとして、無効とする。
 (労働基準法第18条の2)

  今回のように私生活上のトラブルを理由として解雇する場合であれば、そ
 れによって会社の秩序が侵害されたり、会社の評判、名誉、信用が失墜させ
 られたりといった、経営上重大な支障が生じていることが必要です。

  どうしても退職してほしいのであれば、解雇ではなく退職勧奨をした上で
 退職届を提出させる方法が無難かもしれません。

  退職勧奨をする際に、債務整理をする弁護士または認定司法書士を紹介す
 ることも考えられたらいかがでしょうか。

  なお、頻繁に職場に電話をかけてくる消費者金融の、度を超した督促電話
 は貸金業規制法の趣旨や金融庁のガイドラインに反しています。


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 【とっぴんぱらり】     ― 資格商法にはハッキリとノー! ―


  突然、勤務先に電話がかかってきて「この講座を受ければ○○資格が取れ
 ますよ」とか「もうすぐ○○資格は国家資格になるので、今がチャンスです
 よ」と言って、資格講座の契約をせまる資格商法被害が後を絶ちません。

  ハッキリと断らないと、契約したことになって請求書が送られて来てしま
 います。さらには、何年も前に契約した人の勤務先に突然電話が入り、「あ
 なたは○○資格をまだ取っていませんね。試験に合格するまでは、会員なの
 で講座をうけてもらいます」と言って、講座の教材購入をせまる二次被害も
  多くなっているといいます。

  一度こうした契約をすると「カモリスト」といわれる顧客名簿に名前が載
 って業者間で利用されてしまいます。従って、毎年のように業者から電話が
 かかってきて、ついには根負けして契約してしまったなんてことが多々あり
 ます。

  ハッキリと「契約しません」と断りましょう。もしも契約書が送られて来
 てしまったら、クーリング・オフの手続を取りましょう。


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  【発  行  者】村山社会保険労務士事務所    村山 勝
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