仕事の課外授業-成果を上げるための能力 講義

仕事の課外授業-781「耳を傾ける」


カテゴリー: 2018年08月24日





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 ◇◆  仕事の課外授業(講義23) ◆◇ 
   
       道をひらく

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〔1〕(vol.781)「耳を傾ける」

〔2〕「ちとえ藤堂塾」のご案内

〔3〕 今週の「人生好転メールマガジン」
   

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〔1〕(vol.781)「耳を傾ける」

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♪♪ キ~ンコ~ンカ~ンコ~~~~ン ♪


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「耳を傾ける」

 
 よく聴こうと思えば、
 自然に身体が前に出る。耳を傾ける。

 耳を傾ければ、
 一言一句がシンシンと胸にしみわたって
 言外の言すらも、聞こえる思いがする。

 だから、人の言葉が、
 わが身の血となる。肉となる。

 血となり肉となって、
 心ゆたかに更に新しい知恵がわく。

 人の言に耳を傾けない態度は、みずから
 求めて心を貧困にするようなものである。

 どんな賢人でも、
 その人ひとりの知恵には限りがあって、

 だから自分の知恵才覚だけで事を運べば
 考えがかたくなになる。視野が狭くなる。

 世のなかのあわただしさに追われて、
 事を急ぐあまりに、

 ともすればひとりの知恵、ひとりの判断で
 事を処しがちなきょうこのごろである。

 しかしやはり、
 他人の言はよく聴きたい。

 どんな人の言葉も、どんな人の考えも、
 それが真剣であればあるほど、

 身をのり出すほどの思いで、
 よく聴きたい。

 一人よりも二人に、
 二人よりも三人に、

 できるだけ多くの人から、
 できるだけ多くの話を聴いて、

 そしてわが心を養い、
 わが知恵を誤りなくゆたかにしたい。


    (『続・道をひらく』松下幸之助)
     

======================================== 
 

「人の話の聞き方」には、

 その人と「人間関係」が出ます。

内容は聞こえなくても、

 話している「二人の態度」を見れば、

 「どういう関係か」がわかるだけでなく、

 「その話が通じているかどうかもわかる」

でしょう。

よく、二人の会話を見ていると、

 自分が話すために、
 相手の話が途切れるのを待っているだけで

 どちらもお互いの話を聞いていない

と言われることもありますが、

一般的には、

 「聞く」よりも、
 「話すこと」に力点が置かれている

ようです。

したがって、

 余程「聞くこと」を意識しないと、
 つい「しゃべってしまう」人が多い

でしょう。


また、家庭などでは、

 「聞いている」のではなく、
 「聞こえている」というケースが多い

ようです。

そういう意味では、

 「内容」ではなく
 「人間関係」で会話は決まっている

という感じもします。

よく、

 「人間関係」は「敬意」で成り立つ

と言われます。

すなわち、

 相手をバカにしていては成り立たない

のです。

これは、「会話」にも言えるでしょう。

すなわち、

 「敬意」がなければ、
 人の話は「ちゃんと聞けない」

ということです。

幸之助さんも仰っているように、

少なくとも、

 相手が「真剣である」ことには
 敬意を払う必要があるでしょう。

この「敬意」というものがないと、

 話の内容を、「判断」しながら、
 あるいは、「判定」しながら聞く

ようになります。

 「判断する」「判定する」というのは、
 「裁く」ということに繋がっています。

すなわち、

 「しょうもない話をするな!」とか
 「そんな話はどうでもいい!」と

 「裁きながら聞く」ことになるのです。


幸之助さんは、

 「いい話かどうか」
 
という聞き方はされませんでした。

「真剣に話してくれる」から、

 「真剣に聞こう」としたのです。

いや、幸之助さんが

 あまりにも真剣に聞いてくれるので、
 相手も真剣に話してしまう

のかもしれません。

決して、

 「良い意見だから聞く」

のではありません。

 一所懸命聞いていると、
 その中に「参考になる意見」がある

ということです。

人は、

 「ちゃんと聞いてくれる人」には、
 「ちゃん話そう」としますし、

 また、何かあれば話をしたくなる

ものです。

幸之助さんは、 

 「それが大事だ」と仰っています。

逆に、

 一所懸命話しているのに、
 「聞いてくれていないな」とわかると、

 人は、「話す気」がなくなります。

中には、

 大事なことでも「まあいいや」と
 なってしまうこともあるでしょう。

そう考えると、

 「いい意見かどうか?!」

という発想自体が問題です。

 「いい意見なら聞く」という態度では、

人の話は聞けないでしょう。


「話の内容」ではなく、

 「聞く側」の「態度の問題」です。

これが、

 「聞く」と「聴く」の違い

でもあるのでしょう。


また、幸之助さんの代名詞に、

 「衆知を集める」があります。

これは、幸之助さんの発明ではなく、

 「日本古来のやり方」です。

日本人は、もともと、

 智慧を出し合った民族のようです。


幸之助さんは、

 「人間、一人の知恵には限りがある」

と仰っていますが、

その問題のひとつに、

 「視野の狭さや偏り」

が挙げられます。

「視野」というときの範囲は、

 「大きさ」もありますが、
 「時間の長さ(長期か短期か)」

もあります。

また、

 「レベルの高さ」というものもあります。

大事なのは、

 その「視点」です。

「思考の三原則」は、

 目先に捉われないで、
 出来るだけ長い目で見ること。

 物事の一面に捉われないで、
 出来るだけ多面的に、
 出来れば全面的に見ること。

 何事によらず
 枝葉末節に捉われず、根本的に考える。

の三つですが、

 これを一人でやるのには限界があります。

 いろんな人がいて、
 それぞれが「違う視点」で考えてくれる

から、カバーし合えるのです。


但し、

 「聴くこと」と「判断すること」は別

です。

「衆知は集める」が、

 判断は「自分ひとりでする」

ということがあくまで原則でしょう。

そういう意味では、

 人の意見を聴いてしまうと
 「振り回される」

というのは、

 「考え方が浅い」というか、

 「自分の頭でしっかり考えられていない」

ということかもしれません。


「聴く」ための大原則は、

 「話さない」こと、
 「黙る」ことです。

すなわち、

 「全部を聴く」ことであり、

 「聴くことに徹する」ことです。

それも、

 「耳で聞く」のではなく、

 「心で聴く」ということ、

あるいは、

 「全身全霊で聴く」ということです。

たったこれだけのことが、

 何十年経っても、なかなかできません。

まずは、

 「身内の話を聴く」

ということから、やり直してみましょうか。



♪ キ~ンコ~ンカ~ンコ~~~~~ン ♪♪


 今回もお読みいただき、
 ありがとうございました。 


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〔2〕「ちとえ藤堂塾」のご案内

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次回の「ちとえ藤堂塾」は、

 
 (東京)9月 2日(日)13時~

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